2001 GONE WITH THE WIND
SCARLETT O'HARA
VIVIEN LEIGH
on Peachtree Street-The Drapery Dress


2001年秋、発売された『風と共に去りぬ』カーテンドレスのスカーレット・オハラです。
それを今までアップしなかった訳は「がっかりした」からです。

『風と共に去りぬ』は大好きな映画です。
2001年のバービー発売ラインナップの中にこのビビアン・リーがいるのを見てときめきました。
プレス写真では大人っぽい美しい写真が輝いていました。
迷った末、1996年版のスカーレットはバーベキュードレスだから、
今回はグリーンカーテンドレスのスカーレットを買おうと決めました。

発売延期の末に到着した時は嬉しかったのです…が、開けてびっくり。
な、なんて老けてるの〜!?
い、いや〜、ここまでリアルとは思わなかった、と私はたじろぎました。
たしかにヴィヴィアン・リーに似ているけれど、目のしたの皺、このやつれぶりまで再現しなくても…
かくて、このお人形はずっと箱入りのまま、時々取り出してはどうしよう、愛せないわ、と悩んでいたのです。

それを今回開けてみようと決めました。
2年も一緒に暮らしていますと、愛着が湧いてきたので、だして遊んであげたくなりました。
仕方ないわね〜、と開封してみると意外な事に…彼女は美しかったのです!

箱の背景にはアトランタの街並が描かれていました。

 

 


ドレスははっきり言ってペラペラのひどく安っぽいものでした。
ところが、ひとたび手にとってみると彼女そのものの魅力がどんどん発散されてくるのを感じました。


この目元の魅力!秀逸です。
失恋、あてつけ結婚、夫との死別、出産、母の死、そして南北戦争での敗北により
数々の辛酸をなめ、苦労してやつれはてたスカーレットが、
背水の陣の覚悟で、邸にあったカーテンを洗って仕立てたドレスをまとい、
落ちぶれてなんかいない、私はまだ美しくて魅力的!レット・バトラーを騙してお金を借りよう、とする情景、
それを演じたヴィヴィアン・リーは本当にこんな目をしていました。

色々な角度からこのお人形眺めている内に、私はすっかり気に入ってしまいました(^_^)

ただ…脱げないドレス、というのは辛かったです!やっぱり箱ごと飾っておけ、という意味?

このお人形を選んだのは、縦ロールな髪型も好きだから。
でも2年の歳月に押しつぶされていて、それも悲しい〜(涙)
ない、ない、スナップもマジックテープもついてないわ、着脱できないわっ。

 
でもめげない私は、まず縫い付けられていた帽子の糸をとりました。
もしや帽子に隠れている部分はハゲ!?(滝涙)という疑惑は消滅しまして、大きく安堵。
富士額形の植毛が美しいです。

ちなみに靴はこんな感じで、ちょっとクラシカルでいいです♪

ドレスから解放!ショック!ボディにすごい色移りがありました。これは辛い〜!

 
安価なドレスセットを着せてみました。やっぱり似合います。

 
さらに着せ替え。「ティファニーで朝食を」のドレスセットです。
私はこのセットが大好きで、何かと言うと気に入ったバービーに着せています。
このスカーレットにもとても似合いました。綺麗です。

 

好きだと思って迎えた彼女は、やはりとても素敵なお人形でした。
満足です。
今度はツイードのクラシックなスーツなど着せてみたいです。

(2003.12.3)