2004年7月、ジュンプランニング社から発売された新ドール、
クラスメイトシリーズ3体のうちの1体、リリアです。

 
お人形として可愛いのは一見して素直に認めるのですが、
「クラスメイト」というコンセプトとなんて似つかわしくないのでしょう。
そのことに驚きました。
リリース写真を見たときから思っていたことですが、実物をみて
「こんなクラスメイト、ほぼあり得ない…」と呟いたのは私だけではないはず。

 
妖精のようなクラスメイト…う〜ん。
そういう学校もありかもしれませんが。

 


プラチナシルバーの髪がとても可憐です。
メイクも薄くて上品。

 
この髪型とドレスで学校にくるのはどうかしらと思うなかれ、
その上、羽までついています。
カギホックとスナップできちんと装着できるようになっているのだ。
トランペットも持参。吹奏楽部ですかね。

足元も妖精っぽく、リボンを巻き付けて結ぶサンダルですよん。

 
大変失礼ながら、一番身長と体型が近い初代リカ(レプリカ)と比較。
ちなみにサテン風のショーツ、可愛いですね。
やはり、可動性重視のつくり。
女の子としては本当はもっとボディラインの美しさが望まれますが、
アクションを重視した場合、この形がせいいっぱいだったのでしょう。
私が、実物をみるまで購入を決意しなかったのは、実にこのボディライン、
特にリリース写真で見ると、どうにも女の子ドールたちのいかり肩が気になったからです。
実物をみると、同時発売のまりっぺという子は確かにその感覚を否めませんでした。
厚ぼったく着込んだ制服のせいもあるでしょう。
その点薄着のリリアはまだ許容範囲でした。
髪色と髪型、メイクも好みだったのです。


転入生のあまりの浮世離れぶりに困惑する委員長タケル、
なんて勝手にエピソードを考えてみたりします。
「ま、いいけどな。一応この学校は服装自由だからさあ」
「ええ、そう聞いているわ。だからこの学校に来たのよ、私」


「ほら、そんなに違和感ないじゃない」
そうでした、この学校には他にもそれなりに浮世離れした生徒達がいたのです。


お近づきの印にドレスの貸しっこ、なんてこともあるのでしょうか。
ボディ的には初代リカサイズドレスが一番です。
顔の大きさ、ボディのつくりがあまりに違うので、
あえてここにタイニーベッツィーは並べません。

 
プラチナの髪は、何色のドレスでもよく似合いますね。
クラスメイトドール達は、首から肩にかけてのラインが美しくないので、
詰まった襟がいいかなと思ったのですが、そうすると首が短く、
肩がいかって感じられるようです。


何のかんの言いながらも、これからリリアと遊んで行くのが楽しみです。

(2004.8.10)