2001.12.31(月)
 主婦にとって、年末年始は面倒なことが多くまったりできない。子供達に多少なりとも季節感を味わって欲しくて少しだけがんばってみる。
 紅白を観ながら年越し蕎麦を食べる。もうすぐ新しい年になる。毅然と、育児できる肝っ玉かあさんになれますように、と祈りたい。神戸がふとなつかしくなる。新年になった瞬間、海上の船がいっせいにボーッと汽笛を鳴らす大晦日の夜。
東京の住宅街の大晦日はしんしんと静かなものだ。

2001.12.30(日)
 義父母をお見送りして、何の予定もない一日をのんびりきままに楽しむ。今年を振り返って一字で例えるなら「悩」って感じだったけれど、悩みもとことん追求すればもう十分かなと納得しはじめている。私にもスランプはあったということかな。
 育児だけの自分が嫌だと思っていた。逃げ出したい、というほどではないけれど休みがほしいと思っていた。でも逆にもっと専念するために、お人形遊びとかパソコン遊びとか控えて子供に語りかけ、見守るようにした方がいいのかと覚悟しつつある。全部を全くやめてしまうことはできないけれど、病気もせず機嫌も良い息子に手をかけないでいたことの罪滅ぼしをしたい気がするのだ。
辛くなり過ぎない程度にほどほどに。弱い私は適度に、心の中にたまるものを弱音として吐き出しながら、きっと不器用に努力だけ重ねていく。これでいいのだ、と納得できるようになれれば、それはきっと最高にハッピーなことなんだろうなあ。

2001.12.29(土)
 オットの両親をお迎えして和やかにすごす。おじいちゃん、おばあちゃんは子守り上手で、子供達がとても喜ぶ。やはりこういう光景はいいなあと思える。息子のこと、家族会議する。おじいちゃん、おばあちゃんは息子にはどこもおかしい点はないと言い張る。お友達のぽっぽさまもとても素敵な言葉を教えてくださった。私も落ち込まずにできることを精一杯してあげよう。息子の成長を気長に見守り、手助けをする。親と言うのはなってみると、案外気短かなもので、つい子供にさらなる成長を期待してしまうようだ。マイペースマイペースと念仏のように唱えつつ、息子を観ていくことになりそうだ。
 義父母がもってきてくれた3尾の鯛、激ウマ。料理する時はヨメとしてちょっと緊張するが、大勢で囲む食卓は楽しい。うちの子供達はどちらもオットにクリソツなので、義父母的には相当可愛いらしく、ありがたいことである。
 そのさなか、密かに届いたバービーをこっそり部屋に隠した私であった。夜中に取り出してニヤニヤする。不気味か。

2001.12.28(金)
 息子の育児相談のために再び福祉センターへいく。30ヶ月で14ヶ月程度の言葉の発達、自閉症傾向も若干あるかもしれない、でもそれは多かれ少なかれ誰にでもあること、今は断言できないと言われた。結構きびしいことを言われると友達にきいて覚悟していたので、こんなものかと思うが、今後の息子の育児環境としてはもっと人と接する所、育児サークルに通うとか、幼稚園のプレスクールにいれる、保育所に入れる、など色々考えた方が良いそうだ。悩む。オットはほとんど気にしていないけれど、私としてはあれが悪かったか、これが悪かったかと、自然に自責の念が沸き起こってくる。
生まれつき、文句が多くてぐずりやの長女にくらべて、息子はおおむねおおらかに安定した気質、ひとり遊びが上手でころころと良く笑い、甘えん坊だけれど愛嬌のある、病気をほとんどしない子で、強いてたくさん話しかけることをしなかったかもしれない。それが一番つらい。
 気をとりなおして、今年のクリスマスに頂いたお人形のひとつ、バービーのハリウッドムービーコレクションシリーズをアップ。今年最後の更新だね。

2001.12.27(木)
 年末の銀行や郵便局は大変な混雑ぶりだった。郵便局の片隅、といっても人でごった返している中のちょうど死角のようになっている部分に、ベビーカーがあった。中にはピンクのカバーオールにくるまれた生後4ヶ月くらいの赤ちゃんが、ざわめきを気にせず、すやすやと眠っている。明らかに置きっぱなしにされているその子から私はずっと目が離せなかった。しばらくたって、私の順番がきた頃に思いあまって郵便局の人に言おうかと決意しかけた瞬間、3才くらいの女の子を抱いた疲れ切った顔のお母さんがそのベビーカーをとりにきた。小さな郵便局内で万が一のこともあるまいとタカをくくっていたのかと思うけれど、ちょっと腹がたった。子供から目を離さないことこそ最大の愛情であり、親の義務だと思う。家の中にいてさえ事故はおこるのにね。
子連れの外出はやった人でなくては判らない大変さがある。一人だけの時はまだ楽勝だったけれど、年の近い子を二人持つと、外出能力は激減した。やむを得ない外出以外はさけるようになった。オットが協力的なのでそれで何とかすんでいる。
今年も、たくさんの罪のない可哀想な子らのニュースを見聞きした。本気で泣けて仕方なかった。時々、自分は世界にとってなんて役立たずな人間なんだろうと悩む。世の中には確かに、尊い仕事をしている人がいる。今さら悔やんでも仕方ないけれど、願わくばこれから機会があれば、人の為に働ける人間になっていきたいものだ。見返りを期待しない潔い生き方に憧れる。

2001.12.26(水)
 福岡の友達に電話する。娘もお友達の声が聴けてうれしがる。福岡では幼い娘の友達達が、「明日は帰ってくる?」と担任の先生やお母さんにきくほど、娘のことを覚えていてくれて待っていてくれているという。切なくなる。娘の交友関係を通して、私はかなり福岡に親しんでいたんだと実感するし。やっぱりまだホームシックかも。
東京でキャリアウーマンしている友達とは微妙に生活時間帯があわず、価値観もズレていくのは仕方ないこと。私は子供と人形中心の生活…って、そりゃあ理解されにくいよねえ。でもこれからはここがホームなんだと思いさだめて生活していかなくちゃ。育児と人形遊びを楽しんで、ゆっくりやっていこうっと。

2001.12.25(火)
 互換性がある、という考えに私はどうも弱いようだ。ブライスのウィッグがSDと共有できると知って、前から欲しかったSDをお迎えする気になったように、ジェニーとフランシーが同じ服を着られるとか、ブライスとリカちゃんは服を共有できるとか、そういうつながりに私はとても弱い。逆に言うと互換性のないモノには手をだす勇気を持たない、という事にもなる。世に魅力的なお人形はたくさんあるけれど、泥沼にはまりこむにも程がある訳だし、私にとって互換性というのは最低限のボーダーラインになっているらしい。その効力がずっと続くように自分に祈ってるわけだけど。
 来年は地道にお針子修行したいなあ、と言うのが一番の願いだったりする。
 息子を未就園児クラスに放り込む、というたくらみを持っていたら、その園では子供を預けている二時間の間、お母さん同士で仲良くお茶をして過ごす、ときいた。無理につきあわなくていいんだろうけれど、ひとりだけいつもバックれていたら明らかに浮くし、なんらかの子供の情報をゲットしそこねる恐れがある。色々リサーチして、自分の時間を確保するのは結局どうやっても難しいような気がしてきた。むしろ息子にも習い事をさせるようになる分ますます忙しくなるみたい。サンタさんにお願いできるなら、時間が一番ほしかったかもね。
 今日のショックはジャック・マイヨール氏が自殺したとの小さなニュース。私は正直海は苦手なのだが(過去に溺れて経験あり)、色々縁あってマイヨール氏のビデオなど見て知っていたし、彼の生命力、海、というか地球への愛に感動したりしていたのだ。なぜ、彼が死を選んでしまったのか知りたいと思う。

2001.12.24(月)
 昔からクリスマスはいつも家族で祝ってきた。結婚してから7年は不妊に悩みながらも毎日がクリスマスのような生活をしていたと思う。4年前から念願のちびすけが家族に加わり、子供の為にクリスマスを演出する側に回って、また今までと違う楽しさを味わえるようになった。
 親戚から届いたプレゼントの数々も含めてどっさりプレゼントを用意。部屋の飾りはとうに万全。ランチは外で軽く食べてケーキを受け取る。夜はホームパーティーって感じ。プレゼントを子供達があける瞬間を、オットがビデオで撮ったりする。娘的にはアメリカのリアルな動物のフィギュアがツボであり、車好きの息子はミニカー20台のセットに目の色を変えた。あとは三輪車とか洋服とか、ゲームなどなどいっぱいで、子供より親の方が喜んでいたりする。
 私へのプレゼントはまだ決めていない。一番最近発売のブライス、黒髪の子が前髪付きで付属のサングラスもいいし、と思っていたが、実物をみたらそう可愛いと思えなかった。メイクがつまらない気が…。やはりお人形は実物を見てからでないとお迎えするべきではないとつくづく思う。『厳選』という目標の為にも実物をしっかりチェックするべし。
 ちなみにおもちゃ売り場でおせっかいをしてしまうことがよくある私。親子でリカちゃんと着せ替え服を選んでいる人たちでよく、一生懸命ジェニーの服を物色していたりするのである。それでつい、ジェニーとリカには5cmの身長差がありリカにその服はマッチしないと横から言ってしまうの。イケナイコトカイ?いつも「わあ、気付かなかった。ありがとうございます」とは言われるけどネ。

2001.12.23(日)
 一応、大掃除らしきことをしてみる。重い腰をあげるのが一苦労だったが、多少なりとも綺麗になると気持ちもさっぱり。オットがクリスマスプレゼントに人形をかってくれるというので、嬉しくて気が動転してしまった。
 そういえば、リカちゃんのドールブック宸Xがとっくにでていたのよね。数日前に急に思い出し、今日、やっと手に入れた。リカちゃんのお友達までたくさんモデルとして使われていて楽しい制服特集。でもせっかくボディ共用だからブライスにも似合いそうなちょっとレトロなデザインのドレスの特集もして欲しいものだ。いっそブライスのドールブックとか出してくれないかなあ。

2001.12.22(土)
 朝から電子レンジの天板を落として割ってしまい、ブル〜。取り寄せに5日かかる。ため息をつきつつ、1年に一度の健康診断を受けに原宿へ行く。内科検診から心電図、血液検査、尿検査、バリウム飲んで胃のレントゲン、心臓のレントゲン、それから恐怖の婦人科検診。非常に綺麗で立派な病院で、ドラマの『ハンドク!!』に出てきた舞台みたいだった。院長先生が医療は企業ではなくサービスです、といっているのも似ていた。もしかしてモデルか??
 思いのほか早く終了したあとは、夕べから絶食していて水分をとっていなかったので、ふらふらしながら、家族の待つ新宿のデパートへ。今日は北風が冷たーいと思い、タートルネックのセーターに革のコートをきていったのだが、デパートの中は暖房が聞いていて空気が悪く、体調がベストではなかったので本当に気分が悪くなった。でもしっかり人形はチェック。ナイスジェニーコレクションなどのジェニーものリカものより、バービーが充実しているところで、やっと生でサマンサ・バービーや、ほんとはとっても欲しかった人魚なバービーを見た。とても綺麗だったなあ。まあ買えたとしても箱だしする勇気がなかったと思うけれど。
 子供のお稽古ごとにつきそい、ぐったりして帰宅したところで、今日のハッピーが。
UKチャンネルのゆきんこさまのクリスマスプレゼントが届いたのだ!ほくほくして、人形棚の前でしばし、誰に着てもらうか考え込む。こういう一時で心って潤うのね。

2001.12.21(金)
 寒いし天気悪いしで編み物をして過ごす。明日は健康診断にいく予定なので、一応コーヒーの量を控えめになんかしてみた。が家計簿をつけて、さーっと血の気がひき、これが一番健康によくなかった気がする。来年の目標はめざせ、やりくり上手な妻!ってところか。随分、これでもお人形をお迎えする時に厳選するようにはなったんだけど、この間の妊婦リカちゃんみたいにはずみで、というのもあるからなあ。今後は気をつけて本当の恋におちた運命のお人形だけをお迎えするようにしたい、と思うわけだ。ま、思うだけかな。

2001.12.20(木)
 朝一番にメールを開いてびっくり。「UKチャンネル」のゆきんこさまのクリスマスプレゼントに当選したという嬉しいお知らせ!なにしろ起きてすぐだったのでねぼけているのではないかと驚いてしまって、そのあとやったーと踊りまくった。ありがたや、ありがたやとありもしない神棚に祈る。
 娘が終業式を迎えた。早起きしてお弁当を作らなくてもいいのが嬉しいような、一日中家でブーたれられているのが辛いような心境。でもオットが多めに冬休みをとってくれるというので、他力本願に子守りもなんとかなるだろうと思うことにする。
 この秋はなんとなく結構まじめに色々なドラマを見たのだけれど、最終回でがっくし、という話が多いような気がする。結末でスッキリできないというのは視聴者にとって大いなる不幸なのではないかと思うのだけど。釈然としない終わりかたというのは嫌なのよね。子供の頃のアニメでいうと、バビル2世とか、デビルマンとかキューティーハニーとかか。あ、キャンディキャンディも納得できなかった気がする〜!ストレス解消にテレビをみているので、そこでストレスがたまると気持ちの行き場がないじゃん。
 昨年編みかけていたセーターをほどいた毛糸をお湯で洗い、延ばして、玉に巻く。子供のセーターに生まれ変わる予定。

2001.12.19(水)
 幼稚園の保育が午前で済んだ後のバレエ教室はだるい。まったりとした(そういえば、紅白では北島三郎におじゃるまるの歌を歌って欲しい!)昼寝時に出かけるのは母子共におっくうなの。でも娘はバレエがすきらしく、行くといきいきとしているからいいのだが、今日は事前にバレエの後は病院で予防注射をすると言ってあったので、恐くて悲しくてときどき思い出しては泣きべそをかいていて、可哀想だった。息子に三種混合の追加接種、娘に日本脳炎の追加接種をする。オットがバレエ教室の帰りに迎えにきてくれて一緒に病院に行ってくれたので、泣いて暴れる子供達を押さえる労働力が半減して助かった。そのあと、美味しいパスタを食べて帰宅するとジェニーズクラブからなにやら葉書が届いている。
ナニナニ、S会員リナのボディをつけ間違えていたとな?ついてはブリジットボディに交換してくれると!?おお、うれし。しかし、やっぱりねえとしみじみ。リナ様がノーマルボディだと魅力半減なのよ。そのおかげで、なかなかこのサイトにもアップする気がしなかったのだ。交換は来年2月になるというのでまた気が長い話だが、リナ様には美しくなって頂きたいので、即行、交換へと送り返すことにしよう。

2001.12.18(火)
 一昨日、息子が飲み込んだ例のブツが下からでてきました…。ホッとはしたものの、自責の念にかられるし、情けないし、こいつって本気でバカ!とか思って、複雑な心境でモノを眺めた私。。。
 まあ、美しくないお話はおいておいて、ジェニーズクラブにナイスジェニーの特別限定生産ナオミが届かない〜!と電話した直後に、ナオミが届いた。かなりの美人さんで惚れ惚れする。キャッスルからの後日サービスのカタログもゆっくり検討。もうオークションにでているお人形もたくさんあるので、参考にしているとなかなか楽しい。しかし、この楽しみもほんの小1時間だった。娘の帰宅後、お腹がすいたのトイレだの眠くなっただのお風呂だのと、まさに時間に追われる忙しさ。ちょっと縫い物したいなあ、なんて無理っぽい毎日なのだが、なんとか時間をひねりだそうと苦しんでいる。

2001.12.17(月)
 娘は発熱もなく、涙目もとまったのでとりあえず幼稚園にいかせる。幼稚園でたちの悪い風邪が大流行中で、近所の学校はインフルエンザでもう学級閉鎖のところもでたというから、軽い風邪ですんでいるだけありがたいかも、と思っていたら、私にもきた。鼻と喉、直撃という感じで、ティッシュが手放せない。それでも息子を公園には連れていく。彼はあまり公園での遊び方を知らない。福岡時代、公園が遠かったのでろくに連れていかなかったのがまずかった。車がすきで、車をズラッと並べて遊ぶので家の中から公園に移っただけという感じ。まあ、それも個性だけどさ〜、見守る母は寒いのよ。もっと活動的に動こうよ、と誘っても無視される。
 ネットでオーダーしたバービーのガシャポンがセットで届いた!可愛いし、一気にコンプリートできて幸せ。しかし、我が家の息子がもっとお利口にならない限り、うっかりお人形の靴もだしていられない。バービーの靴はリカちゃんのより小さくて苦くもないんだもの〜。

2001.12.16(日)
 ついに娘が風邪をひく。鼻をグシグシ、涙ポロポロ、見るも哀れな風情である。息子にまで感染らないよう、こちらは必死。明日は幼稚園を休ませて、子らを連れて小児科か〜(ため息)大仕事よの。
 急にむらむらとまたブライスが可愛くなり、お洋服を作りたくて仕方なくなった。布地をひろげてみているだけで、その上に子供が倒れこんできて「見て!」とアピールするので、やはりお裁縫はあきらめてしおしおと子育て。でも我慢できなくて、久しぶりにSDアンジュの写真をとっちゃった。ウィッグをいろいろ付け替えてみた。背中や腕に子供らをぶら下げながらの必死の撮影、もともと腕がへっぽこなので、いい写真なんか撮れようはずもない。とりあえず「アンジュのヘアサロン」をオープンしてみた。
 夕方、私を大パニックに陥れる事件ぼっ発。2才の息子が小さなおもちゃのイヤリングを飲み込んだのである。激しくむせ混んだ後、泣き出して、そこで二つあったものが一つしかないことに気付き、真っ青になった。娘のおもちゃで、娘がそれで遊ぶ時は息子がのみこまないように、といつも気をつけていたのだが、今日は本当にうっかりした。取り返しのつかないことになるかと、恐慌状態になりかけたが、すんなり食道をおりていったもよう。小児科医に電話すると、今大丈夫ならもう安心という。1、2日、ウンチを監視することになった。母親になって4年半、たえず子供の誤飲を心配し気をつけてきた。娘がお利口で用心深かった分、息子はどうもおバカさんである。飲み込む現場をみた分けではないのでまだはっきり判らないが、イヤリングが消えたのは事実だ。息子は今、ケロリンパとしているが、私はつくづく育児に疲れた思いである!

2001.12.15(土)
 オットが仕事の週末は私にも休みがない。子供と3人きりの張りつめたような、だらけたような時間。平和といえば平和だけど、新鮮味がないのよね。最近ろくに人形遊びをしていないので、いい加減ストレスもたまってきている。育児を楽しむ、とひとくちにいうのは簡単なんだけど、私の趣味と育児って両立しないのよね〜。おとなしく年賀状でも書くことにする。
 我が家が借りている駐車場に見知らぬ車がとめられていた。昔、横浜に住んでいた時にも同じ経験をしたことがあり、その時は弱気にもすごすごとこちらが路上にとめることになったのだが、あとでそういう時は即、警察に通報してくれと管理会社にいわれたことがあったので、今回は容赦なく通報する。迷惑な人間にめぐりあう不運を嘆く。

2001.12.14(金)
 娘の幼稚園は薄着主義らしく、真冬で雨雪がふっていたとしてもショートパンツときめられている。上も重ね着厳禁なので、せめてもの母の愛でハイソックスをはかせているのだが、本当はそれもだめらしい。薄着で体を鍛えるという目標は判らない訳ではないのだが、その割には幼稚園で風邪が大流行中なのはな〜ぜ?とは思う。あんまりみんな鍛えられてないかもね。
 私は今年はけっこう物欲を鍛えた!と思っているのだが、自己満足かしらん。
 最近寒くて、ろくに公園にでかけないストレスからか、ここのところ、息子の暴れぶりはめざましい。一昨日、昨日、と見事に一徹ばりのちゃぶ台返しをされて滂沱の涙。

2001.12.13(木)
 昨日、最終回だったドラマの結末に納得がいかず、もやもやと嫌な気持ちである。私は単純にハッピーエンドが好きだ。現実世界に悲劇は十分はびこっているのだから、作りごとの世界でくらい単純に幸福な結末で、ああ、よかったねとカタルシスを感じたい。ずっと面白く見てきたドラマだけになんか悔しい。続編をつくってもらわないと気がすまない感じだ。
 年賀状を書く今になって、ちょっとごぶさた気味の友人達に連絡をとったりしている。皆が、今年は1年が早かったというが、私にとってもそうだった。いいことも辛いこともあったけれど、今年を締めくくるならいいことばかりを思い出して、来年への励みにしたいなり〜。

2001.12.12(水)
 2才半になる息子の育児相談の為に福祉センターに行く。言葉の発達、食事の発達など気になるので専門科の意見を聞きたかった。息子も全く言葉がでないというわけではなく、しかし2語文には程遠く、これからじっくりトレーニングしていくことになりそうだ。栄養指導の栄養士さんがおもしろすぎた。最初のカウンセリングの先生が「じゃ、栄養士のおにいさん…というかおねえさんというか…のお話がありますから」なんていうので??と思いつついくと、おねえ言葉の若いお兄さんがくねくねとしなやかに、なめらかな口上で相談にのってくれたのである。その方に息子の食べ方飲み方は上手なのでゆっくりと、普通食をすすめていきましょうといわれたのだが、とにかく言葉遣いやしぐさに見とれてしまった。タレント栄養士になれるのではないだろうか。
 帰宅後、ふたたび警察の聞き込みの刑事さん二人がいらっしゃる。私達はまったく事件に無関係だと分かっているけれど一応形式的なものなので、ということでオットは身長、足のサイズ、血液型をを聞かれ、指紋もとられてしまった。事件から1年が経とうとしており、警察の方の必死な思いが伝わってくるし、こちらとしても早く犯人が捕まれば、と願っている。私の友人は、A新聞の記者から「警察が聞き込みにきたか、ちゃんと捜査しているように見えますか」と取材をうけたそうだ。小さな女の子を狙う高校生痴漢がでるというし、友人は泥棒にはいられたというし、防犯に気をとめて年末を迎えるしかない、と追い詰められた気分になった…!

2001.12.11(火)
 今日もまた北風がなかなか強力に吹いて寒い。どうしても公園で鼻水をたらしながら子供を遊ばせる気になれず、娘の幼稚園の送迎以外は外出せず、ゆっくりと編み物と読書をして過ごす。先日のGONE PLATINUM嬢のドレスの改造でもしようかなあと眺めつつ、手はつけず。まだ開けていないバービーの箱、こうなると箱だしがためらわれる。箱に、「このドレスは着せ替えができません」と表記しておくべきではないだろうか?それともそれでは売れないと思っているのかしらん。少なくとも着脱できないドレスの人形は買わないなあ、とまだ今日もこだわり続けているわたしだった。

2001.12.10(月)
 かなり寒いので息子と公園に行くのは止めにする。晴天の日に家の中にいるのは子供に申し訳ないような気持ちになるのだが、あとで天気予報を見たら真冬なみの寒さだったというので、よかった、となぜか許された気持ちになる。
 昨年、家の近所であった殺人事件について、警察の人が聞き込みに来る。でもうちにではない。最近突然引っ越した、隣の人の引っ越し先を知らないか、というのだった。一人は眼光鋭く攻撃口調、もう一人はやさしく穏やかなものごし、と絵に書いたような刑事さんの二人組。コロンボみたいなコートをよれっと着こなしている。ドラマで描写されてることって嘘じゃなかったんだ、と変な所に感心。

2001.12.9(日)
 よっこらせ、と軽く更新。バービーに最近お気に入りのGONE PLATINUMをアップしてみた。しかし、写真を撮るのがへたっぴいで、彼女のブラックの美しさが全然でていない。ジリジリと焦りがつのる。が、どうせ私なんてこんなものよ、と途中で気持ちよく妥協してしまいました。中学時代の私の担任教師は努力と根性という言葉が何より好きで、私とはたいそう反りがあわなかったっけ、なんてふと思い出したね。
 毎日子供の幼稚園にあわせて早寝早起きなので、日曜日らしく寝坊に昼寝など存分に楽しみつつ、頭の中はバービーのことでいっぱい。最近、私らしくもなくコレクタブルボックスをいくつか集めてしまっているのだが、今日、GONE PLATINUMを箱だししてみて、着せ替え遊びという目的ではつくられていないことを実感し、悶々と考え込んでしまったのだ。やはり箱に封じ込めたまま眺めて楽しむのがお人形の幸せなのかしらねー。

2001.12.8(土)
 ひさしぶりにこのサイトの更新をしようか、とデジカメの電池を充電したものの、娘の幼稚園の送迎や昼食の支度と後かたずけ、バレエ教室の付き添いなどなどをしていると日が暮れてしまった。諦めてオットとビデオを観る。それほど期待しないで観たらちょっといい話という感じで、ほわほわほわ〜っと感動した。「リトルダンサー」という映画である。イギリスの片田舎の小さくて貧しい家、父も兄も炭鉱夫で自分も将来はそうなるであろうと思っている少年がふとしたきっかけで、バレエにのめりこんでいくのだけれど、お父さんやお兄さんなどが頭から否定して、でも…というお話。誰もが精一杯に生きていて誠意を尽くしていて、なんだか私には気高く見えた。何より心からバレエに心酔している少年のダンスシーンが素晴らしい。生きる勇気、夢見る勇気を与えられた感じで、いいもの観たな〜と得をした気持ちになれた。
 明日はオットに子供らを任せてちょっと更新をがんばろうかな。やりたいこと、やるべきことをひとつづつこなしていけば、いつか私も夢の頂上に到達できるのかも知れない。

2001.12.7(金)
 1週間以上、母と音信不通で困っていた。一昨年、母に新しい電話機を贈ったのだが機能をつかいこなすどころか弄ばれて、知らない間にマナーモードになってしまい、呼び出し音が聞こえなくなることがあるらしい。仕方がないので昨日、手紙を速達で送ったら、今日「ごめん、ごめん」とやっと電話がかかってきてホッとした。親を遠くで一人暮らしさせていると本当に気が揉める。
 娘はやっと幼稚園のトイレにいけるようになったらしく、帰ってくるなり誇らしく報告してくれた。これも成長のひとつだなあ。
 それにしても今日の風は冷たかった。息子と公園に行って、数人のお友達と寄り添うようにして遊んだけれど、あまりの寒さに全員鼻水がでてきたので、そそくさと帰宅。冬は遊びに行きにくくて困るにゃ〜。
 新宮さまのお名前発表。敬宮愛子さま。いいお名前だと思う。私も娘に「愛」の字を使っているのでちょっと嬉しかったりして。ところで、不妊症の友人が毎日の新宮さま報道を聞くのも辛いと言う。しかし雅子さまだって不妊を乗り越えてやっと喜びの日を迎えられたのだから、素直に祝福するのが幸福にあやかる術というものではないか。ちなみに子供の顔の年賀状には傷付くそうである。「だからなんなのよ!」と正月から怒鳴りたくなるそうな。すさんでるね〜と感心してしまった。相手が無神経なのだと言うが、人の幸福を喜んであげられないのも人間として悲しい形じゃないかい?ちなみに我が家は家族写真を年賀状に採用。きっと「オバサンぽくなったね」なんてあちこちのご家庭で言われるなりね。

2001.12.6(木)
 娘の幼稚園の送迎バスが早めにくるのが結構悩みの種だったりする。一応、決まった時間の5分前には必ず到着するようにしているのだが、バスの方が先にきてて焦りまくる。行きなら置いていかれる、帰りなら連れて行かれる、そんな恐怖にかられるの。バスの中で思いつめた顔をしてジッと座って待っている娘の顔をみていじらしかった。しかし、娘の園生活はなかなか順調なようである。男の子に人気があり、本人はうっとうしがっているようだ、と先生に言われた。バレエ教室は女の子ばかりだが、お姉ちゃんから年下の子にまでちゃっかり可愛がってもらっている。ベコちゃんのような顔が、なんとなく気を惹くのだろうか。ま、なんでもいいから、上手に人とつきあっていける人になってくれることを祈る。
 明日は雅子さまの赤ちゃんの命名の儀なんだっけ?どんなお名前なのかとても楽しみだ。それにあやかった名前が来年の名付けナンバー1になるのかな。
 映画に行けなくて残念に思いつつ、ハリポタを1巻から読み返す。ウェブサイトで組み分けしたら、ハリーと同じグリフィンドールになって嬉しい。読書中は誰もがきっとみんなハリーな気分なんだろう。マルフォイの気持ちになっている人とかもいるかな?昔、私の小学校時代は「キャンディ・キャンディ」が大ブームだったのだが、誰もが認めるクラスの女子のいじめっこが、キャンディになりきった発言をしていたのに対し思わず「でも、○○はどうみたってやってることも言い方もイライザじゃん」と言ってしまったことがある。すると驚いたことにその子がポロポロ泣き出したので、非常に当惑してしまった。彼女は本当に言動にとげがあり、いつも誰かを傷つけていないと気がすまない、といった子だった、間違いなく。でも気分はキャンディだったのよね〜。逆に私はイライザのつもりになって本を読み返してみた。するとキャンディというのはとても癪にさわる女の子だと感じて、驚いたものだった。
ハリポタもスネイプ先生やマルフォイになったつもりで読むと、また違う味わいかも。

2001.12.5(水)
 もうあまり人形を買わないとかいいつつ、あっちでポロッ、こっちでポロッと申し込んでいたら一気に請求がきて真っ青である。オットになんといって切り出そうかと悩む。ボーナスが入って気分が盛り上がった時に告白してなんとかしてもらおうか。娘の幼稚園のお友達のお母さんは9時から1時までのお仕事をしているとかで、ちょうど幼稚園の送り迎えに差し障りがなく羨ましい。私もそういう風にちょっと外に出て気分転換シーの、ヘソクリも貯まりーの、という具合にしてみたい。一挙両得の甘い生活を夢見つつ、子供のことで手一杯の日々である。
 あ、サッチーがついに逮捕されてるし。

2001.12.4(火)
 朝から雨が降る。しかし、幼稚園の送迎バスは家から2分のところにきてくれるので、福岡のときよりもラクなくらいだ。娘の幼稚園には温水プールがついていて、今日が初めてのブールの授業だったらしいが、シクシク泣きましたけれど、そのうち慣れると思います、という先生からのお手紙をもって帰ってきた。手に取るように想像できてちょっと笑ってしまった。娘は東京に引っ越してきて以来、毎日暇を持て余していたので幼稚園全体は楽しんでいるみたい。息子の事で区の福祉センター育児指導課に電話してカウンセリングや栄養指導を申し込む。ほっておいても大丈夫とはよく言われるが、やはり母として必死な気持ちになってしまうのだ。
 妊婦リカちゃんの赤ちゃんがコウノトリさんに運ばれてきた。我が家のこの子は「ゆめみ」ちゃん。なんとなく、のネーミングだ。

2001.12.3(月)
 娘が幼稚園にいきだすと、私も否応なく社会の一部に組み込まれる気がする。でもそれでちょっとホッとしている。娘はフルに新しい幼稚園にいくのは初めてだったが、泣かなかったらしく頼もしい。娘がいない間、下の息子とゆっくりコミュニケーションをとるようにする。2才5ヶ月だというのに、ほとんど言葉を喋らず、物事に対する興味が片寄っていて、未だにバイバイもしようとしないので、周囲には大丈夫だと言われるものの、私はかなり気にしているのである。あやせば良く笑うし、甘え方も上手だし、車を丁寧に集めて並べたり、形合わせのおもちゃを上手にしたり、と決して知的障害はないとは思うものの、公園で息子より月齢が下の子がきちんと言葉で人とコミュニケーションをとっているのをみると、なんとなく不安になる。母の悩みは尽きない。去年1年、人形に夢中すぎて息子への接し方が手抜きだったのではないかと、なんだか心が疼くのだ〜。それで最近、お人形熱も控えぎみになっている…。

2001.12.2(日)
 やっとクリスマスツリーを飾り付け、玄関にはリースもとりつけた。今年は暖かい冬なのかな〜、今日も暖かい日和。気分的に秋は鬱々とすごしたけれど、やっと吹っ切れてきた気がする。しかし、11月だけで私は4キロ痩せた。まあ、結婚当初からいえば10キロも太っていてまだあと6キロと言う感じなので、オットは心配するより喜んでしまっていてトホホだ。悩んで激太りするより、いいか。気分よく、またまた家族で商店街をお散歩する。女優の秋野揚子さんを見かけた。とても綺麗だった。週末ごとにのんびり商店街をぶらつく今の私達夫婦。かつてはオシャレに決めてドライブなんかしてたけど、こういう日々もいいな。ランチに美味しいパスタをたべる。子供達も凄く食べた。息子は小食だと悩んでいたのだが、食べる食べる。つまり美味しければ食べる、いつもはママの御飯がおいしくないってこと〜!?と泣けた。帰宅後、焼き芋を食べる。バターをたっぷりのせて食べると、本気で美味しい!元気を取り戻したらあっという間に5キロくらい太りそうだ…気をつけよう。

2001.12.1(土)
 娘が新しい幼稚園に初登園。私がドキドキして早朝目をさます。送迎バスにのせて見送った後も、泣いて帰ってくるのではないかと不安でいっぱいだったが、娘はしっかりとした顔つきで帰ってきた。彼女もいつのまにか逞しく成長していたのだ。広くて明るい幼稚園の雰囲気も、小さくて可愛らしいバスも、みんないい影響を与えてくれたのだろう。バレエ教室もがんばったし、今日は娘を見守る私達にとっても喜ばしい日だった。そのうえ、ロイヤルベビーも誕生!妊婦リカちゃんのごとくに女の赤ちゃんなんだ〜。私としては将来、女性天皇の誕生を見たいと思う。日本の歴史上、全然おかしくないと思うし。
 タカラさんが、ブライスにも本気で力をいれることにしたみたいで新作情報に心が揺れる。でもとりあえずお人形は1体でいいかな、と思っていて(何しろ他にありすぎるし、オットには嫌われてるし)、でもカツラにつられて思わずドレスセットはインターヴォーグで予約してしまいました。本当は現物を見てからと思ったけど、後で血眼で探すのも嫌だし〜。まあ、賭けかな。ブライス用のヅラということで、期待大。でも、来年の2月までのお楽しみ。どうか、クオリティの高いものでありますように!