2002年3月31日(日)
 母が帰ってしまった後、二人の子供と身を寄せあうようにして過ごす。おばあちゃんっ子だった娘が寂しさを感じる間がないように遊びたおした。家の中でサッカーをしたり、シャボン玉(割れにくい、触ることができるものがあるんだよね)をしたり、絵を描いたり、工作したり、絵本を7冊くらい読んだり…。子供と遊ぶのは結構ハードなのだ。オットも仕事だったのでなおさらがんばらなくてはならなかったが、帰宅したオットは私が自動車学校を卒業したお祝にと赤飯とワインを買ってきてくれた。両方、好き。
本当はお人形を買ってくれてもいいんだけどねえと心の中でつぶやく私。

2002年3月30日(土)
 桜吹雪って本当にあるんだな。昨日の雨で散り残った花びらが、風に巻かれて舞い散るなか、自動車学校を卒業した。2度目の挑戦で実技検定に合格したの。感無量。あとはお勉強して筆記試験をパスすれば、晴れて憧れの免許取得ざます。
じわじわ通って3ヶ月弱。まあまあのペースだったかな。息子が自閉症かもしれないと胸をいためていた頃に入学して、気分の重いスタートだった。でも先生方にとにかく親切にしてもらえて、嬉しかったから続いたんだよね。ちょっと恐い先生もいたけど、意地悪ってほどじゃなかったし…。運転の才能はないと思うけど慣れて行くことはできると思う。これにて一件落着って感じで、すがすがしく桜の花びらまじりの風に吹かれながら帰宅。
私の母の使命も終わったと言うことで明日神戸に帰ってしまう。私も一緒に帰りたい。私は順応性が結構ある方だったから、オットの転勤でどこへ越してもその街を好きになってきた。でもやっぱり神戸は私の原点。空気を思い出すだけで懐かしさを通り越して憧れさえ感じてしまう。たぶんこれからずっと東京でくらすことになるんだけど、いつか、いつか神戸に1、2年でいいから住みなおしたい。子供の転校のこととか悩まなくていいくらいの遠い先のことになるのかなあ。ふう。
 それにしても4月前に桜が散ってしまうのってちょっと寂しいね。

2002年3月29日(金 )
 本当に早く卒業したいと思いつつ、雨の中を自動車学校へ行く。自由教習というコースでもう一回総合的に復習。やっぱり運転は悪くないから確認を気をつけてと言われるのだが、気をつけてるつもりなんだよね…運転に慣れたい。お金を気にせずめいっぱい練習したい。(1回教習を受けるごとに¥4260とんでいくのはきつい。くすん、人形代。。。)
 懐かしい福岡の友達からの電話で元気がでる。友達って本当にたからもの。すごく福岡に帰りたくなった。1年半住んだだけの街なのに思い入れがいっぱい。またいつか住めたらいいなあ。
その転勤族のオットは今日、松田聖子さんとSAYAKAさんに会ったらしい。お嬢さんが可愛いくて、しっかりしていたそうだ。私の娘も頼もしくしっかりと育て上げたいな。やっぱり女は強くなきゃいかーん!とつくづく思う今日この頃なのだ。

2002年3月28日(木 )
 自動車学校の卒業検定に見事、落っこちてしまった。私の実力からすれば当然の事で覚悟はしていたのだが、ショックなものではある。教官がおっしゃるには運転はいいけど、注意が一点に集中しすぎて広く浅くあるべき視野、気配りに欠けるとのこと。つまり安全運転ではないということだ。仕方がない、また出直しである。とりあえず、自由教習というものを受けて検定に向けてもう一回ホップステップジャンプするわん。あーあ。。。
検定に落ちると補習を受けなくてはならず、それもボロボロで帰宅すると頭痛がして寝込んでいたのだが、娘が「ママ、大変よ!」と呼びにきたのでいってみると、息子が出窓の横に椅子を持って行ってよじのぼり、私のつくりかけのドールハウスを荒らしていた。片手にはがっしりとドォンをわし掴みにしている。その姿はまさしくゴジラ。「やめてぇぇぇ!」と絶叫してしまった。一時はドォンの小さな小さな靴がなくなり真っ青になっちゃったもんね。幸いすぐみつかったが、これを続けられてはたまらない。いくら言ってきかせてもダメなので、しかたなくドォンたちをドールハウスの中に厳重にしまいこみ、ハウスそのものを開かないようにガムテープで封印しちゃったよ、トホホ。

2002年3月27日(水 )
  昨日もそうだったけれど、雨の日はタクシーが来てくれない。空車がないと断られてしまうのだ。今日はずっと強めの雨が降っていて、娘のバレエ教室に行くのに困ると思って、朝からタクシー会社に電話をし続けたけれどつながりさえしなかった。仕方ない、バス停まで娘を歩かせて行くしかないなと思い、母に下の子供を預けておくにしても昼寝させておこうと寝かし付けていたら、娘まで眠ってしまった。娘は雨の日に歩くのが苦手である。傘をまだ上手にさせなくて持て余していつも苦労している。しかも今日は寒かった。眠る前にお布団にくるまってニコニコして「ママ、あったかいね」と喜んでいたことを思うと、そのままにしてあげたくて、もう今日はバレエに行かなくていいことにしてしまった。辛い思いをして、無理にがんばらなくてもいい。
子供に添い寝して気持ちよくうたたねしていたら、ピンポンピンポンと玄関のチャイムが鳴り響き、子供が起きないうちにあわてて起きて出たら、例のうるさい隣人だった。タクシー会社を教えてくれという。思わず、「もうタウンページ持ってるんですよね!?」と2回も尋ねてしまった。隣のおくさまいわく、「気持ちよく来てくれる会社」が知りたいという。私は気持ちが悪くなった。「私もタウンページで1軒1軒電話して調べたんですよ」といつも頼んでいる会社の番号を教える。でも朝からずっとつながらないけど。4才、2才の子供のいる家なので、お昼寝時とか夕食入浴時間の来訪は避けて欲しいと切実に思う。(しかも絶対に自分で調べられることを聞くために!)常識人のような顔をしながら実はかなり自己中心的な行動パターンの隣人に、私はすっかりうんざりしている。○○県の人…への偏見が芽生えはじめている今日この頃。

2002年3月26日(火 )
  雨の中を息子をかついで歩いてバスに乗り幼児教室に通って疲れた。途中にお人形を売っているところでもあれば、お出かけも楽しかろうと思うけど、それは夢を見過ぎというものだろう。
引っ越しをするかどうか、明後日の自動車免許の試験に受かるかどうかで、けっこう悶々と悩んでいる。まあ免許の方は自分の実力の問題なので、悩むより努力するしかないのだけれど、引っ越しの件ではやっぱりふんぎりがつかない。立地はいいし、オシャレな建物だけど、子供には不向きな感じの家…。オットは前向き思考な人なので、私も彼のその雰囲気に流されてしまいたいという気はするのだけど、母として思い悩む。それと、人形置き場がなさそうな点がひっかかるのだ〜!訪問客の目につかず、自分でたっぷり眺められる場所、というのが私の理想。皆さんは家の中のどんな位置にお人形を飾っていらっしゃるのでしょう?思いっきり人目にさらしてもいいけど、私のように子供がいる場合、自分の子供より子供の友達に注意しなくてはいけない。「これで遊びたい」と言われた時に優しくきっぱりとお断りするのが面倒…と想像してげんなりしてしまう私。オットにそれが理由で引っ越すに引っ越せないと言ったら、張り倒されそうである。。。

2002年3月25日(月 )
  「どうしましょう?」と教官が私に尋ねた。「…」私はうなだれる。私の運転技能は本気でまだ未熟!自慢できるのは教習所内の方向転換(車庫入れ)と縦列駐車だけである。路上教習での環八での車線変更とか、側方感覚、とっさの判断などはものすごく怪しいのだ〜。教官も迷ったあげく、私が自主的にもう一度実技の勉強をするか、強引に第2段階教習を終わらせて卒業検定にのぞもうとするか、気分をきいてくれたのである。が、慣れるまで第2段階をオーバーし続けるのも、卒検を何回も受けるのもお金がたいしてかわらない、という理由で私は教習を終わらせてもらった。そのあと効果測定に挑戦。3度目の正直!と思ったら3日連続で87点、と3点足らず…しかし、学科の先生は「もういいですよ」とのたまわれたのだった。
かくて、実技・学科ともにスレスレの非常に情けないヨロヨロぶりで、ついに自動車免許の検定にのぞむことになった。
う〜む、我ながら心もとない。ここまで頼り無い状態で試験に挑戦することになるとは我ながら思わなかった、と頭を抱える。人事を尽くして天命を待つ…ちょっと違うか。
 午前中が美容院で気持ちよく髪をカット、午後は教習所、夕方から不動産屋さんとマンション見学と忙しい一日だった。でも今年にはいってからずっと私は教習所で楽しみつつ苦しみ、気力を消耗してきたので、もしかしてもうすぐこの重圧から開放?と思うとうれしい。こんなに難しい免許を持っている人が世の中には溢れているんだね。ああ、私って小さい〜!

2002年3月24日(日)
 今日も満開の桜の花を堪能した。何気なくうろちょろしに出かけただけでも思わず心を奪われてしまうくらい綺麗な、桜の花のトンネルのような道が幾つかある。そんなところを歩いているとちょっと現実感がなくなってしまうような、不思議な錯覚をおこしてしまいそうだ。目もくらむような美しさ、というのはこういうことをいうのかなあ。
寒い間はインフルエンザも恐いし家に閉じこもっていたのだが、最近は近くの公園めぐりをしてみている。今日も子供が喜ぶ大きな綺麗な公園に行った。私は実は公園で遊ぶのって苦手だ。オットが大得意なのでとても助かる。私は公園の中を歩きながら、頭の中では人形遊びをしていたりする。色々なお人形を思い浮かべて、着せたいお洋服のことなんかを考えているのだ。実行したい〜!公園に人形を持って行って写真を撮りたかったな。

2002年3月23日(土)
 花冷えで久しぶりにしっかりとニットを着込んでお出かけ。教習所で効果測定を受けるけど3点足らずに不合格〜(>_<)
一夜漬けならぬ直前漬けだったから合格しようって言う方がムシがよかったんだけどネ。
娘のバレエ教室に付き添いがてら、また満開の桜並木のトンネルをそぞろ歩いて綺麗なお花のパワーを一杯に浴びた感じ。ちなみに娘のバレエは下手なテレビ番組をみているより笑える。パッセとかアンオーとかルルベとか、一応それなりに理解しているのだが、体がいうことをきかなくて、でもひたむきなところが可愛くておかしい。3〜6才くらいの一番下のクラスはとにかく基本の基本、まず先生の言葉を理解して指示通りに体を動かせるようになりましょう、というレベルなのだが、父兄の目から見るとどの子もいじらしくて可愛い、たまらない光景なのである。それにしてもレッスンをつけてくださる若いバレリーナ先生たちの美しいこと!リカ先生やユキエ先生など、名は体を表すということばどおりにお名前すら美しいの。帰宅後、娘はリカちゃん人形に一生懸命バレエを教えていた。
 今さらなのだが、ついにお雛様も片付けた。最近の我が家の雲行きではまた来年、お雛様は出てきてみると違う家、ということになりそうだけど、そのときも子供達がつつがなく元気でいますように、と祈りながらのお片付けだった。お雛様のお嫁入り道具はミニチュア好きの血を騒がせる。子供の頃、お雛様が本当に着せ替えとかして遊べるお人形だったらよかったのに、と思ったものだった。小さな箪笥や鏡台、お針箱やお茶道具などみていると、和風どころか御所風ドールハウスを手に入れて、高貴で小さくて精巧な着せ替え人形を住まわせて遊びたいと思ってしまう。もともと私は御所雛というものに憧れていた。母が幼い頃に持っていた素晴らしい細工物で、戦争で紛失しなければ私のものになっていたといつも写真を見せられていたものなのである。娘が生まれた時、一生懸命さがしたけれど、御所雛はもう作られていないだろう、と老舗のお人形屋さんに言われてしまったのだった。
さて、ちょっと休んで来月は…息子の五月人形を飾り、庭に鯉のぼりをたてなくてはならない〜!子供がいると、行事が色々大変なのだ。親の自己満足と言ってしまえばそうなのだろうけれど。

2002年3月22日(金)
 午前中は曇りだったので、予定通り井の頭公園に行く。子供達と動物園からボート乗り場まで結構歩いた。とにかく桜の花の美しいこと!振仰いでうっとりと眺めていると吸い込まれそうな気がしてくるほどだった。私は花見は好きだけれど、場所取りをしての飲み食いは好きじゃない。花より団子になるよりも、本当に桜ばかりを眺め尽くしたい。せいぜいお茶を飲みながら、っていうくらいかなあ。それにしてもここ6年間で4回も引っ越しているせいで、毎年違う所でお花見をしている感じだ。まあそれはお雛様もそうで、お雛様は出てくる度に違う家に飾られるので面喰らっていることだろう。
 午後から雨が降り出した。せっかくなのでユザワヤの人形売り場を覗く。めぼしいものはなかったかな。小さな女の子を連れたお父さんが「どっちがジェニーだ??」と悩みながら両手に持っていたのはタマキとサヤカだった。今回、赤毛になったタマキがけっこう魅力的だと思う。サヤカは着ている服が好み。シオンは前からきになっているのだが、ノーブルな顔だちなだけに、素材やペイントが少しでも安っぽいと品がなくなってしまう。やはりキャッスル仕様の彼女をお迎えすべきか、と思う。でも別にジェニーフレンドを全部集める気はない…つもりなんだけど。キリがないから。好きな子だと何タイプもお迎えしてしまうし、本当に四次元空間でも所有していない限り、遠からず子供にもにらまれるようになるのは間違いない。
帰宅すると復刻2代目リカちゃんが到着していた!予想以上に出来がよくて、すごく可愛い。薔薇のスタンドもマグネットシューズも最高。妹が買ってもらっていたのとそっくり同じなので感動してしまった。よく遊んでボロボロにしてしまった昔とはまた違う、丁寧な可愛がりかたをしてあげたい。私はレディリカ世代っていうのかな?とにかく彼女が私のお人形だった。タカラさんがレディリカも復刻してくれたら、と願ってやまない。
 話は変わるけど、オットが男子シングルフィギュアスケーターのアレクセイ・ヤグディンに惚れた。彼のスケーティングにもさることながら、髪型がすっかり気に入ってしまったようなのだ。おかげで我が家では今「ヤグディン」もブーム。お風呂上がりの息子の濡れた髪を綺麗に撫で付けて「ヤグディン〜」とかいって喜んでいる。息子は生まれてきた時に「わっ、鉄腕アトム!?」とオットが叫んだくらいの見事すぎる富士額なので、7:3にわけてオールバックにするとなかなかヤグディンっぽい。というわけで、息子にはイケるヘアスタイルだが、オットには…。ちょっとねえ(^_^;)

2002年3月21日(木)
 お花見の心の準備もできていないうちに桜の花は満開になってしまった。自動車の路上教習中、息を飲む程美しい桜並木のトンネルを何度も走った。私の教習もあと効果測定をうけて見きわめをうけて、いよいよ卒検だ。とりあえず、学科のお勉強もしなくてはならないけれど、熱こそさがったものの風邪で今日も調子は悪い〜。しかし、今日仕事にでかけたかわりに明日
休みをとっているオットは連休に向けて充実したプランを練り上げている。そう、我が家は私が出無精、オットはお出かけ好きという両対極夫婦なのだ〜。ま、子供の為にはマメなパパというのはありがたいのであるが、ぐうたらな私は春の日もまったりと過ごすことを夢見ているのである。あ、でも引っ越しはしたいけど。

2002年3月20日(水)
 終業式で娘の幼稚園に出かける。娘は少なくとも3人の男の子にとりあいっこされ、もみくちゃにされていた。キスされたり、抱き締められたりで手をつなぐのなんか可愛いものである。昔は男の子は好きな子を苛めるとよく言ったけれど、今の子はひたすら直球勝負。より情熱的な子が勝つものらしい。幸い女の子にも可愛がってもらって(つまり同学年の子に年下扱いされてるのね)バランスよくやっていたらしい。先日クラスで好きなものを描きなさいと先生に言われ、かなりの子が我が娘の肖像を描いてくださったそうで、なんだか恐縮〜。年中組にすすんでもつつがなく楽しい園生活を送れますように、と母は祈る。
 それにしてもまた風邪をひいてしまった。今年に入ってから調子悪すぎ。自動車教習所に通うことで気力体力の限界が来ているのだと思う。本当に、好きじゃないことをするってとても消耗するものだったんだなあ。とっとと免許をとってプレッシャーから解放されたい。それにしても38度の熱をさげなきゃ、明日行けないし。困っちゃうう。

2002年3月19日(火)
 絶好の引っ越しのチャンス到来。今より駅にグーンと近くなり、子供達の習い事にもすごく通いやすい。雨が降ろうと寒風が吹きすさぼうと平気な近さで、人形屋(?)こそないけど本屋もスーパーも美容院もかかりつけの病院も銀行も郵便局も近い。まさにそこは私が夢見た楽園のような場所。…なのに、家が最悪なのだ。新築のデザイナーズタウンハウス。断熱、音の遮断効果申し分無し。地下1階、1階、2階、屋上ルーフバルコニーという構造でホームエレベーターがついている。というかホームエレベーターでしか移動できないのだ!(非常階段が家の外側についている)私には後追いの激しい甘えん坊の幼児が二人いる。彼等がエレベータを使いこなせるようになるまでどれだけ大変か、想像にかたくない。自立した大人同士が住むには都合がいいが、スキンシップが大切な幼児期の子供に向いた家ではないのだ。デザイナーはきっと子供を育てたことがない男なのだと思う。もしかして妻もいない人かも。家事動線まったく無視したつくりだもん。苦渋の選択。たぶん、明日断りの電話をいれることになる。あーあ。住み心地のいい家に引っ越したい!ほんと、場所は最高なのになあ。シャレのめしたデザイナーズなんかでなくていいから普通に常識的な家を建てて欲しかった…
 ジェニーズクラブからやっと会報が届く。S会員のノーマルジェニーとかナイスジェニーのフランソワ、アニーあたりが可愛い。

2002年3月18日(月)
 子供達が突然ミニモニにハマった。毎日ビデオをみている。おかげで私の頭の中もミニモニの歌がグルグル回っている始末である。
 それにしても教習所の混んでいること!今日もキャンセル待ちであえなく討ち死にして帰ってきた。順調に乗れていればとっくに卒検を何回も受けていられただろうに…
 親しい友人が引っ越しをすると聞いてうらやましい。私は今なかなかに不便な所に住んでいてストレスがたまっているのだ〜。今よりちょっとでも便利な所に引っ越したらスカッとするだろうなあ。実は密かに引っ越し貯金をしているのだった。

2002年3月17日(日)
 春の風がきもちいい休日、好きな街を家族で散歩する幸せ。やっぱり週に1度は何の予定もない本当にのんびり思い付くままに動いたり動かなかったりする1日があった方が精神的にいい。
 清水玲子先生のコミック文庫がでていたので読む。「パピヨン」という本。3つのお話はみんな切ない愛が描かれていて胸がいっぱいになる。子供を愛しすぎてしまう親の気持ちを若輩のころのように単純に非難できなくなっている私には猿になってしまった母親が娘をとりかえして抱き締めるシーンが辛く思えた。もうずっと昔から清水先生の作品が好きだった。中山星香先生の「妖精国の騎士」も文庫になってから読んでいるので、今とても新鮮にわくわくしながら読み進んでいる。文庫で6巻まで。まだ連載中だし、いつまで続くのだろう。好きな作家さんの新作をみつけると嬉しいものである。「王家の紋章」は私が初めて読んで夢中になったのが小学生の時なのだが、まだ続いてるし(^_^;)その間にキャロルは何回拉致されては「助けてメンフィス〜〜」ってやってることだろうか。

2002年3月16日(土)
 東京に開花宣言がなされた今日、実際に公園で桜の花がちらほら咲いているのを目にしてきた。
午前中は教習所で自主経路で冷や汗をかきながら走り、教官に人に頼り過ぎる、自分で判断するのが遅いと叱られ、気分は下降気味だったけれど、春色になってきた公園で子供を遊ばせていると心がすっかり和んだ。娘のバレエ教室通いも毎週、水土と母子共によく続いていると思うが、それなりの成果が出てきているようで娘も一応形になってきたし、私もお友達ができて楽しい。今日はタカラヅカの話で盛り上がってしまった。娘のバレエの先生は50代なんだけど、本当に美しい白鳥のような方で、元タカラジェンヌなのである。関西ではタカラヅカは身近だから、女の子をほめてあげる時に「タカラヅカにはいれるね」なんて言うのだが、東京ではさすがにそう言う風習はないようで、それが面白かった。今でこそ茶髪、金髪が珍しくない時代だけれど、私が子供の頃にすでに街に金髪のお姉様方の姿があり目が釘付けになったのだが、「あ、タカラジェンヌだ〜」と納得していたものである。学生時代の友人は本気で宝塚入りをめざして青春をかけていた。ヅカファンならずとも宝塚の舞台は楽しめる。久しく見てないけどまた見に行きたいなあと思ってしまった。

2002年3月15日(金)
 復刻2代目リカちゃんをゲットすべく、有休をとっていたオットに頼み込んでトイザらスへゴー!しかし、リカちゃんコーナーは貧弱で、新商品は何もなかった。お店のひとを捕まえて調べてもらったがまだ入荷していないという。そういうこともあるかも、と思っていたけどやっぱり、とがっくし。バビもジェニもめぼしいものがみつけられなかったので、子供達に玩具を買ってやったのみ。トイザらスは私が自力でいける所にはなく、オット頼みなのでそうそう通うこともできず、復刻ちゃんは通販することにした。手ぶらで帰るのは悔しいから、私もリカの浴衣、金魚の柄が可愛いと思ったものを1着お買い上げ。夏にブライスパル子にでも着せよう。ブライスといえば、新作のアズテックアライバルを見たけれど、購入に到らず。思ったほど目がとろんとはなってなかったけれど、あんなものなのかな?リップの色が気に入らなかったというのもある。着せ替えセットも見たけれど、ふんぎりはつかなかった。サングラスだけ欲しかったりして。
 それにしても今日は本気で暖かい日で、上着いらずだった。桜の開花宣言ももうすぐらしい。

2002年3月14日(木)
 キャンセル待ちで教習所を2往復する。執念で乗った。路上教習もあとちょっと。効果測定をうけて卒業検定にのぞまねばならない〜。すでに息切れしている状態だけど、とりあえず頑張らねば。
 セーター1枚で歩いても暑く感じる程の陽気だった。ホワイトデーだけれど、オット以外に誰にもチョコレートをあげていないので、OLしていた頃のように華やかな日ではなくなったわ。。。そのオットも仕事で午前帰宅の予定。ちっ、盛り上がらないの。
 娘と息子が同時にリカちゃんで遊ぶようになった。娘には昔、私が若気のいたりで買ってしまった「スーパーウェディングリカちゃん」、息子には「アウトドアリカちゃん」を与える。娘はまだ服の着せ替えができなくて、でも人形用のブラシで髪をとかすこと、帽子をかぶせることが好きだ。息子はひたすら噛む噛む噛む噛む。おお、哀れなリカちゃん、息子の発達のために許してちょ。ヴィンのお人形によく噛み跡があるわけである。あの手足のブニブニ感がある年令の子供にはたまらない歯ごたえらしい。息子がねたあと、リカちゃんをさっとお風呂にいれてあげていたわってあげた。今度、簡単だけどお洋服つくってあげるから祟らないでね。

2002年3月13日(水)
 もう高校生たちは卒業してしまったらしい。自動車教習所は若者達でいっぱいで2時間キャンセル待ちしても空振りとなり、絶望感にうちひしがれてトボトボと帰宅。ああ、愛が欲しい(って意味はないけど)
ひとつひとつは小さなことなんだけどストレスと感じる悩みがたくさんあって、小さく少しずつ気持ちがへこむことがある。なんだかこういうことで力ってなくなるんだけど、逆に言えば小さな「嬉しい」が1つ2つあれば気力は上昇充実するものなのかも。
 皇室ニュースが嫌いではない。特に今日の敬宮愛子さまのお宮参りのニュースは本当に愛らしくて微笑ましかった。(でもパパに似てしまったのね…)子供達のお宮参りを鮮明に思い出し、胸がきゅんとなる。生後3ヶ月頃って首がすわりかけてきて、目がみえるんだっていう表情がでてきて、笑ってくれたりして、最高に可愛いくてたまらない時期なんだよね。子育てのしんどさに目がくらみ、心がかさついたとき、いつも子供達の生後間もない頃の写真をみる。すると初心にかえれるのだ。
今日の雅子さまは幸せに光り輝いているようにみえたな。。。

2002年3月12日(火)
 息子と手をつないで幼児教室へいく。といっても2才8ヶ月にしてまだまだ甘えん坊の赤ちゃんぽいやつのこと、すぐ抱っこ抱っこなので、暖かい日ざしの中を少し汗をかきながらいい運動をした。帰りは思わずタクシーに乗ってしまったのでなんにもならない気もするが(^_^;)
 保険証がカードに替わった。家族ひとりひとり別々のカードタイプで便利になった気がする。面白い。ちょっと時代が進化したなんて感じるのは変かな。
 そろそろ復刻2代目リカの発売日なのだけど、トイザらスなんかでもお迎えできるのだろうか?最近トイザも行ってないからそろそろ行きた〜い!レプリカブライスもちょっとチェックしたいしなあ。出かけないで子育てに専念してたらいいものを、出かけたらまた物欲の虫が騒ぎだしてしまうかもしれない。

2002年3月11日(月)
 季節はもうまぎれもない春になったようで、日ざしの暖かさと花の香にしみじみしてしまう。しかし、自動車学校の路上教習では冷や汗をかいた。おっかなびっくり運転してますねえと教官に指摘される。まさにその通りなんだけどね。
 今日もお隣の方が白菜とにんじんをおすそわけしてくださった。有り難いけど、やや重くもある。幼稚園もバレエ教室も同じ所に通いたいと言われてかなり憂鬱になってしまった私はイケナイ人間なのだろうか。「ちゃんとしたところ」を連発する奥さんである。なんか私がやってることなら間違いないと思い込まれちゃッたみたいで息苦しくもある。普通の近所づきあいって、こんなに毎日ピンポンするものか〜?もっと距離をおきたい気がすごくする。
 さて私の道楽の最大のモノは人形なのだが、オットには道楽がない。強いて言えば仕事が道楽、と答える大変しあわせな人間である彼にたいして、私はいつもうしろめたい気持ち。夫婦の秘密がないのでいつも欲しい人形、買ってしまった人形を申告して、許されても叱られても辛いという感じ。こと人形道楽にハマっているという点ではいい奥さんでもないなあ。いいお母さんである自信もないし、あちゃちゃ、私もちょっとは取り柄がないとまずいのでは??

2002年3月10日(日)
 レプリカブライスがちょっと気になる。顔のテカりもなくなったというし、目もトロンとした感じに改良されるとか。ウィッグで色々遊びたいからうんとショートの子とか出たらまたお迎えしてしまうかなあ。でも可愛がりきれないかな。
よくオークションでは可愛がりきれないので、という理由をつけてお人形が出されているけれど、増え過ぎるとそういうことって確かにあるなと思う。わたしなんか箱からだしてしまうから、里子にだすにもハンデだし、本当に責任をもって可愛がってあげなくてはいけないのだ。
でも可愛がりきれない、といえば自分の本当の子供さえ可愛がりきれなくなっていた私。転勤転勤で落ち着かない日々の中、私はストレス発散に自分の趣味に興じていて子供に背中を向けがちな母親だったと、今おもいだしても胸が痛い。年末年始の息子の自閉症疑惑騒動で深く反省したので、人形遊び全般からネットまでつつしんで、できるだけ子供に顔を向けているようにしているのだけど、それで許されるかな…。私は子供と遊んでやるのが下手な母親だと思う。でも私に見つめられているだけで子供達は嬉しいみたいなのだ。結婚7年目に授かった子供、今からでも精一杯大切にしなければきっと将来後悔してしまうから、今は育児最優先でいいと割り切るようになった。いつか子供が「ママもういいよ」と言って離れて行く時、きっと私は趣味に没頭できる…予定。

2002年3月9日(土)
 4時間連続のセット教習を受けなければならず、朝7:15に家を出る。3人セットで、シュミレーターを使っての危険予測の運転(おじいさんを一人はねてしまった。でも他のふたりは子供だのバイクだの自転車だの4件くらい事故ってたけど)、路上教習、パソコンを使っての危険予測シュミレーション、シュミレーターでの高速道路運転と終わって帰宅。順調に行けば、実技あと5時間で卒業検定をうけることになるのだけど、はたしてそんなにうまくいくかしらん。
さすが、4時間連続にはぐったりして帰宅後も呆然としていたが、娘のバレエ教室に付き添う。ここでは小学校受験の話に花が咲く。受験するのかどうか、みんな迷うところのようだ。公立でも学区全体のレベルは高いので、中学受験としてもいいとか、近くのS学園は入学金や月謝が高額なのに建物がいつまでも暗くてボロく、メンテナンスされていないのはなぜかといえば、立派な乗馬クラブを抱えていてお金がほとんど馬に流れているからだとか、なかなか母としては興味深いお話を聞けた。
バレエ教室の発表会は2年に1度ということで、来年の5月が発表会らしいのだが、参加費用12万円、衣装代一着5千円が2、3着、公演をビデオ化したものが1万5千円などの他、プロカメラマンによるスナップ写真、正式なポーズ写真などふくめて20万円ほどかかった、とのこと!私を含めて入室したばかりの初心者ママたちは一斉に腰がひけてしまった。し、しかたない、今から積み立て貯金しておくか…。教育って辛い。ちなみに小学校お受験するとしてそれ用の塾に通うと、月謝が7万とかいう話だ。ほへーっ!と感心するばかりである。
別にそれにショックを受けた訳ではないと思うが、疲れからか帰宅後、ひさしぶりに胃が痛んで夕食を食べられず。単純な胃腸薬で治ったけど、つくづく私の体はアクティブに動くのには向いてないと痛感した。

2002年3月8日(金)
 昨日から手作りしたい熱に浮かされたまま、ドールブックなどを家事の合間に何度も眺める。でも免許を取るまでと言うことで母に子守りから家事から強力にフォローしてもらっている身で、お人形遊び事なんて許されるはずもないのよね。最近はお人形もお迎えしていないし、けっこうさみしいかも。でも子供が大きくなったら、とかなり楽しみにしているのだ。
 今日もお隣の人のピンポン攻撃にあう。耳鼻科はどこ?との質問だったが我が家は耳鼻科にはとんと縁がない家族で、引っ越してきて6ヶ月、必要性を感じたことがない故にどこにどんな耳鼻科が存在するかも知らないのである。いや、フットワークの重い私は本当に必要最低限度のことしかしらないと、かなり口を酸っぱくしてお伝えしているのだが、どうしても隣人は104で調べるよりなにより我が家のチャイムボタンを押すことを優先してくれているらしい。NTTからタウンページはまだ届かないのだろうか。私がかわって取り寄せてあげたくなってきた。正直、子供と昼寝を気持ちよくしている時に起こされたのでご機嫌ななめになった私である。

2002年3月7日(木)
 今月発売の2代目リカちゃんの復刻版は久しぶりにゲットしたいと思っている。そうしたらまたお裁縫してみたくなるなあとため息。今年の私はちょっと育児の方を大切にしようと思っていて、正直サイトの更新もサボっているし、お人形遊びも全くしていない。自分の趣味にかまけ過ぎていた過去2年の懺悔というか罪滅ぼしで、子供にあまり背中を向けないようにしようと心がけているのだ。子供が私から離れて行くのもあと1、2年のこと。今を楽しもうと決めたのだけど、お人形の服を作る楽しみは格別だものね。布地を広げてしばしうっとり。人形に色々な生地をあててみて楽しんでみる。

2002年3月6日(水)
 昨日との気温差7度だとかいうぽかぽか日和。灯油の残りが微妙な量。3月末頃にぐっと冷え込んだりすることもありそうだし、春までの間を計りながら使い切りたいものだ。まちがってもうひと缶購入なんていうことにならないようにしないとね。春になったらまた庭仕事をしようとオットに誘われている。近頃、なんとなくその情熱も失くし気味だったけれど、私が頑張れば彼が嬉しいのかな、だったら頑張ろうか、なんて思う。
 お隣の人にケーキを買って持って行く。そうしたら今度はさつまいもを頂いてしまった…。とりあえずもうお返しはしない。私にもお裾分けのチャンスがあれば勿論させてもらうけれど、それ以外はもういいか、と。ほどよい距離感も注意深くとっていくつもりだ。気遣いというのは本当になかなか難しいものだ。

2002年3月5日(火)
 お隣の人、昨日は花屋さんで手ごろなお値段だったので、と赤い薔薇の花束をくださったのだが、今夜は20:30頃郷里のお母さまお手製のいかなごの煮付けというお惣菜をお裾分けにくださった。頂くばかりで非常に心苦しく、お返しはどうしようかと悩むし、何より毎日ピンポンされるので、ほんとにチャイムの音がするたびにドキっとしてしまうようになってきたぞ。地方の方というのはこんなにも密に御近所つきあいをされるものなのだろうか。私も神戸という地方出身者であるが、私の地元はいたってクール&ドライ、他人様とはあまりかかわりをもたないようにするのがよい、とされる雰囲気だった。ゆえに私はこういう好意攻勢に慣れていない。結局ケーキを買ってきてお返しすることになりそうである。お返しをするからまた次が来る、いっそもらいっぱなしで放っておけば?という友人のアドバイスには一理あるのか?

2002年3月4日(月)
 ひな祭りを過ぎたら、早々にお雛様を片付けないと娘が嫁き遅れるという。しかし、苦労して飾ったのだからと我が家は毎年長々と飾っている。私の母もそういう人だったが、私も妹も23でさっさと結婚したので全然関係ないと思うな。
それに結婚が本当に幸せだろうか。昨年一昨年と私の周りでは離婚する人が相次いだ。結婚しても子供ができても、それが単純に幸せとはならないし、なんて理屈のひとつもこねたくなる。お雛様にはただ、娘の厄を肩代わりしていただければ有り難い。
 ちょっとお隣の人のピンポン攻勢に疲れている。お互いに娘がいて年も近いということで親近感があるのかもしれないが、東京のガイドブックを買うとか、インターネットで調べるとか、自分で努力できそうなことを、苦労して息子を寝かし付けている時にピンポンされて聞かれるのが中々に辛い。引っ越してこられて1週間は軽く経つがまだNTTが電話帳を持ってこないので、貸してほしいと今日は言われて、うちでもよく使うのでと断ってしまったのは、あまりにもうざったくなっていたから。子供を学力の低い学校に入れたくない、私立の学校の月謝はどのくらいか、お宅はお受験をするのか、など矢継ぎ早に切り込まれることに疲れてしまった。距離をとるためにひたすら後じさりするばかり。もっと都会的な淡々としたおつき合いがしたいぞ。そのうちオットの職業から年収まで聞かれそうだし、車まで貸してくれと言われそうだ。後味が悪い。本(?)とお金は貸したら返ってこないと思え、と昔の有名人が言ったというのが私の記憶に残っている。実際に本を何度か人に貸したけれど、返ってこないことがあった。ストレスの元になりそうなものからは逃げるにしかず、か。

2002年3月3日(日)
 天気予報に違わず、寒さが戻ってきた。それでも楽しいひな祭りということで、家族でだんらんして過ごす。今年が、娘にとって初めて物心ついたお雛様らしい。幼稚園で覚えてきたひな祭りの歌を歌ったり、何やらお雛様に手をあわせて祈ったりしている(お雛様ってそういうものだっけ?)。息子はどうしてもお雛様の小物で遊びたがり(車好きなので、どうしても牛車が欲しいのだ)ブロックするのに難儀するなどあるが、全体的に一番うかれているのはオットである。
久しぶりに甘酒を飲んだら、懐かしい味がした。本当は娘に着物を着せたかったな。来年は実家から私が子供の時に着たものを取り寄せて着せてみようと思う。
 昨年のひところは、家事と育児ばかりの毎日にうんざりしていた。なんとか手を抜いて自分の時間をつくり、趣味に没頭していた。でも息子の言葉の発達の遅れに気付いて、私は自分を切り替えた。やっと昨年、保健婦さんにアドバイスされた通り、自分の趣味はいったん諦めて子育てを趣味のように思う、という境地に達することができるようになってきたみたいなのだ。その分、お人形遊びはできなくなってしまったが、今はそれでいいと思っている。引っ越してきて半年、小さな小さな努力を積み重ねてきて、やっと人間関係の下地のようなものをあちこちに築き、今この場所に根をはりつつある実感がある。落ち着くことに全力を注ぎたい。
日本中のあちこちに引っ越しするのは楽しかったけれど、子供の為にはもう嫌だ。東京が一番素敵な街と思っている訳ではないけど(やっぱり故郷の神戸が一番かな)オットの勤める本社が東京である限り、仕方ないこと。今のわたしの望みはとにかく「安定」なのだ。1年半おきの引っ越しには本当に参っちゃったもの〜。

2002年3月2日(土)
 今年はもう無理かと思っていたが、ついにギリギリで飾ることができたお雛様。やっぱり華やかでいい。オットのバイタリティのおかげである。部屋を大々的に模様替えしなくては飾りようがなくて私はほとんど諦めていたのだ。こんなに素敵なものを出さないなんて罪深いよね、と飾ってみて本当に感じた。これからは毎年、ちゃんと意識をもって飾ろう。
娘の初節句を迎えたのがついこの間のことのようなのに、もう5回目だと思うとそれだけでも感慨深い。厄除けになってくれるというお雛様に、改めて娘をよろしくお願いしますと祈った。
 息子を小児科に連れて行く。水疱瘡が治ったか治らないかのうちに軽い咳と鼻水(しかも青いの!)という症状があった。軽い抗生物質を飲んだ方がよいということで2回ほどのませたら、この4、5日難儀していた鼻水がかなり止まってきた。う〜ん、やはり医学のありがたいこと。ちなみに、いい年して水疱瘡になった間抜けな私、実ははしかもおたふく風邪もすませていない。それで先生に折り入って相談して今度、順々に予防注射をうとうということになった。私は注射恐怖症だから浮かない気分なんだけれど、ハシカやおたふく風邪になるかも、と考えるのもかなり浮かない気分なのだ。
 娘と同級生の女の子のお母さんが仕事の都合で遅くなりお迎えにこれなくなったので、いったん我が家でお預かりする。ミニハムズやミニモニのビデオをみて、ミルクとクッキーを食べて、まあ楽しんでもらえたみたいでよかった。よそのお嬢さんの表情や仕種を観察するのもなんだか新鮮。子供って可愛い、と思うあたり、かつての子供嫌いだった私はどこへ行っちゃったのかなと我ながら不思議気分だ。しかし、お人形コレクションはしっかり隠しておく私だった。

2002年3月1日(金)
 教習所へは散歩がてら20分歩いてゆく。住宅街のあちこちに紅白の梅が咲いていて綺麗だし、どこからかふわりと甘い花の香がただよってくる。気持ちを和ませながら辿り着いた先では汗にまみれて、車庫いれと縦列駐車の練習をした。教習所の中は目標が決まっているし、教官が「もうちょっと前ですね、あ。右に切りましょうか」など言ってくれるからラクでいいけど、いつか免許を取得した暁に外でそうスムーズにできることと思えないわっ。
 お隣のお嬢さんに誕生日プレゼントとして形ばかり、文房具のセットを差し上げてくる。奥さんはこの近所が坂が多いとか(そうでもない)、家が狭いとか(3人家族で3LDKなら十分な気がするが)、幼稚園に行く時間がどこも早くて困るとか(朝、弱くて九時過ぎまで寝ているそうだ)不満でいっぱいらしく、気の毒。田舎に帰りたいと言っているので、うーむと私が困ってしまった。早口でたたみかけるように言葉を繰り出してくるあたり迫力がある人で、仲良くしたいけど共通点なさそう…。まあ大人らしい距離をとったおつき合いをしましょうか。