2002年7月31日(水)
 ついに7月も終わり〜。今月もまあまあがんばったかな、とちょっと自分をほめてみたい。
今日も倒れそうになる寸前まで子供達と公園にいた。子供は小川で水遊びしているので、結構涼しく楽しいらしいが、その周りで母親達はげんなりとダレダレと暑さをしのぐ。みんなエライなあ、と思う。
 去年まで使っていたビニールプールが破れたので、近々それを買いにトイザらスへ行こうと思っていたのだけど、今日、オットが可愛い日よけつきのプールを買ってきた。それを庭に出す前に、見てみないふりをしていた猛烈にはびこる雑草を引き抜かなければならない〜。トイザらスに行く口実もなくなっちゃった。でもなんとかして行きたいけど。
 今日はとにかく間食を一切避け、炭水化物もほとんど口にしないでいたら取りあえず1キロ、体重が減った。

2002年7月30日(火)
 暑い。そろそろ、子供をプールなどに連れていってあげたいけど、自分も水着になるという自信がなく、後込みしている。母がきて、毎日食べ物に気を使ってくれるおかげで、私は気分は夏バテだというのに、体重は増加傾向なのだ(泣)
せめてものエクササイズ、と、炎天下に子連れで公園に出かけて、ひたすら汗を流している。
人形部屋は北向きで涼しいんだけど、やっぱり夏はコンディション悪くなりがちなんだろうな。今度、一応チェックしておこう。そろそろトイザらスに行きたい。新しいブライス、見られるかな?バービー、ジェニー、リカともれなくチェックしたいし!

2002年7月29日(月)
 暇を持て余して困っているという友人がいる。子育てが一段落したら、何をしていいか判らなくなり、厭世感に苛まれていると言う。私は彼女に良いアドバイスをしてあげられない。私には未経験だから。育児家事で一日はあっという間に過ぎて行くし、子育てが一段落したら私はたぶん、ものすごく色々してみることがあると思うし…。友人は鬱病なので、外に働きに行くのも嫌だといい、かといって家にこもっていると辛すぎるので、消えてなくなりたいというのだ。どうしてあげたらいいだろう。
 かたや、別の友人は取りあえず条件の合う相手と結婚して子供に恵まれた。が、愛がないという。恋がしたいという。うむむむ。それにも答えようがない。みんな何かしら悩みを持っているものなのね。
 私は公園通いがちょっと億劫で苦手。でも毎日お弁当を持って、せっせと通う。子供達の笑顔が見たいし、今、頑張っておけば将来は心置きなく、私自身が遊ばせてもらえるかな、と思ったりもして。
悩んでいる友人達に共通しているのは、充実感のなさノような気がする。気が済む程の何か、例えば恋もしないまま来てしまった人間の寂しさかな。いい恋をして、毎日を大切に生きて行くことが、楽しい老後を迎えるコツなのかもね。後悔しない生き方をするのは、難しいことなんだろう、たぶん。

2002年7月28日(日)
 「千年の恋」を借りてきたビデオで見る。吉永小百合さんは美しいし、セットや衣装も素晴らしいと思う。でも話にめりはりがなくて、面白くなかったよ〜(><)源氏物語にせよ、紫式部の物語にせよ、もっと面白くできるはず。オットは3回も居眠りし、私でさえ不覚にも眠くなった。映画館に足を運んでみていても、きっと眠ってしまっただろう。光源氏が天海佑希だというのも、イマイチ妙な感じだった。宝塚ならそう割り切ってみられるんだけどね。頭中将役の風間トオルがすごくまっとうに見えたもの。「他に誰かいなかったのかねえ」が我が家全員の感想だったわ。
 買い物、公園遊びと、子供達に合わせたペースの一日の中で、ビデオとはいえ映画観賞は私には貴重な心潤う時間だ。でも娘がやっと自転車をこげるようになってきたことは、嬉しい。

2002年7月27日(土)
 忙しい週末がまたやってきた。今日はドクターショッピングの日だった。
 まず私がカウンセラーのところに行き、そのあと接骨院で肩と背中のマッサージを受ける。そのあと子供達を連れて歯科医院へ。息子はいつも通り虫歯の治療、娘はフッ素塗布。二人とも盛大に泣いてくれた。小児歯科のベテランである先生は子供の扱いに自信があったらしいのに、それを打ち砕くかのような娘の泣きっぷりにはもうこちらは笑うしかなかった。娘は虫歯ゼロで、歯磨きも完璧なんだけれど、なんと歯の数が足りないのである。永久歯は生えてくるかとタカをくくっていたけれど、こういう場合、永久歯も生えてこないことがほとんどらしい。それがちょっとショック。。。全く次から次の我が家だ。それから息子を発達心理学の先生のところに連れて行く。六ヶ月振りである。この半年で息子は大いに進歩を遂げた、と私は自負しているのだが、まだ自閉症傾向の疑惑は拭いきれないと言われる。典型的な自閉症ではないにせよ、そうかどうかははっきりしないのである。そう言われてなんとなく落ち込んでしまった。私は「もう大丈夫ですよ」というお医者様の言葉を期待していたのだ。
 ぐったりしてもう帰りたかったけど、娘に朝からオットがたくさんの約束をしていて、それをひとつひとつこなす。
青山の「こどもの城」のボールプールでしばらく遊び、やっと帰宅。夕食後、家族で花火遊び。
 我が家の建築場所に足を運ぶ。もう基礎工事にはいるための準備をしている。竣工は8月1日なんだけど、それまでにコンクリートの基礎を流しこんじゃうみたい。隣の家はもう棟上げまでされていた。
我が家の土地は見るからに小さい。本当に小さい。でも夢は大きいのだ〜。
ささやかに、平穏無事に暮らして行きたい、家族仲良しでやっていきたい、という私の夢は今時の世の中では大きいと思うのよ、うん。

2002年7月26日(金)
 今、我が家に来てくれている母はとってもマメな働き者である。掃除洗濯、炊事、子守りとなんでもしてくれる上に、美味しい糠床をもってきて、毎日美味しい糠付けを食べさせてくれるのだ。そんな母が今、とても欲しがっているのはカスピ海ヨーグルトとかいうものである。母は健康にいい、と言われることはなんでも試してみたがるのだ。私もテレビでそのヨーグルトの噂は聞いたけれど、今のところ身近ではブームになっていない。ツテを頼って、探し出し、母にプレゼントしてあげたいものだと思う。ところで、美味しいんだろうか?
 母がいてくれて毎日楽をさせてもらってるんだから、少しは生産的に生きればいいのに、私。なぜ私は中身も母に似なかったのだろうか?ひたすらぐてっとしている私はまさにたれパンダ状態だ…。

2002年7月25日(木)
 雨が降ったので、家にいる。まったりできて良い。雨が激しく降りしきる外の景色を窓越しに眺めていると、自分がガラスの中に心地よく閉じ込められているような、感じがして面白い。出かけなくていいのなら、雨の日が好きかも知れない。
 今日も家の建築についての打ち合わせだったけれど、オットにだけいってもらった。LDKに1ケ所だけ、人形を飾るスペースとしてニッチをいう壁の窪みをつけてもらうことになりそう。理想は毎日日替わりで1体、必ず着せ替えしてディスプレーするのだ。夜中にゴソゴソ活動して、飾り付けることになりそうだな。そのうち、そんなものもこの日記にアップしたりして。な〜んて考えて見るのも楽しい。大量のCD、本、人形、洋服をどうやって小さな家に収めきればいいのか、それだけがひたすら不安。なんとかなる・・・かなあ?
 道場六三郎のゴマプリンというのを食べる。期待してふたを開けたら、ぎょっとするくらい、色が悪い。なんか一気に食欲減退するネズミ色で、口にするのに抵抗があった。味は普通〜。近くの高級スーパーオリジナルのゴマプリンの方が見た目も綺麗で、味も断然おいしいのだ。高いけど。値段が高くて美味しい、っていうのは当たり前のことだよね〜。そうじゃなかったら怒っちゃうよ。

2002年7月24日(水)
 台風がまた来るという噂だけど、そのせいか今日の午前中は涼しくて、公園に出かけても倒れそうなきもちにはならなかった。おにぎりを持って公園にでかけ、ボール遊び、ブランコ、小川で水遊びという、一昔前の私が聞いたらふっと失神しそうな毎日の生活で、日に焼けたり、蚊に刺されたり、大変だー(-_-)
夜は、家族で花火遊び。始めての経験に息子は超ハイになり、臆病な娘も楽しんだ。その勢いで、珍しく夜のお散歩なんかしちゃったんだけれど、夜って、夜って、ゴキブリがいっぱい路上を徘徊してるのね。恐かったわ、とっても!

2002年7月23日(火)
 夏休みはのんびりできるような、できないような。子供達は休みなので、朝は比較的ゆっくり寝ていて…ということもなく、いつもどおり7時前後に起きる。そしてお腹が空いたとピーチクパーチク鳴く。公園に連れ出したり、3度の食事におやつに、飲み物と多忙なようだが、実は母がきてくれているおかげで掃除洗濯、炊事までお願いしていて、内心ウハウハである。
その余裕をかまして、今日はサイトの更新もしてみた。インパクトがないところが気にいっているバービーの新しいフレンド、カイラ。色々着せ変えてみたいな〜、と思わせてくれるお人形である。
 それにしても最近のブライス・ブームってすごいな。ヴィンテージブラの高騰ぶりには絶句する。ネオブラも可愛くバージョンアップされて続々登場。お顔が初期にくらべてかなり可愛くなってきたので、そろそろお迎えしたくなってきてしまった。私もブライスの独立ページをつくろうかな〜。
 そういえば、オットがドリームジャンボ宝くじをかってきてくれた。あたったら、即、また家を建ててしまうんだろうなあ、私達。
 来月から我が家の小さなお家は竣工なのだけど、楽しみで頬が緩む毎日だったりする。

2002年7月22日(月)
 汗をこれほど流しているのに(炎天下に子供らと公園で遊ぶ!)、体重が減るより増えた時、なんかしみじみとした怒りを感じてしまう。私は長年、ダイエットとは無縁の生活だったのだけど、さすがに最近は体が重いとかんじるようになってイヤな感じなのである。もとよりダイエットする根性はなし、細々と炭水化物を制限して体重増加をくいとめるのみ。
来年は本気でマダムバレエクラスにでも入ろう。
ただでも暑いのは嫌いなのに、自分の体をみて暑い気分になりたくないぞー!
 さて、娘がイケル口で困る。私の眠る前の楽しみのワインを5口ばかりもすすって、「甘くて美味しい」という。慌てて止めたけど、将来的には一緒に飲めるのが楽しみだわ〜。息子と飲むのなんかもいいな。将来は家族で酒盛りの日々か。
 女優の戸川京子さんの自殺が胸に重くのしかかるのは、年令がそんなに変わらないから。鬱、というのも私には良く判る。時々衝動的に消えてなくなりたくなる気持ちがする時もある。でもね。あの、歯医者さんの麻酔で死んじゃった女の子のことも考える。死にたくない人、自ら命を断つ人…私が悪魔なら、簡単にその人たちの立場を交換してあげるのに。いや、それって天使の所行になるのかなあ…

2002年7月21日(日)
 娘が昨夜唐突に39度近い熱をだし、今日の予定はすべてとりやめ。オットが楽しみにしていたデートと、あるCDのジャケット写真に採用されるかもしれない撮影もとりやめになる。でも後者の方は相手のカメラマンも風邪で倒れていたので、都合良く来週に予定延期された。
 今日はレンタルビデオ三昧の日となる。猛暑の中、エアコンのきいた部屋の中で涼しいデザートを食べながら、映画を観てるのなんて楽しい、楽しい。わたしにとってはこういう予定こそ日曜日、って感じなのだ。
でも目新しい映画を観た訳ではないの。ちょっと前から私とオットとの間で「もう一回観たいね」と話題にしていた「天使にラブソングを」のパート1、2を続けてみた。知らない映画を観るのももちろんわくわくするけれど、面白いと分かっている映画をもう一回観るのも、楽しいものである。やっぱり歌が素晴らしかった。ハーモニーの美しさに身震いするほど、心が動かされた。話が単純だって構わない。歌が楽しい、っていう映画なのだ、これは。
子供達のために、クマのプーさんも借りてきた。プーさんはいいね。優しくて素朴で、ただただ愛おしい存在だもん。
 娘の熱は特に薬を飲むこともなくさがったけど、今回は頭皮が痒いと言い出した。見ると、すこし炎症を起こしているっぽい。ううう、今度は皮膚科通いか。ああ、心配事は尽きないよ。
 それにしても暑い。見た目の涼しさを求めて、BBSのアドレスが変わったついでに背景も変えてみました。ああ、金魚はいいな!私も浮き世の悩みを忘れて、ひらひらと、美しいひれを揺らめかせながら水中で泳いでいたいものだ。夢の中ででも…。

2002年7月20日(土)
 昨夜、風邪薬を飲んで寝たのだけど、朝からやっぱり体調が悪い。っていうか、最近は週末になると体調が悪く、頭痛なんかしてしまう。オットがいるから気が緩むのかな。母もオットもいてくれると、どうも私は病弱になるんだよね。この年になってもまだ病気で親の気を惹きたい、という心情が働いてるのかなあ。
 「千と千尋の神隠し」のDVDを観る。娘がポロンと大粒の涙を流した。感受性が鋭い娘にとって、千尋のおとうさんとおかあさんがブタになっちゃうシーンがすごく恐かったみたいなのだ。「パパもママもブタにならないから大丈夫よ」と慰めたら「本当に?本当に?」としがみついてきながら、最後までちゃんと観た。
最近めっきり大人びてきて、でもまだまだ5才のあどけなさたっぷりの娘を、オットは目の中に入れても痛くないほどの可愛がりようである。明日は「アイス・エイジ」の試写会で、二人きりのデートだとオットの方がものすごく楽しみにしている。
私は母と息子と家でお留守番〜♪あわよくば、お針子できるといいな。あ、このサイトの更新もしたいな。

2002年7月19日(金)
 休みをとったオットに強制的に整骨院に連れて行かれる。ものすごく疲れが蓄積されていて、肩なんか鉄板が1枚はいってるようですよ、と言われた。そう言われてもねえ、とため息が出る。とどのつまり、私が育児に向かないということだ。
でもそんなことも言っていられない。息子を歯科に連れて行く。ドキドキしながら、例の麻酔死した4才の女の子の事を言ってみるが、先生は自分の治療に絶大な自信をもっているようだった。育児に附随するさまざまな不安を、いろんな人に話してみるけど、私だけ過敏に反応しすぎているような気がする。みんなもっと、子供の生命力に自信を持っている。私には命が儚いものに思えて仕方ない。それが私のパニック障害たるゆえんだろうか。
 母に子らを預けて、オットと原宿の美容院に行く。私達が気に行っていた美容師さんがお店を変わったのでついていったのだ。芸能界の人もたくさん来ていたが、冷房がききすぎて寒くて、風邪をひいちゃったよ、くしゃん。
 キディランドによって、またしてもプチブラお迎え。モンドリアンちゃん。やっぱり、この小ささは可愛い。
 オットはまたソフトモヒカンにして、金色に髪を染めた。私は地味〜な単なるショートカット。息子の幼稚園の面接が終わったら、オレンジ色の髪にしてみようかな。

2002年7月18日(木)
 プチブライスのための追い剥ぎ用に、リカストラップを購入した。「小悪魔リカちゃん」である。ぴったりしたボンテージ風のお洋服を着ている。なかなかよろしい。アップしたいお人形がたくさんあるし、母がいてくれるうちにそんな計画も色々たてなくてはならないな、と思うのである。
 精神的に少し疲れが蓄積されてるのを自覚するし、暑気には弱いしで、今日は息子との公園通いをお休みしたのだが、やっぱり可哀想だった。途中で、自分の麦わら帽子をかぶり、靴を手に持って私の処へやってきた。でも彼自身鼻風邪をひいていて、公園の小川にとびこむにはいい体調じゃないしね。(小川があるのにとびこまないでいる、ということはできないのだった)なんて言い訳をしてみる。来週からまたがんばろう。
昨日の歯医者さんで亡くなった女の子のニュースのことを、まだ考えてしまう。明日は歯科通いの日。息子はいつも怖がって泣く。今回、デンタルショックなんて言葉も知ってしまった私は、本当に恐い。もう病院全体が恐い。医療ミスもこわいけど、何万人に一人の特異体質とかで、何かのアレルギー反応、ショック死とかしたらどうしよう、なんて考えちゃうのである。
 ああ、昔の私は恐いものがなかった。無知でいる、ということは幸せだった。
 気晴らしに、伊藤理佐さんの「やっちまったよ一戸建て」前2巻を再読する。私達夫婦と伊藤先生の好みは違うし、家族構成も違うし、そういう意味でのお手本とは思わないんだけど、家を建てるということに対する心情、リアクションが面白いのだ。
 欲しいお人形のために積み立て貯金をしようと思う。でもね。欲しい子がありすぎて、悩ましいのよ。ヴィンテージブライスなのか、13SDなのか、ヴィン・バビなのか…考えているといっそ、何もいらないという気持ちになる。なんて、嘘です。

2002年7月17日(水)
 降ったり晴れたり変なお天気。もう梅雨明けらしいけれど。
 今日は、保健婦さんの訪問を受けた。幼児教室の先生もそうだけれど、私の顔色はよほど悪いらしくて、みんな私の育児相談にのってくれようとする。優しい。ありがたい。言ってもしかたないことながら、はきだしてすっきりできるなら、そうなりたいなあ、という願望がある。その受け皿になってくれようという人がいるのだから、感謝、である。息子の言葉の発達…虫歯のこと、泌尿器科のこと…息子の事を考えているとため息がこぼれる。しかしながら、娘の事同様、可愛くてたまらない。この子達になにかあったら、と思うと恐怖で体がすくむ。
 そんな私に、4才の女の子が虫歯の麻酔治療中に昏睡状態に陥り、そのまま亡くなった、というニュースは衝撃的すぎた。実はそれは私が心密かに恐れていたことなのである。最初の虫歯治療で、息子も麻酔をうったのだが、その直後、治療中に眠ってしまったのだ。治療が終わって抱き上げたら起きてまた泣きはじめたから、大いに安心したのだけど。きっと泣きつかれて眠っただけなのだ、と思いたい。これからも治療を続けなくてはいけない、が気が重い。
「心の重荷を少しでも軽くできるように」と保健婦さんに言われたが、オットがいう私の損な性分で、私は中々軽やかな心持ちになれそうにない。
 思案にくれながらの娘のバレエ教室。娘の事でも悩みが皆無というわけではないけど、赤ちゃんの頃程には心配しすぎていない。バレエの光景はいつも楽しんでみている。
娘より2ヶ月遅れで教室に入った同じ年の女の子がいて、どうもバレエが好きではないらしく、シューズをぬいで投げ捨てたり、尺取り虫のように床の上をのたくりまわったり、レオタードを脱ぎすててストリップをはじめたり…と、中々に悩ましい存在だった。本人は明らかに楽しんでない様子がありありで、でも御両親がバレエへの執着断ちがたいものがあるらしく、これでもかこれでもかと新しいレオタードを着せては、レッスン室に投げ込む。(一番レッスンしない子が、一番衣装持ちという皮肉な状態だった)今まではにこやかに見守っていた先生が今日は、彼女にレッスンをつけようとして、どうしても無理と思ったらしく、付き添いのお父さんを呼び入れて何かお話になった。お父さんの顔色がかわった。それから肩をおとしていた。どういうことになったんだろう。。。向き不向きは確かに子供にはあると思う。でも案外、親がそれを見極めるのは難しいのかも。

2002年7月16日(火)
 台風が東京を通過した一番ピークの時に、息子の幼児教室通いで外を歩いていた。間が悪いことである。幸いタクシーがすぐにつかまって、帰りはラクラクだったんだけど、その後でぴかっといいお天気になって、妙に悔しかった。あの苦労はなんだったんだよ〜、と言いたくなる。
 娘が「魔法のほうき」を欲しがっている。子供の番組にはとにかく魔女が登場するもので、今までもマゴの手やふとんたたき、本モノだけど情緒がないホウキなど、さまざまなものを魔法のほうきに見立てて娘は遊んでいたのだけれど、先日、井の頭動物公園で管理人のおじさんが掃除につかっていた竹ぼうきが、いたく娘の心にヒットしてしまったのだった。オットが玩具屋さんで、それっぽいものがないかなと探したけど、どこも商品化していなかったみたい。といって、本物の竹ぼうきも1メートル70くらいの大きいものしかなく、思案と模索の結果、オットが買ってきたのは可愛い緑の柄の灰色のハタキだった。見た目は娘がアニメで見ている魔女のほうきにそっくり、しかもサイズが彼女にぴったりという優れもので、娘は飛び上がって喜んだ。
女優魂に火のついた娘はずっと、魔女になりきって生活している。ぷぷっ、とても面白い。言葉がしゃべれるようになり、物語を理解するようになると、どこの子でも、こんな風に「演じる」ことに夢中になるのかな。見かけの幼さと喋り方のあどけなさのわりに、時々とてもおしゃまなおとなっぽい会話をしたり、今の娘がたまらなくおもしろ可愛い。
 母がいてくれる気安さで、読書などもできる。ここのところ読み損ねていたグインサーガ、最新の3冊をまとめて一気読み。これって今、全体のお話のどの辺なのかな〜。「豹頭王の花嫁」までにはまだまだ遠い気がするなあ。

2002年7月15日(月)
 『要観察』
母子手帳にこの言葉をかかれると、ちょっとげんなりする。
娘は生まれてから検診の度にずっとそう書かれっぱなしだった。平均より遥かに下回るミルク飲量、体の小ささゆえだった。
今回の息子の3才児検診では、覚悟していたものの、やっぱりこうきたよ。今度、近くの大蔵小児医療センターに、オチンチンの精密検査に行かなくてはいけなくなったよ、トホホ。全くこの息子は、次から次へって感じになってきた。でもまあ、病気はしないいい子なんだけどさ。虫歯は母である私の責任だしね。
 それにしても、こんなに暑さが苦手な私が毎日子供を連れて、結構な運動をしているというのに、食欲も決してあるわけでもないのに、なぜに太るのだろうか。。。手巻き納豆おかきの祟りか。
 オットがこれから建てる家の外装材を持って帰ってくる。雪色のブリックタイルに桜色の塗壁。すごくいい感じ。理想の小さいけど可愛い、娘のイメージに合わせたお家が建つんだなあと、実感が湧いてきた。着工が待ち遠しいなあ。東京都さま、早く建築許可をちょうだい!

2002年7月14日(日)
 私は完全なインドアタイプの人間である。しかも暑さに滅法弱い。ゆえに今までの人生は、夏は昼間は極力外出を避け、日の当たらない涼しいところにおこもりして過ごしていた。が。子供ができるとその正反対の道を選ばざるを得なくなるのである。
本日まさに炎天下、自宅から車で20分の(道がガラ空きだったので)吉祥寺は井の頭公園に行く。
わが子二人が、プロのカメラマンに撮影してもらえることになったので、私より親バカのオットが大はりきりだった。でも。子供好きで優しい若いカメラマンの人に、比較的落ちついで子供達は接したけど、いつもどおりの思いっきりの笑顔はでなかった。その方自身は満面笑顔いっぱいの子供の表情より、うちの子供達のようにかなり物思いありげな表情の方が好きなんだと言ってくれたけれど、今回のテーマはLOVE&PEASE,とびきりの子供の笑顔が期待されていたのである。それにはちょっと向かないわが子達。。。後日、望遠で隠し撮りできるタイプのカメラを持って再挑戦させてほしいと言って、カメラマン(とても可愛い女性)が帰られてから、娘も息子もにぱ〜っと笑った。やはり根っからの人見知りなのだ。
 家を建てるための建材市場によってから、せっかくなのでユザワヤに行く。しかしこの時点ですでに私はボロボロ、さすがにタフなオットも疲れたと弱音をはいていた。(家族で消費した今日の爽健美茶は膨大な量だった…)それで、ちょっとぼんやりしていて心のネジが弛んでいたのかな、やっぱりストレスもたまったからかな、ずっと心にひっかかっていた「東京ミュウミュウリカちゃん」がいて、見た瞬間「やっぱり可愛い!」と思ったのでお迎えしてしまいました。
本当はまたプチブラちゃんをお迎えするつもりだったんだけどな(結局、いつか4種類コンプリートしそう)。今日は、久しぶりにリカちゃんの魅力に負けました。中国産になってから初お迎えかも。家に帰って疲れを癒して、つくづく眺めたけど、やっぱりかなり可愛いと思う。お迎えして悔いなし!えっへん。

2002年7月13日(土)
 昨日は可愛い光景を見ることができたと盆踊り大会を喜んでくれた母だが、あまり体が丈夫な方ではないので今日はダウンしてしまった。それでいつも通り息子もつれて娘のバレエ教室へいくことになったんだけど、雨が降っていてタクシーがまた来てくれない。いつもならここで外出を諦める所だが、今日はなんだか行きたかった。小雨だったし、娘の手をひき、息子を抱いてバス停まで歩く。ところがバスもこない。結局やっとタクシーを拾ってでかけた。汗だくになった。
でも娘が、随分じょうずになったねえ、と先生にほめられたので満足。
それにしても、外出時、息子が自力で歩くよう、睡眠暗示をかけることにする。軽めとはいえ、抱いて歩くのは、著しく体力を消耗するよ。
 山岸涼子先生の「ツタンカーメン」をコミック文庫で読む。1巻は地味な話。。。架空でもツタンカーメン自身の物語だったら面白いと思って手にしたのだが、ひたすら発掘者カーターの物語り。ちょっとチェックしていない間にグイン・サーガもかなり出ていたので、まとめて買う。一気読むするにはパワーがいるわ〜。

2002年7月12日(金)
 とろけそうに暑い中、今日は息子だけじゃなく娘も連れて公園の川で水遊び。娘の幼稚園は盆踊り大会ということで、午前保育はなく、夕方集合なのだった。
 公園にいつもより早めにいって引き上げて、大急ぎで昼食を整えて、母に子供達を預けて外出。今日は建築士さんとの2回目の打ち合わせ。久しぶりに電車に乗った。日頃、徒歩か、オットに車で遠くにつれていってもらっているので、3本も乗り継いでの電車の旅はなんだか新鮮だった。相変わらず東京は、平日の昼間でも何してる人達?って思うくらいたくさんの人がいるなあ。電車での人ウォッチングも楽しかった。
家の設計はついに最終案におちついて、いよいよ建築許可を東京都に申請する運びとなった。着工は今月末と当初いっていたのが、早くても来月はじめということになった。はやく建ちはじめるといいのになあ、とちょっとじれったい。
 娘の盆踊り大会に間に合うように帰るためにオットを残して中座して大至急帰宅、母に手伝ってもらって浴衣をきせつけ、息子には甚平さんを着せて、タクシーで出かける。すごい暑さだったが色とりどりの浴衣や甚平さんを来た子供達、可愛かった。娘や息子を写真で撮ったりビデオで撮ったり大忙しだった。娘はちゃんと盆踊りしていた。行くまでは愚図っていたのに、幼稚園に行くとお澄まししちゃって、おかしいの。
 帰りはタクシーが呼べず、結構な距離の最寄り駅まで歩き、そこでやっと車をつかまえる。帰宅した時は正直言ってぼろぼろだった。今日は一瞬ものんびりできる時間がなかったよん。

2002年7月11日(木)
 台風一過の良いお天気。公園の小川で息子としばらく水遊び。世田谷区は月に一回くらいしか公園を掃除してくれないので、先週までは綺麗だった池もドロドロである。名古屋は週に2回も掃除してくれてたのになあ。
 そろそろ息子の幼稚園のことなんか調べている。新しい家に引っ越したら、娘も今の幼稚園には通い続けられない。可哀想だけど、3つ目の幼稚園に移ることになりそう。色々しらべて、二人まとめて入れる所を希望していくつもり。またこれから一勝負って感じだ。
 通販のフェリシモに頼んでおいた娘の靴が届く。とても可愛い。赤いストラップつきのサンダル。白い花が飾りについている。
 アン・ライスのサイトで、彼女の小説のキャラクター達が人形になっているのをみつけた。ウ〜!と唸る感じ。レスタトがあまりにも…。作者が承知してるなら仕方ないけどなあ。着せ替えできなさそうなのも、興醒めだわん。

2002年7月10日(水)
 台風がきているというので、風はちょっと強めだが、雨は少量だったので、娘とスムースにバレエ教室に行く。お天気が悪いと生徒さんの集まりが驚く程悪い。今日はたったの六人。みんな近所に住んでいる人ばかりだ。
教室でご一緒する奥様に、とても美味しいおかきを頂く。手巻き納豆、というモノなのだが、これが大変大変美味しかった!早速、帰りにこの辺では一番の高級スーパーであるところに、同じものを買い求めにいく。たかが、おかき、されど、おかき。私は甘く見ていた。せいぜい¥700¥800かとたかをくくっていたのに、200gで¥1490だったのである。これは我が家の基準を大きく上回るのだ。値段をたしかめもせずにレジに持って行った私は引っ込みがつかず、うっとでかかった声を飲み下して、それを買って帰った。それから母と大騒ぎして「ちくしょ〜、美味しい〜!」と叫びながら食べる。。。帰ってきたオットにも食べさせたら「うまい!!」それから値段を言ったら「バカヤロ〜!」「なんで値段を確かめなかったんだ」「じゃあ、いりませんって言えよ」「値段をきいたいら旨いと思えんわい」とのお叱りを受け、以後、一日一つしか食べるなといわれてしまった。トホ、でも美味しいっす。
 好きな作家さんでも長期連載にはいられると、ちょっとこちらは億劫な気持ちになる。雑誌でリアルタイムで追い掛ける気力はもうなくて、ぽつぽつとでる単行本を待つことになるが、それさえも通り越して、コミック文庫になるのを待ったりすることもある。文庫の方が、後書きがついていたりしてなんかお得感があるし、場所もとらない。中山星香さんの「妖精国の騎士」もコミック文庫になるのをずっと待っていたクチ。やっぱり加筆が多くて、お得感が高い。8巻は、確かにプリンセスに載せるにはハードな内容だったかも、と思った。眠る前に読んで心が安らぐタイプのお話じゃないんだよね。真面目に頭を切り替えて読む。エクタさんがでてくる系のお話ならナイトキャップに向いてるんだけど。
 清水玲子先生のの「輝夜姫」岡野れいこ先生の「陰陽師」なんかがコミック文庫化されるのを待ち続けてるんだけどな。
 ドラマは続々始まっているけど、ビデオにとっておいて子供が寝てからゆっくり、と思っても追い付かない。でも今日は「東京庭付き一戸建て」を見た。テンポがよくて面白かった。ドラマって面白いと思っていても最終回でなんかつまんない!と思うものが多いので、詰めがきちんとして納得できるものが観たいぞ。
 映画は最近さっぱり観ていないなあ。家を建てるにあたり、オットはホームシアターを夢見ていたが、あえなく却下〜♪

2002年7月9日(火)
 半月程前から左みぞおちあたりに違和感があり、今日、内科の診察を受ける。小児科でもお世話になっている病院なので、息子がまた自分が予防注射でもされるのかと怯えて大声で泣きわめく中での診察だったが、結果は「ストレス」。なんともないということで、お薬さえもでなかった。ストレスっていってもねえ。私の場合、解消する術もない感じだ。育児・家事放棄して、人形遊びでもしていていいと誰かが(オットしかいないが)言ってくれれば、話は別だけどまあそう言う訳にもいかないだろう。
 また今日は暑気に弱い私を痛めつけるかのような熱帯だった。歩かない息子を抱いて幼児教室、帰りは公園による。重労働だ〜。
明日は台風の影響で大雨だという。その中を娘を連れて外出することになるのも浮かない気持ちである。とどのつまり、ぐうたらで仕方ない私は、子供の習い事の付き添いとか育児に附随する諸々の用事をするのが億劫でたまらないだけなのだワ。渋々、母としての義務感に苛まれて、重い体をひきずっているにすぎない。子供は可愛いしね。結局それだけだ。
 オットも子供達も実母も無類の麺好きである。私だって嫌いではないが、なんかつくるのがヤダ。
食欲に突き動かされた母の猛進ぶりはすさまじい。そうめんを茹で、鰺を焼くだけでなぜこんなに!?と思う程に、ありったけの、鍋、ざる、ボウル、大皿、小皿、さいばし、おたま、魚焼き器、まな板、包丁が汚れ、台所のシンクに摘まれていく。もうげんなり。私ができるだけスマートに、必要最低限度に作ったとしても、鍋とざるはよごれるし、これらは洗うのが面倒だ。
こんなことをグチグチ書くあたり、私って本当にものぐさなんだな。料理好きな人なら、散らかることも苦にならないのだろうか。そう言えば、私も、洋裁、編み物なんかで周りが散らかるのは苦にはならないなあ。。。
 オットがプチブライスのハリウッドちゃんをお土産に買ってきてくれる。わ〜い。この小ささで植毛なのは、やっぱり頭でっかちが幸いしてのことだろうか。着せ変えできるのが嬉しい。靴はペイントなのが惜しい!

2002年7月8日(月)
 公園の池で息子と思いきり水遊びをする。気分はアヒル。
 密かにNHK大河ドラマの「利家とまつ」を楽しみにみているのだが、昨日は本能寺の変ということで、ついに反町/信長が亡くなったのだった。録画しておいてじっくり見る。子供達をお風呂で丸洗いしている時間なのでリアルタイムで楽しめるドラマはあまりなかったりする。「空から降る一億の星」はひどかったなあ。なんにも意外じゃないことが意外だった。「ビッグマネー!」が一番面白かった。軽い恋愛ものならもういいや、って感じである。ドラマも映画も小説もいいものが見たいなあ。納涼企画というわけではないけど、アン・ライスのヴァンパイア・クロニクルズシリーズを再読している。

2002年7月7日(日)
 ジリジリと熱に灼かれながら、どれくらいエアコンなしでいられるか、自分に挑戦していたのだが、結局正午前に我慢できずにクーラーを入れた。う〜ん、涼しい。もうこの文明の利器無しでは、私は絶対生きていけない。エアコン大好き。
 今日は梅雨明けしたのかな〜、と思う程にいいお天気だったのだが、どうも私の癖になったか、週末は貧血気味でだるいのである。元気なオットに子供達と遊んでもらい(でも午後から仕事だったけど)、母に掃除洗濯をしてもらって、だらだらと読書して過ごす。すごく後ろめたい気分でありながら、体は重くだるく、エアコンで涼みながら動かないのだった。軽装でいられる夏は好きで、でも暑いのは嫌い。今日はこの夏一番の暑さだったという。
 遅ればせながら、七夕さまの飾り付けをした。笹の葉が手に入らず苦労する。

2002年7月6日(土)
 人形への恋煩いはいつもなんとなくしているのだが、それ以外は至極平凡な生活を謳歌している私、週末はその平凡の極みともいうべき、煩雑さに追われる。
 隔週のカウンセリングが楽しみになっている。私のドクターは素敵なおじいちゃま先生だ。穏やかな人柄にユーモアを滲ませながら、私の話をきいてくださるので、いつも気持ちがすっきりする。東京に移り住んでからは本当にこのドクターに助けられた。引っ越してきて10ヶ月あまり、結構色々悩んで、本当に辛い時期もあったのだが、ドクターのおかげで乗り越えられたものがたくさんある。人生の先輩からのアドバイスは本当になんて貴重で、含蓄があるのだろう!
 息子を見て下さっている歯医者さん御夫婦も、人柄が素敵。ホッと安心するような誠意ある対応をしてくださるので、通っていて気持ちいい。
 近所のクリーニング屋さんや電器屋さんには、我が家のすぐそばに邸宅を構えている有名演歌歌手さんの直筆サイン、メッセージつきのポスターや、色紙が飾られている。素晴らしい達筆であることに感心する。字が綺麗、ということは本当に素晴らしい才能、大いなる魅力ではないだろうか。平安朝の恋人達が文字から人柄を読み取ろうとした、という気持ちが判る。
 ノーベル賞作家の大江健三郎氏が、息子の光さんを大切そうにかばいながら、私が運転する車に向かって会釈をしながら、道を横断していかれた。
 娘の幼稚園に行って、展示されている1学期分の写真を見た。マンモス幼稚園なので、400枚くらいの写真の数の中から、父母としての愛で、娘の姿を12枚分みつけた。ごく普通のスナップが一枚¥150なのはボッタクリだあ!と思うけれど、こちらは可愛い子供を人質にとられている身なので仕方ない、10枚は買うことにする。
ついでに娘のクラスを裏窓から覗いたら、娘はべそをかいていて、クラスメートに頭を撫でられたり、抱き締められたりしていた。ひとりですっ転んで、膝を擦りむいたのだと言う。それでみんなに慰められていたらしい。トホホ。
本屋さんでリリアン・J・ブラウンのシャム猫ココシリーズの最新作を買う。読書が楽しみ。
 娘が通っているバレエ教室には続々と新入りさんがくる。おかげで娘もCクラスでは中堅所になってしまったようだ。はいったばかりの女の子のお父さんが、むかし私が広島で勤めていた会社にいた男性のお嬢さんであることが判明。彼が付き添ってきて、あれ〜?と声をあげてしまった。東京に転勤してきたらしい。広島以外の処に住むのは生まれて初めてとのこと。2駅離れた社宅から、はるばるバレエに通ってくる奥さんも立派…みんな本当に母親としてパワーがあるなあ。
 来週の幼稚園の盆踊り大会に備えて、おばあちゃん(私の母)が、娘に浴衣と草履を、息子に甚平さんを買ってくれる。さっそく着せてみたら、可愛い、可愛いと家族で大喜び。新しいものを手に入れて子供達に着せる時は本当に楽しく、ああ、生きてる着せ替え人形、とか思うんだよね。
 という訳で、本当に日記らしい1日。暑い日の疲れた夕方はそうめんをすすって、涼む。仕上げにすいかで決まり。ちょっと、水っぽいかな。

2002年7月5日(金)
 母の体調もやっとなおってきたみたいで安心する。娘がまだちょっと鼻風邪なんだけど、まあ子供達もオットもおおむね元気でいい感じ。つくづく平凡な毎日が愛おしいなあ。
 あとはせっかく母がいるのだから、針仕事など久しぶりにしてみたいと思う。が!
 私は自分の生活がけっこう忙しいと思っていたのだが、他の人に話をきいてみて驚いた。二人の子供にそれぞれ習い事を3つずつくらいさせて1週間全部、その付き添いに費やしている人もいれば、小学校お受験にすべてを捧げ、300万円からの塾の費用を投じて名門学校にはいり、その通学のために朝5時に起きて6時53分の電車にのって子供に付き添って通学している人もいる。ひたすらパワーを感じる。圧倒される。子供にそこまで尽くしてなお平然超然としていてこそ、の母なのか。まだまだ私は甘いのだと言うことを痛感し、シェ〜!とうなるしかなかった。私は毎日の娘の幼稚園の送迎と息子の公園通い、週2回の娘のバレエに週1の息子の幼児教室でいっぱいいっぱいなんだけど…。巨大なる母達の前で「人形遊びがしたくてさ」なんて、言い出せるはずもなく、うなだれるばかり・・・。

2002年7月4日(木)
 ひさしぶりに夏らしいお天気。公園の池が綺麗に掃除されていて、透明の水が涼し気だったから、子供達といっしょにジャブジャブはいって遊ぶ。子供は水遊びが大好きだ。
母が風邪をひいて38.1度の熱。平熱が35度代の人だから高熱である。やっぱり神戸から東京への旅疲れと、私の娘が風邪をひいていたので、あっさりウイルスにやられてしまったみたい。昨日、公園でM乳業と名乗る人からわたされたサンプルの牛乳やヨーグルトを飲み食いしていたが、毒は入っていなかったようだ…。こんな御時世なので、サンプルとして食品を配られるのも本当にコワイ。
 建築士さんからさらに煮詰めた、家の設計図が、FAXで続々と届く。希望をなんでも言って、とりあえず金額をだしてもらって、あとは予算にあわせて削って行く作業になる。ちょっと悲しいぞ。

2002年7月3日(水)
 どんよりと曇り空の下の公園には誰もいなくて、しばらく私と息子の貸しきりだった。そこへ、とうとつに声をかけてきたおじさんは、有名な乳製品会社の制服をきて、社用車にのっていたけど、怪しかった。かなりたくさんサンプルの牛乳とか、ジュースとかヨーグルトなんかくれたんだけど、無気味で口をつけられない〜!!
 母に息子を預けて外出すると、息子が玄関ドアにしがみついて泣いてる姿が見えて、哀れ。やっぱりいつもどおり連れ歩こうか、と悩んでしまうくらい。おばあちゃんの登場でかたくなに、マザコンの甘えん坊になってしまった息子と裏腹に、娘はおばあちゃんが「帰ってきた」と喜んでいる。1年の半分くらい、来てもらってたりするからなあ。「おばあちゃん、帰ってきてよかったねえ。ありがとう」と娘にあどけなく言われて、母はホロリと涙ぐんでいた。その娘は、キンチョーのコマーシャルの山瀬まみのカッパの真似に凝っている。なじぇ?
 建築士さんから、家の外側デザインの図面が送られてきた。こちらのイメージを見事につかんでくれていて、見た瞬間ハートがキャッチされた感じ。たぶん、もしかしたら何十年後かにまた家を建てるかも知れないけど、とりあえず今はこれが最後のつもりの計画。わくわくと楽しもうっと。

2002年7月2日(火)
 風邪気味の娘、幼稚園をお休みさせる。今まではあまり意志なく、私にされるがままに通園していたのだが、最近は休みと言うとちょっと嬉しいらしい。幼稚園が楽しくない訳ではないらしいのだけど、面倒臭いって気持ちがもう5才にもなるとでてくるものらしいのだ。
娘を母に預けて、息子を小児科に連れていき、おたふく風邪の予防注射をうつ。盛大に泣く。それから幼児教室へ。彼もまた最近、我、というものがでてきて、私への執着は断乳してもなお強い。母に預けて私が外出しようものなら、とんでもない大泣き。
それでも今日はオットと出かけなくてはならなかった。建築家の人と、新築についての初打ち合わせだったのである。まずは窓の位置、数、形などを決める。サッシや玄関ドア、門扉、塀、バスルーム、洗面所、キッチンなどの色やデザインから、室内ドア、クロス、床材、などなどきめることがいっぱいで、あっと言う間の3時間だった。
しかし、子守りの母には長い時だったようである。娘はお婆ちゃまになついてしとやかに遊んでいたらしいが、息子はひたすら私の後を追え、と言って泣きわめいたらしい。私が帰宅後はもうべったりで、トイレにまでついてはいってくる有り様なのだった。
まあ年若い美男子(ホホホ!)にここまで溺愛されると決して悪い気はしない。立派なマザコンに育て上げてみせましょう、なんていっても、絶対将来は誰か他の人のものになる息子。それはそう諦めているからこそ愛おしい。娘はずっと手元に置いておきたい、なんて思ってしまうのは、親のエゴなんだろうなあ。
子供達は今、私とオット、じいじやばあばの愛だけで十分満たされ、幸せそうだ。いつ頃から、誰か他の人の愛も求めるようになるのだろう。

2002年7月1日(月)
 梅雨明けは7月20日頃だという。まだちょうど中日なのね。そして今日から1年の下半期が始まった。
結構いい年になったので、日々を重ねると言うことは年をとるということなのだなあ、と思いつつ、私はまだそれがそんなに嫌じゃない。新しい一日にはきっといいことがあり、疲れる程にドタバタしたって、それはまたそれでいい1日だったと思えるからだ。
 でも子供の病気や怪我には焦る。娘がちょっと風邪気味。息子は珍しく、座り慣れているカウンターの高い椅子から落ちて、かなりの鼻血をだして、しばらくあたふたした。まあ、寝かし付けてみれば、やれやれという感じなのだけど。
 「ブリジット・ジョーンズの日記」を読んでいる。恋人をみつけるというのは、かくも大切なことなのだろうかと時々他人事として思う。結婚とか出産とか、当たり前だけど絶対納得して行うべきことだ。まあ多少の勢いは必要にしても。
私は多少の勢いも計算も自然な感情も全てミックスされたものを運命として受け止めた。恋も結婚も出産も、すべては起こるべくして起こったものかな、と自分では満足している。オットに会っていなければ、今頃まだきっと独身だったな。そしてそれはそれで、面白おかしく暮らすようにがんばっていただろう。結婚というものを目標のひとつに数えながらも。