2002年8月31日(土)
 大安吉日、朝から義母から電話があった。ハワイのホノルルに住んでいる義妹が、無事に男の子を出産したという。うう〜ん、すぐに会いにいきたい!
それから我が家の棟上げ式もあった。大工さん達に差し入れをして、よろしくお願いしますとご挨拶。家の骨組みができてくるだけでちょっと感無量。娘も「ここにピンクのお家がたつの〜?」と何度も聞く。楽しみにしていてくれるらしい。私的には桜色の外壁に雪色のブリックタイルと思ってるけど、まあ平たくいうとピンクの家よね、そうよね。ほぼ、娘のためにデザインした感じの家。娘は赤ちゃんのころ、折り紙を選ばせると薄紫か水色を好み、ついこの間までは黄色が大好きだったのに、この頃はとにかく何でもピンク、ピンクである。そんな娘に「どんなお家がいい?」と聞いたら「ピンクのおうち〜」と返事が帰ってくるのは当たり前のことで、親ばかオットは実行に移した。色はかなりこだわって結局特注になった。桜色よ、桜色!ま、いいけど。ピンクの家に、オットはどんな顔をして住むのだろうか。(息子にも将来文句をいわれそうな気がする)
そんなオットの最近の「不本意」はベッカムヘア、と言われることらしい。ずっと前からソフトモヒカン、とかさは金髪だったからね。オットの会社の人たちもそれは認めている。っていうか、ベッカムを見たとき、「Aじゃん!」と即、オットのことを思い出したらしい。オットは今では、自分がベッカムに美容師を紹介した、なんて言って笑わせている。
私の最近の「不本意」は、あのお騒がせ高級アパレルブランドの君島社長が「誉幸」と改名したこと。私が愛する大沢誉志幸さんと名前、似せすぎ、なんかヤダなあ、って思ってしまうのだった。
九州には台風がきているらしいが、こちらはなかなかに炎天下。子供達は庭でしっかりプールに入った一日でした。

2002年8月30日(金)
 公園で、生後3ヶ月の赤ちゃんを抱っこさせてもらった。首がまだ座りきらない感じがたまらなく気持ちいい抱き心地。5才の娘もちょっと抱かせてもらって嬉しがった。息子は興味ゼロって感じで、こういうところ女の子と男の子は違って面白いなと思う。
 秋も色々忙しい予定がギッチリ。息子の幼稚園の見学・決定、娘の転園、引っ越しなどなど。体力気力ともに養っておくべしだし、気分転換もしたいからお人形遊びに没頭したい気分。人形の服をつくってみようと思って手芸コーナーを整理していたら、未使用のベビーニットがでてきたので、そのままベビードレス編みに入ってしまったのだけれど、何かをつくっていると充実感があって幸せ。今度の家はちょっとした作業スペースが確保できそうなので、長らく保留していたドールハウス製作もしたいな、と思っていて、そういう意味でも引っ越しが待ち遠しい。
今日、壁紙のサンプル帳が届いた。膨大な量のクロス、でもなんか似たり寄ったり。日本の家がみんな没個性的な感じなのは、住宅にかかわるメーカーさんたちのデザインセンスのせいなのねー。

2002年8月29日(木)
 カメラ付き携帯電話が欲しい。デジカメは重くて持ち歩くのが大変だし、肝心な時にバッテリーが切れてたりする。日々の子供の瞬間の表情を残しておきたい、と思うし、なんて言っていたら4日程前にオットの携帯電話が水に濡れたことが原因で(たぶん夕立ちのせい)壊れた。そして彼はさっさとカメラつき携帯電話を買った。くくく。羨ましい。年末には私も買い替える予定。むむ〜、節約&貯金!
 それにしてもハードな三日間だった。幼稚園の夏期保育とバレエの集中レッスンがぴったり重ならなくたっていいのに、って思うのよ。ぷりぷり。それにすごい残暑だ。まさに見舞ってほしい、って感じで朦朧としながら歩いていた、私はすっかり抜け殻状態。魂は宇宙を飛んでた気がする。
 オットが帰宅途中、だんご3兄弟で有名になった速水けんたろうお兄さんと電車で乗り合わせたらしい。スカパーのキッズステーションでの「ワイワイキッズ」という番組の主役でもあり、我が家の子供達にとっての大スターである。このキッズステーションっていうチャンネル、侮れないんだよね。この夏休みは「あくび娘」に母娘で夢中になった。あのハクション大魔王の娘のあくびちゃんが主役のお話で絵柄がすごくキュートだったの。エンディングはあのなつかしい、あくび娘の歌だったし。ぱらぱらとしか見ていなかったから、いつかまとめて観たいな。でも私はスカパーよりBS放送の方が好きだ。引っ越ししたらBSアンテナをつけることを心に誓ってるのである。ERとか、今、話題の「Sex & City」とか観たいよ〜(><)

2002年8月28日(水)
 オットは娘のストーカーである。今日は息子の通院日でオットにはドライバー兼アシスタントを頼んでいたので、会社は半休だったのだが、兼ねてからの念願は、朝、登園する娘の様子を物陰からこっそり見ていたいということで、今日はそれを実行したのである。娘の幼稚園の制服を一つ買い足す必要が私にあったためだが、園バスに乗り込ませた後、即座にその後ろを尾行する。園バスの運転手さんは年なのに若々しい運転をするゼ。途中で巻かれたがなんとか園の門のところで、追い付いた。娘がバスからちょこんと降りてお友達と手をつないで園長先生に朝のご挨拶をしているところ、靴を脱いで上靴に履き替えて、お友達に迎えられて、仲良く教室にはいっていくところ、そんな光景を眺めて胸をきゅんとさせていた。こんなことでは将来娘がお嫁に行く時大変でしょう、とよく言われるが、その心配はない。嫁にはやらないって決めてるのだから。マスオさん求む。
 そういえば私の亡き父もよく幼稚園を覗きに来ていた。始めての遠足の時には、私がのっているバスの横にぴたっと車を添わせて走る父の姿があった(あの日、会社は休みだったのだろうか?)遠足の間中、ちょっと離れた後ろをず〜っとついてくる父が幼心にも恥ずかしかった…。父性ってそういうものなのかしらねえ。
 息子の病院は、半日がかり。泌尿器科で異常なしであることを確認し、発達心理科で育児の相談。最近言葉は増えてきてるのだが、今後わたしとしてもどういう風に接していけばいいのか、プロの話が聞きたい。ちょっと通うことになりそう。
 娘をお迎え後、バレエ教室。幼稚園でプールにもはいってきたわりには元気な娘である。自分ながら新しいレオタードが気に入っているらしいし、バレエの時には工夫して可愛いアップヘアにして髪飾りをつけるのだが、そんなことも嬉しくなってきたらしい。私がお化粧する時には口紅を塗ってくれる。
 息子はお姉ちゃんがバレエの間、見学室で大暴れ。まあ男の子としては大人しい方だと思うんだけど。たどたどしい言葉遣いで「だいすき」と言いながら抱き着いてきてくれると、私はかつてここまで愛した男性はいなかったと断言できるくらいに、可愛い。子供達に対する思いって、なんか自分でも驚くくらい、真剣なものだ。恋愛よりもずっとずっと強い気持ち。
 そんな可愛い子供達と接しているのがオットにも快感らしくて、今日は、結局会社を休んでしまったのでした。有給、いつも消化しないままなくなってるから、いいそうだ。今日も熱くて、忙しい一日だったわん。でもベビードレスをわずかな暇に編む。楽しい。もうすぐ生まれてくる甥っこのために。

2002年8月27日(火)
 公園で仲のよかったお友達が、遠く滋賀へ引っ越していった。お別れにいくことができず、別の友達に熱く伝言を頼む。
今日はちょっと忙しかった。娘が夏期登園で幼稚園に行く。帰ってくる11:30までの間に、息子を幼児教室に連れていく。娘を回収して昼食後、バレエのレッスンに行く。あっという間に夕方になった。しかも、私は昨日から編み物をはじめている。ちょっと手芸道具を整理していて、結局わが子達に編み損なっていた白のベビーニットが気になって。もうすぐ義妹に赤ちゃんが誕生する。ふいにベビードレスを編みたくてたまらなくなった。で、編んでいる。赤ちゃんには本当に白が似合うんだよね。
 そして。今日ははるばるアメリカから可愛い子が届いた。その上に、オークションでもまたやってしまった。もうひとつ狙っていたのは競り負けて、ちょっとホッとしている。というわけで、なんとなく充実した1日なのだった。ああ、このサイトの更新したいな〜!

2002年8月26日(月)
 ソニンちゃんの「カレーライスの女」の裸エプロンがすごい。同性のわたしがみても「ぬおお!?」と衝撃が走るのだから、殿方へのインパクトはさぞかし、と思われる。気をひいておいて、なかなかの歌唱力で唸らせる。う〜ん、うまい手だよね。
 今年の春から初夏にかけて私の心を虜にした「真珠夫人」のあとの番組「新・愛の嵐」もはすに構えながらみているんだけど、石原良純がね〜、いいのか、悪いのか。母と勝手にいろいろキャストをいいあっていて、椎名桔平とかならすごく魅力的なのに、なんて言い合っているんだけど、今日、突然ヒーローの要潤がかっこよくなって出てきて、ちょっとこれから期待できるのかな、なんて思う。というわけで、今日は珍しくゆっくりテレビなんかも味わって観賞いたしました。母も今週末には帰ってしまうし、私の自由もあと少しなんだもん。でもおかあさん、しっかり私を太らせてくれてありがとう(涙)

2002年8月25日(日)
 夏休み最後のイベントっぽく、プールに行く。青山のこどもの城5階には3才〜10才まで用の、浅い可愛いプールがある。し1時間そこで遊ばせて、他の遊具も試して、まあまあ楽しんだ。私はちょっとこういう児童館ぽいところは苦手なのだが、オットは随分気に入っていて、なにかというと来ようという。入場料はもとより駐車場代が高くて、主婦としてもすごく嬉しくない。そのあと、美味しいパスタを食べて家族で上機嫌になり、青山ブックセンターに寄った。グイン・サーガの新刊を予定どおり買い、高橋由佳理さんの「トルコで私も考えた」の3巻が出ていたので夫婦で大喜び。私は旅行が嫌いなのである。枕が変わると眠れない。でも矛盾することに旅への憧れもすごくある訳で、人が旅行した話を映像や本で見聞きするのが大好き!いくつか好きな本があるけど、高橋さんの「トルコ…」は私のみならず、オットの心も虜にした秀作だと思うな〜。本当にトルコに生きたくてたまらなくなるもん。これのおかげで私はトルコに親しみがあって、サッカーのワールドカップでは不思議と応援していたのだ。(もちろん、日本とあたった時には日本を応援したけどネ)紀行ものでは別の意味で、宇野亜由美さんの「アジア行かされまくり」「リゾート行かされまくり」が面白くてお気に入り。普通は旅が好きで、行った先々の美点を書き連ねるのが紀行ものだと思うが、この作者は私とすごく性格が似ていて(ぷっ)旅も嫌いだから、はなから否定的なスタンス。ちょっと珍しいんじゃないかと思う。描き方が面白いのはさすがにギャグ漫画家で、けなした批評であっても、それに惹かれるあたり、おすぎの映画解説に似てるわ〜、なんて私は思うのだけど。
 グインサーガ、「運命の糸車」。アムネリスがついに。。。なにしろ、いたいけな中学生だった頃からのおつきあいです。感無量はたしかにあるよ。作者の栗本薫先生のサイトの日々の更新日記はびっくりするくらいの充実度で、実はかなり楽しい。私のリンクページ2からいけます。(このページをつくったのはひとえに、竹宮恵子先生のサイトで、『地球へ…』のジョミー・マーキス・シンの絵柄のバナーと青池保子先生の「エロイカより愛をこめて」のバナーが使いたかったからなんだけどね)

2002年8月24日(土)
 モーニング娘の後藤真希ちゃんがソロで歌っている時のピンクのドレスが可愛いと思う。1/6サイズがあったらいいのになあと思いながら見る。昨日一日ネットサーフィンしていて思ったのだが、人形道はなんと奥も業も深いのだろうか。ジェニーだけとか、 ブライスだけ、バービーだけ、とかに好きなものの的を絞れる人は幸せだと思う(泣)私は全然極めてないけど、かといて、入り口からはもう遠ざかり、このまま人形界のまん中に漂い続ける気がする。でも今は本当に、飾ってある人形を眺めて、時々手にとって楽しむだけ。ひたすら育児最優先。やっぱりやるべきことをしておかなくちゃ、道楽っていうより極道だと思うし。お人形は年をとらず在り続けてくれるけれど、子供はナマモノである。触れあいをたっぷり楽しんでおかないと、あとで絶対わたしは後悔するタイプだから、ずぼらな体にムチうって頑張る&我慢する。そう、子供は嫌でもいつか巣立っていくのよね。その時、私は清清しく見送って、残されたお人形達を心行くまで可愛がるのだワ。
 息子の歯科医通いも丸2ヶ月を過ぎ、今日でやっと前歯3本が完全にみちがえるように綺麗になった。これで無料なのだから、世田谷区の小児医療補助制度はありがたい。後は奥歯4本の治療。う〜ん、今年いっぱい歯医者さんにはお世話になるぞぉ。
それから、渋谷へ家族でプチドライブ。チャコットで、娘の新しいバレエレッスン用のレオタードを買う。白のフリフリざます!(バレエ教室には変態も入って来れないしね、ラブリーにしていても安全かな、と)娘がいて良かったと思うのは、とにかく可愛いもの綺麗なものを買う時とかです。これだけは本当に女の子の特権だと思うな〜。男の子もまた、カッコよさを追求してファッションを選ぶの、すごく楽しいんだけどね。って、やはり私は単なる着せ替えフェチなようで。

2002年8月23日(金)
 秋めいてきて嬉しいけど、ちょっと夏が名残惜しい部分もある。子供の服の問題だ。とにかく多くて、毎日せっせと着替えさせていたが、到底着古す状況にはいたっていない。ほとんど頂き物で買ったものはわずかだが、来年着られないことを思うと勿体無い気がするの。どれも気にいってるデザインだしな。毎日あんまり暑いのでこの分なら9月も相当暑いだろうとふんでいたのだが、急激に夏さんは行ってしまったのね。苦手なヒトだったけど、いなくなると寂しい気がするわん。
 ところで私は心配性なので、絶えず子供のことで気を揉んでいる。鼻の頭にあせもが出来ても、頭皮が痒いといわれても、ましてやできものができてたりしたら、もうかなり心配。ああ、オットが医者だったらよかったのに、なんてにべもないことを妄想してしまうのだった。
 母がいるうちに、と久しぶりにネットサーフィンなどしてみる。うわ〜、色々なお人形サイトが増えてるんだねえ、と感心。もちろんサイトを作っていないお人形ファンもいるのだから、考えると日本のお人形人口って相当なものなのね。私は昔、日本ヴォーグ社のドールブックから人形にハマってしまって、自分でもどうしようと思ったりしていたのだ。その後、パソコンという玩具をオットに与えてもらって、活路を見い出したのだが、サイトを立ち上げたのはとにかくお人形の記録を作りたかったからなのね。最初はノートに書いて写真を貼ったりしてたんだもんね。
 ゆっくり遊んでよろこんでいたら(雨なので公園にいかなくてよかったし)母に、換気扇の掃除を申し渡された。シクシク(泣)でも、綺麗になってさっぱりしたよ、ほへ。

2002年8月22日(木)
 涼しい、涼しい、気持ちいい。すごく爽やかに過ごしやすい一日だった。やっぱり私は汗をかくのが嫌いなんだなあ。つくづく、この夏はよくがんばったと、すでにもう自分的には夏休みの御褒美を準備したい気持ちである。先だって大きな買い物をしちゃったから(まだ届いてないけど)、当分お人形のお迎えは控えようと思うものの、まだまだ心は騒ぐのだ。義父母にもらったお小遣いでお人形買ってもいいって、オットも言ってくれたしな。(ど、ど、ど、どれにしようかしら〜っ!とパニくってしまう)
ジェニーズクラブからなんか届いた、と思ったら、8月1日のジェニーの誕生日を記念して会員へのプレゼントと言うことでロゴ入りハンドミラーであった。去年は赤いジェニーのブーツだったっけ?
ブライスの公式サイトCWCに以前、私はリクエストのメールを送ったのだが、その返事を頂いてびっくりした。まさか返事をもらえるとは思わなかったのだ。ハリウッドに似た仕様の子が欲しいとお願いしたのだが、同じリクエストは多いそうで、すぐには実現できなくてもちゃんと希望として受け止めます、とのこと。なんか嬉しくなっちゃった。

2002年8月21日(水)
 朝からぐっと秋の風。外出して気持ちいい。台風のせいで公園にはどんぐりがたくさん落ちていて、娘と一緒に楽しく拾い集める。そんなに平和でのどかな楽しみをしたあと、山口県宇部市で、26才の独身の女が3才、7才、9才の子供を刃物や金づちで襲ったと言うニュースをきき、暗たんたる思いになる。「じいさんを殺そうと思ったが、子供なら抵抗しないと思って」という理由もやるせないが、彼女が精神病院に入院していて現在通院中だった、というのもやりきれない。これは一歩間違えると池田小学校事件だ。日本の法律はこの女性をもまた心神耗弱状態ということで不起訴にするのだろうか。加害者の人権より、一般社会人の平和を心神耗弱状態の人間から守ることが大切なはず。頼むよ、日本の法律!安全神話はとっくに崩壊してるねえ。
 息子のトイレトレーニングに本格的に励む。といっても言葉がほとんど発達してないから、そう本気ではない。娘がこの時期には当然おむつは外れていた。くつもぬいだりはいたりできていた。言葉はいうにおよばず、教材ビデオを垂れ流しにしていたら勝手に英単語をがんがん覚えて見事な発音で喋っていた。ひらがなとアルファベットが読めるようになっていた。そんな状態で、幼稚園の入園面接にのぞんだ…
息子はおむつをしたまま、あいさつもろくにできない。女の子より男の子の発達は遅い、とはみんな言うけど、それにしたって遅いだろ〜!母として様々に思い悩む毎日である。

2002年8月20日(火)
 夏休みも夏そのものも先が見えてきた。今日は数日ぶりに暑かったけれど、風が強いので、誤魔化されていい気持ちだった。息子と久しぶりに幼児教室に行く。息子が随分、歩いてくれるようになった。ゆっくり彼に歩調を合わせてあげれば、15分くらいはてくてく歩いてくれる。それだけのことがとても嬉しい。
 帰宅後、山のような洗濯物にアイロンをかける。すぐに溜め込んでしまうズボラな私。エイヤっと頑張って仕上げればいい気持ち。母がいてくれるのもあと十日くらい。親孝行するどころか不孝ばかりだけど、孫の存在は母の人生を明るくしているらしい。私は欲しくて子供を生んだけれど、親への孝行と言う意味でもよかったみたい。
それにしても今日も幼児虐待死のニュースを悲しく聞く。妊娠を経験した身であれば、受精卵とはいえ『命』として重くかんじるから中絶もいいとは思えないけど、生んでから虐待するくらいなら出産するな、と泣き叫びたくなる。っていうか、妊娠するな。育児はシビアなのだ。まず経済的にファンタジーなことは言ってられない。まず大抵の赤ん坊が泣くから、一日中切羽詰まった気分に追い立てられたり、夜、眠れなかったりする。なにより、パートナーの男が、心底から子供に愛情を抱いて育児に協力できるのかどうか、それらすべてを覚悟して産め!!と、適当に妊娠を考えている人に言いたいの、いつも。

2002年8月19日(月)
 台風で大雨。それがとても嬉しかった。子供達も雨なので仕方ないと判るみたいで、玄関で靴をはこうともせず、大人しく家で遊んでくれるし、母がいてくれるおかげで、私は心底ゆったりとゴロ寝できて幸せだった。せっかく時間があるのだから、ドールハウスつくりたい、人形のドレス縫いたい、と色々思うけれど、それをやりはじめてしまったら、子供にあまり構ってあげられなくなる。小さい内にうんとスキンシップをとっておきたいと思う私としては、取りあえず、育児を優先する。体が二つ欲しい、とこんな時に思う。
雨で気温も低く、家から出なかったのでこの夏初めて汗をかかずに一日を過ごしたかも。

2002年8月18日(日)
 暑さに疲れている私が内心で毎日切望しているのは「雨」だ。晴天の日に、家に閉じこもっていたのでは子供達が不憫でならず、自分としては精一杯の努力で公園にでかけている。雨が降れば、心おきなく家に閉じこもっていられるではないか。週末は天気がいい。オットがいて、遊んでくれるからである。だから、今日に限って雨降らなくてもいいのにィ。
 オットの実家に日帰り里帰りする。ロマンスカーで小田原まで。指定席が1号車だったので、先頭の席に座らせてもらったら、子供達は大喜び。ちょっといい経験ができたかな。小田原から在来線に乗り換えて14分くらいでオットの実家につく。小さな海水浴場が近くにあるので、子供達を遊ばせるつもりでいたのだが、台風の影響で波が高くて恐いので、ちらっと散歩するくらいにした。子供達はそれでも喜んでくれたけどね。ジイジとバアバに孫の顔を見て喜んでくれたし、お墓参りもできたし、ちょっとずれたお盆ということで。帰りのロマンスカーは最後尾。これまたいい席だったので、息子は大喜び。どれくらい子供の記憶に残るか知らないけれど、せつなの笑顔が愛おしくて、それでがんばれるもの。でも、かなり疲れてる〜。

2002年8月17日(土)
 夏が苦手で、人込みが嫌いで、並んだりして待つのが嫌い。こんな私に今年の夏は辛い。身軽な時はいつも自分勝手に生きてたから、夏ごもりして過ごしていたし、子供ができてからも昨年まではまあ赤ちゃんのようなものだったので、さほどに夏のイベントは重代ではなかった。ところが。上の娘が5才ともなれば、夏の思い出作りは親の義務なり、と、寂しい幼少時代を送った私はもとより、根がお祭り人間のオットの血も騒ぐわけで。ほんとに今年の夏は忙しい。
 息子を歯科に連れていき、我が家の基礎工事をしてくださっている大工さんたちに、お茶と果物を差し入れにいったあと、新宿伊勢丹デパートへ。ここの六階の催し物会場で、「九州展」というのをやっていた。昨年まで楽しんで住んでいた街でなじんだあの店この店がくるというではないか。お昼は懐かしいラーメン屋「一蘭」で。濃厚にして後味の良い抜群の旨味あるスープと麺を子供達も夢中で食べた。「ジャック」というケーキ屋さんでは、お店の人に「Aさん!」と声をかけられた。1年も経つのに覚えていてくれたことにびっくり。ここのケーキもすごく美味しい。というわけで楽しかったが、すごいバカップルに会ったのも印象深かった。ラーメン店の行列に私達は子供を抱いて並んでいたのだが、後ろに半白の髪にスーツ姿の中年男性と、セクシーに露出したドレスのまあまあの年令の女性がいた。その女性が「みんな、抱っこしてるぅ。私も抱いてぇん。」男性が腰に手をまわす。娘はそのちょっと前に鼻血をだしていたので、ティッシュを鼻の穴に詰め込んでいたんだけどね、その男性が「ティッシュ、鼻にさしてやろうか?」なんていいやがったのよねえ。私はさっと振り返り一瞥し、小声で「不倫バカップル」と言い捨てた。私の声はわりとよく通る。「不倫」という言葉にかなり動揺したのは男性のほうだった。「抜けよう」と女性の手をひいて列を離れた。「見るからに不倫だよな」とオットが追い討ちをかけた。私達、ふだんはとっても優しい人間を心がけているんですけども。むかついた時はそれなりに対応しちゃうなあ、やっぱり。年とって性格は丸くなったと思うんだけどね。
 その後は池袋サンシャインでの『ウルトラマンフェスティバル』へゴー。これにはオットが燃えました。彼はかなりウルトラマン好き。特にセブンが彼の中で大ヒーローなのだ。息子の為、と言う名目だったけど彼がはしゃぎまくり楽しんでて、子供達はそのおこぼれをちょっと味わう感じの楽しみ方だったんだけれど。でも大人でも楽しめるショーだったし、展示してあるものも本格的でリアルで良かった。ウル好きの親子は多くて、結構な熱気だった。
 とまあ、楽し気に(?)書いてみましたが、暑さはそれほどでなかったのが幸いだけど、人込み、行列、と私には中々の苦行だった。池袋トイザらスのお人形コーナーはイマイチだったし。伊勢丹で見たカレンダーガールジェニーが久しぶりにぐっときた。エアフォース18ジェニー。カッコよくて美人さん。ナイスジェニーのマリーンをやっと見た。変なアイプリントだったなあ。どこのトイザらスでもブライスのコージーケープが売れ残ってる感じなんだけど、いつか大バーゲンしてくれるかしら。トイザらスも中々うまくクリアランスセールの時にいけなくて辛い。やっぱり好きなお人形さんなら、定価ででもお迎えせよと神に運命付けられてるのかなあ?
 帰りのドライブ、首都高速を走りながら見えた二子玉川の花火大会、綺麗だった〜!うひひ、実は新居は屋上ルーフバルコニーをつくってもらうんだけど、そこから、来年はこの花火が見えるらしいのだ。楽しみなり。

2002年8月16日(金)
 パソコンの調子が悪い。1時間半も使っていると熱くなって、突如シュイィン〜と消えちゃうのだそんなに日当たりのいい所には当然置いていないけど、やっぱり暑いのかな〜。私も夏に疲れている。公園通いは皆勤賞。たぶんこの夏、御近所の誰よりも公園を利用している。子供と過ごす日々の一番濃厚な思い出に、将来なっていくんじゃないだろうか、なんて思っている。
お人形遊びは諦める、ときっぱり決めてから、育児ストレスはあまりなくなった。他にしたいと思うことを心に持っていると、絶えず子供に呼びつけられるのが辛くなるけど、子供が大事と割り切っちゃえば、しばらくは辛抱できるものだね。ネットで他の方々が遊んでらっしゃるのを拝見するのが、ささやかな現在の楽しみだ。

2002年8月15日(木)
 今日もドングリ拾いを楽しみに、公園にいった。娘にとってそれは宝物だ。池の底におちている青いドングリを見つける度に歓声をあげる。平和だなあ。今日は終戦記念日だ。私の通っていた小学校は反戦教育にすごく力をいれているところだったので、すごくたくさんの悲惨は話を聞かされて育った。子供の時にすら、悲しくいたましいと思った戦争時の話を、こうして子持ちになって思い出して、ものすごい恐怖と悲しみを感じる。愛する子供を戦火にさらしたい親なんてどこにもいないだろう。
広島に3年住んでいるときに思ったのだけれど、日本は被害者としての自分達ばかりを言い立て過ぎる。日本人が植民地支配として行った暴虐残虐についてもきちんと語り継がねば、反戦の志を受け継いでいく意味がない。加害者としての自国の歴史をもきちんと認識するべきだ。いまもって、韓国や中国の人たちが日本人を嫌う理由が、私にはすごくよく判る気がしてならない。日本人をやめたくなることさえあったくらい、それはそれはひどいものだ。日本人の被害者意識の強さが、他国の神経を逆撫でしているのではないかしら、と時折思う。まるで日本は何もしなかった、と言わんばかりの態度をとる人がお年寄りの中には確かにいる。

2002年8月14日(水)
 暑さが戻ってきてぐったり。公園で子供と一緒に池の中にはいっちゃう。池のそばには樫の木があって、水の中にまだ若いかわいいドングリをいくつか落としているのだった。娘がそれを池の中からみつけて、それで私も息子も一生懸命、宝探しのようにドングリを探した。みんなまだ若くて青くて、ちいちゃいの。帽子をきっちりかぶっていてとても可愛い。娘はそれを全部集めて、家に返っておばあちゃんに見せて自慢した。
 最近、久しぶりに小説なんかを書いてみている。中学生時代から空想癖が強かった私は、昔から思い付くままに文章を書き散らしていたのだが、最近また病気をぶり返したみたい。一日一行でもいいから、ちゃんを一作品仕上げるように書いていこうと思う。自分のための、物語だ。
今日、ついに『住民票コードの通知』が届いた。これについては賛否両論。私は、一応オーケーかな。こんなコードがなくても私達のプライバシーはもう十分に侵害されていると思うし、逆に案外便利なこともあるかもね、なんて思うのだが、楽天家すぎるだろうか?

2002年8月13日(火)
 世田谷区大蔵。国立成育医療センターに今日、初めて行った。先月の3才児健診で引っ掛かった息子のオチンチンを、泌尿器科で診察してもらうためである。ものがもので、私ひとりでは心もとないので、オットに付き添ってもらった。まず、建物内が明るくて、まるで児童館のように子供をリラックスさせる空間であることにびっくり。診察室に入るまで、泣いている子なんかほとんどいない。うちの息子も診察室に入るまで遊びころげていた。診察の結果、なんの心配もなし、とのことで万歳。実はかなり心配していた。真性包茎だったら、全身麻酔の手術になると聞いたことがあるので、不安でたまらなかった。やはり小児泌尿器科の先生は手際が鮮やかでなれている。息子の長めの皮を見事に引っ張りおろしてくれた。それでちょっと皮が裂けてしまったのは仕方ないことらしい。可哀想だけど、包茎手術なんか一切必要無いと断言してくれる先生が頼もしくて、気分が爽やかだった。それより言葉の発達が心配なので、今月末には発達心理科を受診できるように手配してもらった。今日体験した限りでは、施設としても小児医療という精神においても素晴らしい所だと、夫婦で感じた。実は今度建てる家はここにとても近い。歩いていける。いざという時には頼りになるなあとかなり嬉しくなった。娘が将来出産する時にはここでさせよう、とまで決めたりして。オットに3人目をここで産んでは、と言われたがそれはしみじみ辞退する。子供は可愛い。でも心配性の私には、育児はもう恐怖体験に等しいのだ。予防注射のたびに可哀想で一緒に涙ぐんでるしね。
 午後は子供達、というか娘へのサービスで東京タワーの「おじゃ魔女どれみドッカ〜ン!」フェスティバルに行く。娘にどれみの衣装を着せて撮影してもらい、それをキーホルダーに作ってもらう。それで千円はぼったくりか?あとプリクラも久しぶりに撮った。展望台は行列してたので、パス。子供が登りたがるようになったらトライしよう。楽しかったけど、可哀想なのは息子。おしっこするたびにおチンチンにしみるらしくて、ギャワ〜ンと泣くのだ。ううう、男の子も本当に色々大変なのね。育児道に楽な近道はなし。とりあえず、母も泣きつつ抱きしめる。元気でいてくれてありがとう〜!

2002年8月12日(月)
 昨日より、5度ほども気温が低いという。おかげで今日は過ごしやすいな、と思ったのもつかの間、公園に行ったら気分が悪くなってしまった。なんと、ブランコに酔った!のである。
息子を膝に載せて調子よくブランコを漕いでいたら、気持ち悪くなっちゃったのだ。恥じ〜、とよろめきながらベンチで休んでいると、案外同じ経験をしている人がたくさんいて、ちょっと嬉しかったけどね。
エアコンのきいた涼しい部屋の中でじっとしているうちにやっと気分がよくなった。8月ももう半ば。毎日、どうってことをしてないのに、なぜこんなに疲れているのだろうか。やはり夏が体質にあわないみたいね。でもいいの。この夏は激ラブな子供達を可愛がって過ごす!と決めてるんだから。

2002年8月11日(日)
 連続出ずっぱり。たまには家でゆっくりしたい、ということで今日はそんな日にしてみる。でも子供の為に午前中は庭にビニールプールをひろげて、遊ばせる。庭にでているだけで、あまりの暑さにくらくらしてしまった。昨日のライブでも大沢さんも言っていたが、本当に腹がたってくる程暑いよ〜(泣)夏には夏の良さがある、とは思うものの、もう十分楽しんだよ〜、と言いたくなるのだ。日中は2階の部屋なんかエアコンが中々きかないくらい。ヒートアイランド現象おそるべし。
今週末は映画が何も見られなかったな。来週末も予定で一杯、とにかく忙しい夏。別に遠くにでかける訳でもないのに、なぜ。。。

2002年8月10日(土)
 午前中は歯医者に行く。息子の前歯治療もやっと大詰め、あと1、2回で完了しそうとのこと。そうすると来月くらいからは奥歯の治療に入る。また麻酔を使うんだなあ、と思うと不安で気が重くはなる。
 それから、珍しく夫婦で別行動をとった。オット、念願の娘との初『デート』にでかけ、私は母と息子と家でのんびりめに過ごすことにした。いつもは車を多用する彼だが、娘とのデートはのんびり、電車で渋谷で出かけることを選んだ。出かけしなに、私が一緒ではないので、娘は妙な顔をした。スペイン坂のピエトロで大好物のタラコとイクラのスパゲティを食べ、その後、映画『アイス・エイジ』を観て16時頃戻ってきた。映画は本当におとながみても楽しかったし、子供達もゲラゲラ笑っていたと言う。オットはデートの最中のたくさんの娘の表情をデジカメで撮ってきてみせてくれたので、私にも彼女の乗り馴れない電車での緊張とか、映画館でのわくわくぶりが伝わってきた。
 さて、夕方と言うにはまだ早い時刻、オットと娘の帰宅前から私は子供達が大好物のハンバーグ作りに余念がなかった。それをしあげて、オットには子供達を早々に入浴させてもらう。それから母に子供達の事を頼んで、5時から夫婦でお出かけしなくてはならないのだ。
 六本木で大沢誉志幸さんのライブ!大沢さんじゃなくても誰のでも、ライブなんて私にはすごくひさしぶりの事だ。最後に行ったのは6年前、ちょうど娘を妊娠したばかりくらいの頃である。それから各地を転々としながら育児まみれで幾年月。
やっとちょっぴり余裕が出て、ごくごくたまにはいいじゃないか、とオットに誘われ母に許され、慣れない夕方からのお出かけをして、私はちょっと興奮していた。いつもオットの車に守られて電車に慣れていないのは、私も5才の娘と同様である。
オットのエスコートで、麻布でもんじゃ焼きを食べた。冷たいウーロン茶を飲みながらのそれは美味しかった。いつも接待しているオットのもんじゃ作りの手際がすこぶる良いのにびっくり。
 お腹を軽く一杯にしたところで、もうもう本当にひさしぶりの六本木。外人が多い〜。スイートベイジルというお店に向かう。そしてついに歌う大沢さんに直面。
 正直、私もいい年だし、大沢さんだっていい年だ。大人っぽく夏らしく、ボサノバ調で何曲か披露してくれる大沢さんに、他のお客達も大人っぽく、適度な熱意を持って向かって…いたのも最初のうちだけだった。
「何でもありの大沢誉志幸だから」「いくぜ!」の大沢さんの声と共に会場のお客達はスタンディング。「おおっ、くるか!?」笑う大沢さん。そしてソウルでパワフルでロックな大沢さんに変わった。いや、戻った。やんちゃぶりは健在だった!
私…もう曲のイントロをきいただけで血が騒いで、じっとしてられなかったよ。
業界関係者の多い2階で観ていて、なんかみんなあんまりファンっぽくなく、しらけた感じだなあと思っていたら、ノリが変わったとたん皆、ボロボロと化けの皮がはがれたように、私とおなじようにジッとしていられなくなった人がいっぱいいた。
なんだ、みんな、大沢さんのこと好きなんじゃん。って、ちょっと嬉しくなったな。
 大好きな曲、たくさん歌ってくれて、最高にいいライブでした。本当に最高だった、しびれた!!
 でも夢からさめると、帰りは子供達の顔が思い浮かんで本気で家路を急いだ。22時半。なんと子供達は起きて待っていた。娘はずっと「パパもママも帰ってこないね」と心配していたという。ごめんね!と娘と息子を抱き締める。ママはもう当分、こんな風にお出かけしたりしないからね、と誓う。大沢さんは大好きだけど、熱烈に大切な子供達が大きくなるまで、あの調子ならきっとまだ歌っていてくれるだろう。私とオットの帰宅を確認したら、コロンコロンと横になって眠ってしまった子供達の寝顔を見ながら、また新たにママとしてがんばろう、という気持ちになるのである。大沢さんにパワーもらったよ。

2002年8月9日(金)
 オットが休みをとり、一日早く週末がやってきた。オットが企画する休日のスケジュールは過密である。
朝は、恒例の公園通い。オットがいる分、いつもより早く公園に行き、子供達を遊ばせる。早めに帰宅してランチ。母に子供達を託して、オットとお出かけ。新築についての建築士さんと現場監督さんとの打ち合わせ。やっと、私達が追求していた外壁の色の調合見本ができあがり、OKをだす。しかしながら、これからお盆休みをはさむため、上棟は9月にずれこみそうな気配である。本当に11月末には引き渡されるのだろうか。あんまり大急ぎで適当に仕事されても困るけど、早く引っ越しもしたいし、複雑な心境だ。でも、家作りってなんて楽しいの!お金を節約しながら、制約の中での家作りでさえこんなに楽しいのだから、お金に糸目をつけずに建てられる人は楽しいだろうなあ。
 夫婦水入らずの外出なんてめったにないので、ちょっとだけ二人でお茶をして帰宅。もう夕方だった。するとどこからか、お祭りのお囃子の音が・・・。一気に気分が盛り上がって、娘に浴衣、息子に甚平を着せて、音を頼りに歩いて、近所のお社の盆踊り大会にたどりつく。こぢんまりとした小さなお祭りだったけど、結構人が集まってきて、顔見知りにもいっぱい会って、楽しかった!ああいうところで食べるタコ焼きとか、焼き鳥とか、どうして美味しいのかな〜。娘は最初固まってしまって、お祭りにすんなり入れなかったのだが、根が踊り好きなので、気がつくと、盆踊りをマスターして頑張っていた。風車を買い、ボールすくいなどをして帰る。オットが手伝って、子供の手のひら大のダイヤモンドカットのボールを救ったのだが、娘がそれを「ハリー・ポッターよ」という。なんのことかと思うと、賢者の石のつもりらしかった。よく見ているものだと感心する。
娘は「ハリー・ポッター」のDVDを観る時は、箒と杖を用意し、玩具の眼鏡をかけてから観るのだが、これからはそのダイヤモンドカットのボールも用意するのだろう。子供って面白い。
 それにしても、しつこいようだが夏が苦手な私。いつもはひたすら室内に隠れて、夏をやり過ごすのに、今年は物心つきつつある娘のために、プールだ、ピクニックだ、花火だ、お祭りだ、と夏らしいことを目一杯している気がする。
もともとオットは季節感を大事にする人なので、娘の成長と共にさらにそれがヒートアップしてるのだ。
季節感とは関係ないが、明石焼きが食べたい!関西は明石市名物の、ダシにつけて食べるふんわりとしたタコ焼き(地元の人は玉子焼きという)なの。あのダシの美味しいこと、ふわりと柔らかいタコ焼きが、とろけて口の中に広がる瞬間の至福、思い出しただけで生唾もの。神戸の三ノ宮の立花というお店でよく食べた。く〜、猛烈に神戸に帰りたい!

2002年8月8日(木)
 ひさしぶりに大物を落札(してもらった)。もちろん、お人形なんだけど、届くまでどれくらいかかるかな〜。手元にきたらかなり興奮すると思う。今日は、家事育児をこなしながら、来るべきその子につける名前を考えて過ごした。到底、お迎えできるメドがたっていないのに、いつかお迎えするだろうと思っていて、名前が決まっている子もいる。それは私の気長な夢なの。
 今日も暑い一日だった。私には妹がひとりいて、今日は彼女の誕生日。ひとり、忙しく働いて暮らしている彼女には電話すらもかけづらい。お祝のメールカードを送る。幸せになって欲しいといつも思っている。言葉が彼女の心にまっすぐ届かないと感じる時、もどかしい。彼女が生まれた日も良く晴れた暑い一日だった。父が嬉し泣きしていて、4才だった私は、初めて見る父の涙にたいそうびっくりしたものだった。その父も今はもう亡い。けれど、あの感激の涙は私の目に焼き付いてずっと残っている。悩み、苦しみ、それでも健気に頑張っている妹に、自分は祝福されて生まれたんだと、生まれた瞬間から本当に、愛されていたんだよ、とただ素直に伝えたい。だから自分で自分を愛して欲しい。自分の誕生を祝福して欲しい、と思う。
 人は誰でもきっとちょっとは寂しいものなのだと思う。だから他人に寄り添いたくなるのではないだろうか。インターネットにしても携帯電話にしても、昔より人と人の関係が稀薄になったと言われている現代の中で、みんながすがりついている蜘蛛の糸のように思える。私の妹は、そんな糸を紡ぎだす、いい仕事をしている。がんばって!

2002年8月7日(水)
 暑さにイカれて、もうすっかり秋が楽しみな私。だが、月日は確実に過ぎて行く。時の歩みは遅いようでも早いようでもある。子供の成長も同じ。やっぱり今をちゃんと楽しまなきゃ、っていつもハッと気がついて、子供を抱き締めたりしてみる。 
 テレビで「カスピ海ヨーグルト」の衛生面が怪しい、と特集している番組をみた。健康食品に目がない母は欲しがっていたけど、いっきにトーンダウン。やっぱりモノが、人から人へと伝授されていく種ということで、場合によっては管理つたなく、大腸菌なんかが入っているものも多いらしいのだ。譲って下さる人がいてもそれが果たして清潔なヨーグルトなのかどうか判らない、ということで母のテンションは一気にさがったもよう。まあ、私もちょっと不安になったけど。例の中国のダイエット食品なんかでも思ったが、日本人は体に良いと言われるもの(?)に安直に飛びつきすぎるのかも。意外に騙されやすい人種なのかしらね〜。私は父をガンでなくしていて、ガン恐怖症なので、「抗癌作用あり」といううたい文句に弱いの。気をつけねば〜(^^;)

2002年8月6日(火)
 朝、きっちり1時間寝坊してしまって、かなり泡を喰った。オットが定刻通りに出かけられたのは奇跡だ。やればできるものだなあ、と思う。それにしても、なぜ、ぐっすり眠ってしまったのだろう。最初に目覚めた時は5時半だったので、あとちょっぴりと目を瞑ったら、瞬く間に二時間たってしまった。私は眠りが浅くて、ずっと夢をみるのですぐに目が覚める質だと自負していたのだけど、当てにならないものだわ〜。
 37度の暑い東京である。息子と幼児教室へ行くために歩いていると、本気でクラクラして、自分のことより子供が心配になってしまった。身長の低い子供は地表に近い分だけ大人の倍くらいに暑さを感じていると聞いたことがある。途中で、思わず抱き上げて歩いてしまった。疲れた。やっぱり夏はあんまり出歩きたくない気持ち。
 新しいレプリカ・ブライスは、ボディが今まではリカちゃんのものをそのまま流用だったのが、より「本物」に似せたボディに仕様が変わったらしい。新作のボヘミアン・ビートはたぶん見かけてもお迎えしないけど、今月末予定新作の「アジアン・バタフライ」は映像に一目惚れして私としては珍しく予約してしまった。実はかなり楽しみ。

2002年8月5日(月)
 頭が痛くて目がさめる。嫌な感じだ。朝からバファリンなんか飲んでしまう。眠る前にはなんともなかったのだが、寝ている間に左肩がコチコチに凝り、それで頭左半分がズキズキするという、私にはありがちなパターン。偏頭痛ってこういうの?あと、眠っている時に物凄く歯をくいしばる癖もあって、それで起きると口がだるくなっていることもある…。歯医者さんに相談して、マウスピースをつくってもらったことがあるのだが、私はそれすら噛み折ってしまったのだ。
 なにしろ、バファリンのおかげで痛みがなくなってから活動開始。いつも通り、おにぎりを握って公園に行き、ブランコや水遊びをさせる。早めに引き上げて、娘と二人でバレエ教室へ。今日は、ピンクのレオタードだったので、機嫌よく踊ってくれてホッとした。今度は白いレオタードが欲しいそうだ。黒は嫌いらしい。そのうち、黒にも目覚めると思うけどねえ。
 帰宅後、気分がよかったので、更新。トップのブライス、なんか顔色わる〜(苦笑)それから東京ミュウミュウリカちゃんをアップしました。やっぱり可愛いよ。

2002年8月4日(日)
 午前中、サンドラ・ブロック主演の「デンジャラス・ビューティー」という映画をビデオで観る。話は単純、ブスと言われている女性が、夢のような美人に変身する。彼女はFBIの捜査官で、ミスコンテストに出場するためにそうなるのだが、単純に楽しめてよかった。映画は娯楽。感動的でも難しく、精神を消耗するような内容のものはあまり観たくない気分の時がある。
 昨日に引き続き、娘のバレエ教室はレッスン日である。8月は変則的で、月初めに三日、月末に三日続けてレッスンがあり、まん中はごっそり休みなのだ。田舎に帰省する人への配慮らしい。それはともかく、いつもはピンクのレオタードなのだが、昨日着て、洗ってまだ乾いていなかったので、前に友達にいただいて、ちょっと大きいのでそのままにしておいた黒のレオタード(ふんわりしたシースルーの袖や、スカートがついている)を着せたら、まあ、うちの頑固娘は絶対に嫌だと粘り通し、1時間ほとんどレッスンを受けなかった!最初に「ピンクじゃない!」と言ってヘソを曲げて、それっきり、教室の中で立ち尽くし、涙ぐんでいる。こういう時、親は無力だ〜(T_T)
私が泣いてみせたら、娘は反省はしたらしい。明日はピンクのレオタードの順番なので、機嫌よく踊ってくれるだろうか。
 夜、ようやく念願の、映画「陰陽師」を観る。伊藤英明の源博雅はなんともダイコン演技だったけど、見た目はよし。映像的にとにかく綺麗で、野村萬斉の涼し気で自信に満ちた表情が、晴明役としていいと思った。脚本もオリジナルで良かったし。テレビ版とはまったく別物だとは承知だけど、蜜虫役は、テレビの本上まなみさんがよかったなあ。パート2も来年には公開されるそうで、映画館で観ることが出来たらいいなあ、と思う。その頃には、下の子供も幼稚園に通っている予定だから。

2002年8月3日(土)
 「真珠夫人」の原作小説(菊池寛)面白かった。この話を膨らませて、あの昼メロドラマを作った人たちもすごいと思う。原作の瑠璃子はかなり強い女性である。直也は相当弱い、っていうかほとんど出番ないし。あのドラマ通りの話を読みたければ、ノベライズ化されたものを読んだ方がいいんだけど、原作はなんといっても本物の菊池寛描くところの大正の香り高くて「よろしくてよ」
 さて忙しい週末である。まず、息子の歯科に通ってから、娘を初めて皮膚科に連れて行く。左腕関節の内側の湿疹はやっぱり「とびひ」というものだった。頭皮もかゆがっていたので、ついでに見てもらい、お薬をもらってホッとする。それから、私自身が接骨院に通って、腰のマッサージを受ける。かなり堅く張っていて、バンバンだそうである。昼食をかっこんで、すぐに、娘のバレエ教室に付き添い。それからやっと念願のトイザらスへ行く〜♪
娘がらくがきんちょ、という玩具を欲しがってくれたおかげで、娘には甘いオットが連れて行ってくれたのだ。私は即行、人形売り場へ。う〜ん、幸い?残念?ながら、ピピピっとくるお人形はいなかった。新しいブライス「ボヘミアン・ビート」が見たかったのに、ブライスの棚はすかすかしていて、オールゴールドインワンとアズテックアライバルしかおらず。もしかして、このスカスカ分に新しい娘達がいてもう売り切れたのかしらん。着せ替えセットの「アロハ・スピリット」はたくさんあった。そしてこれを買ってしまった。前の「コスモアフタヌーン」はなんかチープな感じが免れなかったんだけど、「アロハ」はとりあえず、麦わら帽子が可愛かったので。スーパードルフィーにもかぶせてあげられるかな、なんて思ったりもして、まあとにかく、おもったより可愛く感じたのだった。あと、我が家に一体しかいないケンのために、着せ替えのお洋服を買ってあげた。
ああ、色々、サイトにアップしたいな〜。
 ところで、私はやっぱりビンテージのブライスが欲しい。それもハゲの子が欲しい!カツラで遊びやすいから、あんまりフサフサしていない子がいいんだ〜(><)お顔は綺麗で、できれば五体満足ででもハゲ、っていう子、お迎えできないかなあ。よく、足がない子とかでてるけど、それもいいな、なんて思ったりもするんだよね。ちょっと不憫な子を引き取って、うんと可愛がって幸せにしてあげたいの。これってナイチンゲール病か?

2002年8月2日(金)
 ¥1200×4=¥4800。数字に弱い(かなり)私であるが、それくらいの計算はできる。それに消費税をかけて、私はお財布から5千円札と小銭を用意していた。今日は、新築の家の御近所さんに挨拶周りに伺う日なんである。超メジャーな○月堂で、何種類かの焼き菓子をつめたセットを選び、御挨拶と名前を書いた短冊を添え、可愛い楕円形のボックスに金色のリボンをかけてもらって、とても見栄えのするものができあがった。顔をほころばせた私に、可愛い若い女性店員は¥7480との金額を請求してきたのである。
こんな時、常々数字に自信のない私は混乱してしまう。「あのう…4個分ですよね?」おずおずと聞き返した私に、店員は意外そうに目をみはり、「はい、そうですけれど?」「…あ、そうですか」妙な間ができてしまって、私は無性に恥ずかしくなり、大人しく1万円札をだして(持っててよかった)おつりをもらって、お店をでた。おかしいなあ、私が選んだ「○城物語」というお菓子のセットはまちがいなく¥1200とウインドーに見本で標示されているのに。レシートには合計金額¥7480とあるばかりで、単価×個数という標示がない。あれ、もっとちゃんと聞くべきだった!こんな時、私は自分のふがいなさに呆然としてしまうのである。
しかし、幸い私は自分にはないものを持っている人を伴侶として選んでいるのだった。
訳を話すとオットは(今日は休暇をとった)すぐに、風○堂に電話をかけた。一瞬で間違いが明らかになり、あとで店長自ら、我が家に余計に払ってしまた差額と、おわびのケーキを持ってやってきた。
やれやれ、今日は蒸し暑くて、でも2時過ぎから雷がゴロゴロいいだして、私達が挨拶周りを終えて帰宅してからバケツの底をひっくり返したような土砂降り、と天候も目まぐるしい日だった。
やっぱりお金のことはきちんとしなきゃね。返金は¥2520。人形が買えるって。
挨拶回り、うまくすんで良かった。新しい隣人となる人たちは感じがいい方達だった。でも今まで空き地だった所に3階建ての住宅が建つのだから、日当たりが悪くなって、昼間から電気をつけなくてはいけなくなった、工事の音が一日中うるさい、と真隣の奥さんはにこやかに文句をいってから、「ま、仕方ございませんけどねえ」と笑った。工事の監督さんと一緒にまわったのだが、その方がいうには、どこに家を建てても近隣住人に同じことを必ず言われるそうである。
我が家を建ててくれる大工さんは二人。これから時々差し入れに伺おう、と思う。それにしても小さな家だ〜(何回も言うけど)
 今朝は息子に1回目の日本脳炎の予防注射も打った。「真珠夫人」の原作も買った。トイザらスに行く暇がなかった(涙)

2002年8月1日(木)
 今日は、子供達をちょっと遠い児童館に連れて行った。大きなビニールプールでたっぷり1時間遊んで、涼しい室内でお弁当を食べて、楽器を弾いて帰って、子供達は大満足。私も母として勤めを果たした気持ちになるの、こういう時は。
かなり歩いて(坂が多いの)汗をたっぷりかいた。Tシャツ型に日に焼けて、ちょっと失敗。ノースリーブを着ると、すごく変!
8月になったな〜。いよいよ、我が家が竣工、なんだけど、今日は見に行かないで、明日、近所の方達と大工さんにご御挨拶に行くことにする。
 リカちゃんキャッスルからファックスが届いた。JTBでキャッスルでのお買い物ツアーを組んだと言う。最近、ちょっとジェニー、リカ系はご無沙汰だけどなあ。東京に引っ越したら、すぐにでもキャッスルに行こうと前はあんなに思っていたのに、いざとなると腰が重いのだった。