バンダイのガシャポンのピーターラビット。
これがまた子供達のツボに入り、
絵本を見ると「同じ!同じ!」と叫ぶようになっています。
2003年2月28日(金)
 旧友が遊びにきてくれて、嬉しかった。私がオットと出会った会社に、同時期に就職した元同僚でもある。彼女の順応性とか理解力の高さ、人生に対する前向きなスタンスなど、私にはいつもいい刺激になってくれる存在だ。日頃はひたすら子供の友達関係を大切に生きてるので、自分だけの友達に会う、っていうことが新鮮に感じられるし、なんだか贅沢な気もした。それにしても女ってなんで、こんなに人生が変わるのかな。男の人は子供ができてもそんなには変わらないけれど、女は体質からして変わる。こだわっていた事柄も好みも変化し、時の流れの中で踊らされてしまう。それなら見事に踊りきりたいものだという心意気で行きたいな。
 オットが髪を染めてきた。今度はミッドナイトブルー。金髪にはもう飽きたそうだ。確かにいい色である。桃子が楽にお迎えできるくらいの値段であるだけのことはあります。こういう『お人形計算』はオットが一番嫌うんだけどね(><)


マクドナルドのハッピーミールとしてもらたお人形が娘のツボにはまった。
3種類集めたけれど、このZOEって子が一番可愛いと思う。
娘はこの子の髪をとかし、髪飾りをつけてあげたりして遊んでいます。
2003年2月27日(木)
 昨日と同じく、私は疲れていた。なんだか冬眠したいくらい脱力していた。息子もマズいと悟ったらしい。家に帰るなり、私にちゅっとキスしてくれた、3回も。そしてとびっきりの笑顔で私の顔をのぞきこんだ。笑わずにはいられなかった。そして、嘘みたいに憂鬱な気分は消えた。単純ね〜。
 娘の幼稚園のお友達が遊びに来る。5才の男の子はパワフル。でも基本的に行儀がいい。女の子っぽいものには興味がないのはさすがで、ところが娘は、お姫さまセットで自分を飾り立てて見せるのがおもてなしだと思っている。彼が「オレ、そういうのキライ!キライだから見ない!」と叫んだとたん、娘の顔がさっとこわばった。ああ、可哀想に。いつも家の中ではパパやママに褒められてばかりだものね。このテの挫折感を味わっておくことも、必要なことなのかなあ。でも娘も素早く気分を切り替えて、彼と一緒に仲良く遊んでいた。賢くて素直で明るくて、とてもいい男の子だ。こういう風に育てられるお母さんがうらやましい。私も鍛練せねば。
 北風の冷たさに震えたので、暖かいものが恋しくなりシチューを煮込む。しかし、途中でオットから帰るコールがあり、それでつい話し込んでいたら焦げちゃった(><)日焼け色になってしまったシチュー、ほんと見た目はぱっとしなくてトホホな気分。でも美味しかったし暖まって。ところが、友人からの電話で冷える。
 幼馴染みの、色々な思い出を共有している大切な友達。でも彼女の挫折感とかそれ故のプライドの高さ、とかに私は力添えできない。苦しみは形を変えて刃になり、世間のあらゆるものに向けられる。たとえば、普及しすぎている携帯電話。不必要、無駄、許しがたいものとして彼女は糾弾する。かたくなに、何かを思い込まなければ生きていけない程に追い詰められている彼女に、返す言葉を考えながら空しく時が過ぎた。凍える心をもてあまして私に電話してきてくれたのに、無力だったなあ。ただ、話をきくことしかできない。それだけでいいなら、友人としての存在価値はあるだろうか。彼女の笑顔がとても綺麗だった頃の事を、思い出す。


独自のセンスで窓辺を飾り立てて遊ぶ娘。
細かいものが好き。
2003年2月26日(水)
 昨夜、息子が階段から落ちた。無傷だった。でも私の寿命は確実に縮み、白髪が増えたことと思う。まさに「蒲田行進曲」の銀ちゃんの階段落ち。その瞬間私は悲鳴をあげ、自分の体も階段の上から投げ出すところだった。
オットが早く帰ってきて子供達をお風呂にいれてくれたのだ。それで最後に私ひとりでゆっくりお風呂につかっておいで、子供達を寝かし付けておくよ、という運びになった。息子はいつも私にぺったりくっついて眠るので、私を振り返りながら寝室におりていった。(我が家はリビング、洗面所が2階、寝室が1階)さて、わたしがお風呂からでると、息子の元気な声が響いてきて、あれ?と思った。階段をのぞきこむと、両手にお気に入りのぬいぐるみを持ち、んっしょ、んっしょと上ってくる姿があった。すごく可愛かった。抱きしめてあげるつもりで待っていたら、息子が私をみあげてニコ〜っとお日さまのように笑った。その瞬間、パジャマのズボンのすそをふみつけるのが見えて、危ないと私は叫んだ。息子の体はバランスを崩し、でも手が塞がっていたので手すりを掴み損ね、空中を1回転2回転して転がり落ちていった。
 息子は盛大に泣き、私の腕の中で唐突に眠ってしまい、それがまた恐くて。昨夜は不安いっぱいで緊張して、よく眠れなかった。しかし何ごともなく一夜が明けた。彼の体には外傷はまったくなく、頭も無事なようだ。身軽で、丸まりながら落ちたのが良かったのだろうか。息子をまったく助けることができなかったことに苦しさを感じる。先月外で、つないでいた私の手をものすごい力で振払い、車道に飛び出してバスが急ブレーキをかけて止まった瞬間も、私はとっさに動くことができず、心臓が口から飛び出しそうな思いをしながら、絶望感に立ち尽くしていた。
ほんの2ヶ月前まで、ほよ〜っとしていた息子。
これも成長過程と受け止め、さらなる用心を重ねていくしかないと思うものの、朝から疲労困ぱい状態だった私。
息子との外出はかなり辛い。声があまりにも大きくて、ちょっと思い通りにならないと執念深く泣きわめくようになったせいで色々なところで肩身の狭い思いを味わう。幼稚園のおかあさん方の何人かには嫌われている、とどうしても感じる。やはり小さなお子さんを連れてる方々で、本来なら仲良くなりたいところ。でも息子がその方たちのお子さんの玩具をひったくりとり、それを私が叱って相手に返すと、泣きわめくからだ。それも尋常ではない大声、である。肺活量が豊かなこと、鬼のごとし。私は息子とふたり、いつもポツンと離れた場所にいる。
今日は、歩いていて途中で靴が脱げたらしく、片方をなくしてしまった。抱いて帰宅するにはあまりにも遠く、片方の靴をはいていない息子は町中でもたいそう目立った。恥ずかしかった…。
入園後も先は思いやられる。育児は楽しい。だけど、試練〜、っていうかやっぱり修行?


花かんざし、というお花。
2003年2月25日(火)
 オットがソフトコンタクトレンズにするかどうか悩んでいる。彼はもともと視力2.0の人だったのに、近眼になってしまって、仕方なく眼鏡をしている。それで「眼鏡をかけた人」としてたくさんの人に認知されるのが嫌なようだ。私は子供の頃から目が悪くて、中学生からずっとコンタクトレンズ。ハードだったけれど、昨年末、ソフトコンタクトレンズに変えた。これははずすときが結構恐い。指でレンズをつまみとるのが、なかなかできなくて、ええ!世の中の人はこんなこと平気でしてるの!?と驚いたものだ。…今では慣れたけど。オットにできるかねえ。代わりにレンズをとってくれ、と言われても困るし(^^;)
 人が何気なくしていることで私が驚いたものを思い付くままに浮かべると、数学、車の運転、出産、育児って感じだろうか。数学は、高校時代、輝かしき0点をとったことがあり、「それは滅多にとれるもんじゃないゾ」とオットに感心された。担任と数学の先生に呼び出されたんだけど、その時同じ中間考査で、国語は100点で。あまりの落差に職員室が騒然となったといい、数学の先生には「そんなに俺が嫌いか」と泣かれた。0点も100点も学年でひとりだったということで、思えば私って昔から極端だ。こんな私が子供に、「ほどほどまん中あたりでいてね。」と願うのは当然のことのような気がするが、イケナイことだろうか…。


おっとりと、おおらかな風であり、品があり、
良いお顔のお雛様。
2003年2月24日(月)
 ぱらぱらと小雨もようだったお天気が午後には一瞬みぞれに変わった。今日は本当に寒い一日だった。雨の日は傘をさすし、息子の手を放すことはお天気の日でもできない。100センチに満たない身長で小さいとは言え、5才8ヶ月になり分別のある娘に自力で歩いてもらうしかない。娘は雨の日は嫌い、としくしく泣きながら幼稚園まで歩いた。可哀想だった。私自身、娘と手をつないでいないと大きな不安を感じるので、雨の日はキライ。でもね、昔は傘を何本も揃えて、靴もコート雨の日なりにオシャレを楽しんだりしていたもの。冬すら嫌いではなかった。冬のオシャレは楽しいものね。いつか子供達が自分の面倒を自分で見られるようになったら、私はまた雨の日、冬の季節を楽しむことができるようになるでしょう。
 本日は、「マイケル・ジャクソンの真実」というドキュメンタリー番組をオットと観る。彼に興味はとてもある。世の中は高らかに個性を歌い上げるけれど、平均的なラインをこえると奇人変人のレッテルを貼りがちだ。放っておいてあげればいい。犯罪を起さない限り、人は自由だし。自分で蓄えたお金で自分の土地に遊園地を作ってもいいんじゃないかなあ。私にも富があれば、きっと人から見れば奇矯な振る舞いをすると思う。…っていうか、今の私の部屋そのまんま、普通の人がみると「わっ!」という部屋ですね。あらら。


娘のお姫さまセット。
2003年2月23日(日)
 向こう隣の敷地に新築して引っ越してきた御夫婦が挨拶にこられたのに、私もオットもほとんど寝起きで髪型がまったく決まっていなかった。やはり寝坊はよろしくナイような。一日の時間があっという間にすぎるので、眠いんだけど寝過ぎると時間がもったいなくてたまらない気もする。一日が36時間あれば、思いきり睡眠もたのしめるのに、と思う。若い頃は惜し気もなく寝ていた。自分では忙しいつもりでいたけれど、基本的には暇だったのだろうと今にして実感。時間の使い方を知らなかった。お金と時間の使い方は、生まれつきの才能もあるけれど、やっぱり学習して経験値を高めないと、レベルアップしないもののようだ。私もまだまだ反省ばかり。
 近くの幼稚園の文化祭を見学に行く。オペレッタの出来映えにびっくりした。子供達の歌と踊りが上手だし、衣装や小道具大道具が驚く程凝っていて感心した。ああいうものを作るのも楽しそうだと思う。
 お給料日前でお財布が寂しいので、家で家族仲良く過ごす。家をたてる時、私が絶対に欲しい!と主張して譲らなかった床暖房の上にねそべって、お気に入りの映画なんか観てぬくぬく。オットは床暖房なんかいらないと言ったくせに、すごく気持ちよさそう。本当はオットに子守りを押し付けて人形遊びをしたかったけれど、私の部屋は1Fで寒いのだ〜。日当たりも悪く、お人形にはいい環境かも。


ガラスのショーケースはもとからあったもの。
そこに、娘がお気に入りの小さなものを詰め込みました。
いつも、ピーターラビットと小ブタとバンビが車にのって…
という物語を演出して遊んでいます。
2003年2月22日(土)
 オットがEPIC25のライブコンサートに行って、感激したとライブ会場から電話をよこした。私は娘のバレエ教室に付き添い、そこで息子に暴れられ、眠くなった彼が歩きたくなくて泣きわめくのをひきずって1キロ歩き、疲れ果てていて不機嫌だったのだが、オットの高ぶった声を聞いていると、ふと青春の日々を思い出したりして。EPICソニーの音楽は、私の青春そのものだった。このライブの最初に登場するのが愛する大沢誉志幸さんだと知っていたが、最初に出たらきっと後はさっさと帰っちゃうんだろうな、と思っていたらちゃんと最後まで残っていて(笑)佐野元春といっしょに「someday」を歌ったそうだ。わ〜、聞きたかった!でも4時間ものライブ、子供に耐えられないし、人に預けることも私にはできないから、仕方なかったなあ(ため息)
 いつもにもまして息子に振り回された一日の疲れを、お人形の更新をしてとりました。
 タイニー・ベッティー・マッコールちゃんというアメリカの女の子人形。これは知り合いからきいたのがきっかけで、今年草々にハマってしまったお人形だ。私がお人形を好きで集めているときいた人が、「アメリカに可愛いお人形があるよね。見たことあるんだ、ベッツィー・マッコールっていうの。知ってる?バービーみたいに大人っぽいんじゃなくて子供子供してるんだよ」へええ、と思い、ちょっと興味を持ってインターネット検索したのが運のツキ。惚れ込んでしまいました。アメリカから届かない届かないと悩んでいたお人形がこれ。今日アップしたこは、e-bayで落札した子だけれど。写真がうまく撮れなくて悔しい!やっぱりデジカメ壊れかけてるよ〜、とデジカメのせいにしてみる。


娘が選んだ鉢植えの花。メラコというお花。
2003年2月21日(金)
 吉祥寺のユザワヤに行く。息子の幼稚園入園準備のため…そしてそういう人で少なくとも5Fのコットン生地売り場はごったがえしていた。ほぼ迷うこと無く、前から心に決めていたトミカの車柄に決定したものの、あまりにも可愛い柄物が多くて気もそぞろ。でもオットが(そう、今日は休みをとったのだ。明日、仕事だから)暴れまくる息子のお守に疲れ、早くしろとうるさいので。ゆっくりできなかった(涙)
 戻ってきて、家の近くの商店街のスパゲティのお店でランチ。そこで満腹になったにも関わらず、娘の要望で少し離れた高級住宅街の中のケーキ屋さんでお茶する。美味しいものを食べると、やっぱり気持ちが豊かになる。でもこの季節、どのお店も暖房がききすぎていて気分が悪くなりやすい。なんでかなあと思っていると、店員はみな、半袖を着ているのだった。食事をするとただでも熱くなるし、外の気温に合わせてそれなりに皆、暖かいものを着ているから、いくらコートやマフラーをはずして調節していても、むっとする気温の中出の食事は辛い。特に子供には。通気の悪い部屋は、食事時でなくても嫌いだ〜(><)


ホッとする照明。
子供達が喜びそう、と思って選んだつもりだけれど、
なんのことはない、自分が子供っぽいだけ。
2003年2月20日(木)
 地域の小さな宝くじの5等賞があたった(^^)下二桁が当たるだけでも嬉しいもの。金額は千円。これが呼び水になってグリーンジャンボが当たればいいな、なんて夢想してしまう。実際、今月は無駄遣いしすぎて、大ピンチなので千円でもありがたいよ〜(><)…と、ここまで落ちぶれているのだ。なのに息子が本屋さんが好きで通りかかると駆け込むのでつらい。もともとは私も本屋の前を素通りできず、また手ぶらでは出られないタチなのだ。でも最近は文庫本も平気で¥800とかするので、うっかり買えない、買いたくない。図書館で吟味して、どうしても好きなものだけ買っていこうかと思ったりしているくらい。お金と場所は少しでもお人形にまわしたいのよね〜。
 図書館で、ルーマ・ゴッデンの小説を見つけた。小学生の頃、この人の書いた「人形の家」で初めてドールハウスというものを知った私。その思い出の作家の「バレエダンサー」という小説。上下巻だったけれど、一気に読んでしまった。
昨年、ビデオで借りてみた「リトルダンサー」と似て非なるもの。面白い。バレエに見入られた少年とその姉が英国バレエ学校に入学し、大成していくお話なのだけど、引き込まれる。すごいと思ったら、作者もバレエ教室の先生だったことがある人なのだった。でもバレエものって、必ずライバルの嫉妬、それゆえにはり巡らされた罠とかでてくるのねえ。


素焼きのガーデニングオーナメントセット。
不思議の国のアリスの、チェシャ猫とウサギ。
みんな全長5センチくらい。
2003年2月19日(水)
 友達に、何か泣ける話がないかと聞かれて、うっ、と言葉につまる。もちろんそれは、感動して胸にせまってくるような小説や映画のことを意味しているのだったけど、実は私は毎日のように泣いたりしている。普通のニュースがまずダメ。世の不条理、過酷な運命、人々の怒りや悲しみ、時には喜びの涙。昔はふーん、と他人事として聞き流していたものが、いちいち実感をともなって痛切に感じられ(年かねえ)、感情移入しすぎてしまうので、時にはオットにニュースを見るのを止められるくらいだ。岡山県で道に迷って凍死した姉妹の話、可哀想すぎる。昨日の韓国の地下鉄放火事件には恐怖で震えた。アメリカがしようとしている戦争、絶対に嫌だ!!!…とは彼女には言わなかったんだけれども。
 オットは落ち込んだり浮上したりを繰り返している。やっぱり、転勤を受け入れてガンガン仕事する力を見せつけたかった、という未練が強いみたい。反面、どうしても子供達が可愛いし、子供達が今の生活になじんでいるのを壊したくないから、これで良かったとも納得したり。まさに動揺してますな。彼の落ち込んだ顔をみるのは辛いけど、私はやっぱり今回の異動はよかったと思ってるのだ。落ち着いて、ささやかに暮らしを楽しもうよ。なんだったらこれを機会にお人形遊びしてみる?和むよ。…とこれもまた彼には言わないけれど。
 子供を連れて歩く時は、危険に備えるし不自由を覚悟している。バスに乗る時も甘えていないつもり。でも、よく人に席を譲って頂く。今日は学生がいっぱい乗ってるバスの中、シルバーシートのお年寄りに「あなた、子供さんがあぶないよ、ここにすわりなさい!」と、固く遠慮したのに席を譲られた。すごいなあ、私も受けた親切を世の中に還元していこう、と思う。育児は孤独で不安な時があって、そんな時に人から好意を受けるとすごく励みになるから、私も誰かの力になれる人になりたい。修行しよう。人生なにごとも修行…せめて、感じが悪い人、尊大な人にはならないようにしよう。


素焼きのガーデニングオーナメントセット。
不思議の国のアリスの、トランプの兵隊。
2003年2月18日(火)
 母が送ってきた絵本は懐かしすぎて、胸に迫るものがある。ず〜っと忘れていたのに、みた瞬間5才の頃の情景なんかがはっきりと浮かんできたりして、感動的ですらある。ムーミンの絵本なんかもそうで、これは岸田今日子さん(当時、ムーミンの声の吹き替えしてたんだ〜)の読み語りのソノラマシートなんかついていて、繰り返し聞かせてもらった記憶がある。それで字を読む練習をした。私の娘がずいぶん気に入ってしまい、ここ数日ずっと持ち歩いている。子供達にはまだ機会がなくてムーミンを見せたことはないのだ。でも好きらしい。息子ははっきりと「カバ!」と断言した。
こうして、物や音楽でいきなりタイムスリップしてしまうことってある。ならば私も、子育てをしていく中でできるだけ子供にいい思い出をつくってやりたいとつらつら思う。
転勤転勤を繰り返していると、子供達に故郷と言うものがなくなってしまいそうで、それが嫌だった。生まれ育った場所、幼馴染みの友達など、そういうものを大切に育んで行きたかったので、落ち着くことにした。でもそれが、オットの仕事にとっていいことだったのかどうか判らない。昨日、彼の会社で人事異動発令があった。半分は希望をきいてもらった形なのだが、今まで花形的場所にいたのが、ちょっと横にズレたため、彼は面白くないようだ。
本当は転勤でもなんでもして、がんがん仕事してステップアップしていきたい人なのだ。私がもう引っ越すのは嫌だといい、子育てを一人きりでするのは辛いと嘆いて、仕事に打ち込む彼の足を引っ張った形だ。実際、私がパニック障害という病気にならなければ、彼は毎日日付けが変わるまで帰らず、土日も祝日も家にいなかっただろう。それは家庭の幸せとしてはどうだったのだろうか。実際に息子は、1年前はほとんど父親の存在を気にとめず無関心で、まともに顔を見ようともしなかった。今ではオットの膝にはい上り、笑顔で顔を見上げるようになっている。バリバリ仕事をし、なおかつ家族ともしっかりコミュニケーションをとる、その理想にむかってオットには頑張って欲しいし、私もサポートしなくちゃ。
 今日の天気はまた冬に逆戻り。お財布の中身も超厳冬って感じだ。思わず、宝くじ買いました、グリーンジャンボ。私はちまちまと宝くじをあてます。年に二回は3千円当たってるし、地方の小さな宝くじでは当選番号と1組違いで全く同じ番号で、一瞬オットが悲鳴をあげたこともある。ま、その時の5万円という当選額を未だに更新できないのは悔しいんだけど。がんばりましょう。あたったら、思いっきり欲しい人形買うわ!…もう買ってる?いんや、まだまだ!


素焼きのガーデニングオーナメントセット。
小さくて可愛い。勿体無いので家の中に飾っています。
2003年2月17日(月)
 最近の教育事情を友人に聞いて唸る。彼女の娘さんはうちの娘の一つ上で、間もなく小学校入学。ものすごく優しくて素直で賢い、とても可愛いお嬢さんだ。なのに、友達にバカにされていじけているという。まだ漢字が読めず、二桁の計算しかできないからだそうだ。二才から早期教育を受けている子達は、もうすでに3年生程度の漢字の読み書きができ、3桁の計算ができるのだという。しェ〜!という感じである。自慢じゃないけどうちの娘は遠くおよびません。孟母三遷の教えを実行するのも無理だしなあ。
 悩んでいたけど、e-bayで落札したお人形が届いて、うきうき♪


はにバニさまに頂いたバービーのシャープペンシルセット!
娘は見るなり「あっ!」と叫び、自分のものにしてしまいました(苦笑)
2003年2月16日(日)
 胸をなで下ろしたことにオットが風邪ひきの崖ップチから戻ってきてくれた。
 お天気は悪いけれど、お友達家族が遊びにいらっしゃるので夫婦で協力してお迎え体勢を整える。こういう時、私はオットに掃除機をかけてもらうのだ。敷地が狭くて3階建てというのは、掃除機をのびのびかけると言う訳には参りません。いちいちコードを各階のコンセントにさしかえるのも面倒。ええ、つまりコードレスな掃除機が欲しいんざます!それを訴えた場合、オットにどれだけ人形を我慢すれば買えるか言い含められるため、オット自ら掃除機を欲求するように仕向けよう、というささやかな罠を貼る訳。確かにオットは掃除機をかけかけ、これは大変だナアとつぶやいていたけれど、終わった後、達成感があって気持ちいいネ、とのたまいやがった。そうなのよ、家事ってタマにすると楽しいのよネッ!!ああ、私だって毎日じゃなかった頃は楽しかったですともさ!
 それはさておき、あいにくの雨で鬱陶しいお天気ではあったが、オットの友人御家族をお迎えしてとても楽しい一時を過ごした。午後1時半という微妙なお時間だったので軽食程度はと思って、玉子、ハム、チーズ、のサンドイッチをつくり、苺をデザートに、子供さん受けしそうなスナック菓子やビスケット、ラムネ菓子などを用意。飲み物は大人は熱い紅茶と子供にはアップルジュース。どうかな〜と思ったけれど、なんとか間に合ったみたい。おもてなしって難しいな。
オットは大学時代が人生で一番楽しかったといつも言っていて、今日お見えになったのはその時代をかなり共有した大親友さん。お互いの結婚式を司会しあった仲でもある。(ちなみにオットは友達の結婚式の司会を氓O回くらいしている。ほとんど趣味。っていうか、これでバイトしようか、なんて言ってるくらいなのだ)お子さん達はすごく優しくて可愛く、聡明なのですっかり感心してしまった。最近、娘さんのためにリカちゃんキャッスルに行ってきたと聞き、オットがすすめて私の人形棚を公開。呆然としてらっしゃいました(笑)


黄色い蕾のミニバラを買いました。
開花を楽しみに待っていたら、中心は黄色だけど縁は赤い薔薇が咲きました。
え〜と。黄色い薔薇もまた買ってきます(笑)
2003年2月15日(土)
 ずっと気にしていたお人形が、アメリカのお店から届いた。半ば諦めていただけに信じられないような嬉しさ。待望のお人形はすごく可愛い!海外取り引きはやっぱり苦手だけど、この喜びは格別のものがあるなあ。いかにも娘が気に入りそうなお人形だ。
娘がお気に入りの人形はやっぱりリカちゃんだ。玄関はいってすぐの棚に、娘が選んだお人形を二体飾っている。いつも思うのだが、女の人は基本的にお人形が好きみたい。引っ越しの時も、荷詰めの手伝いの女性達が私のお人形をとても熱心に見ていたし、今も来客の女性は必ずお人形に目を止め、感想を言ってくれる。その度に娘は自分の手柄のようにニコニコ。来客の100%はこれは娘のお人形であり、娘の為にわざわざ玄関に飾っているのだと思い込んでいらっしゃる。オホホ、違いますのよ、私のですのよ〜!と内心喉をのけぞらして笑う私。言ってもいいのだ。コレクションをお見せしたっていいのだ。実は明日、オットの友人夫妻が来るのだが、どうしようかな〜と迷っている。小さいお嬢さんがいらっしゃるので、遊びたい旨ご要望を受けちゃったら困るし(笑)やっぱり秘蔵しておくかなっ。
 一晩眠ったら風邪が治った。病弱だった子供時代を思うとかなり丈夫になったものだと思う。代わりにオットがひ弱になってきて、また風邪気味だという。オットが風邪をひくと要求が多くて大変にうるさい。ぜひとも治癒して頂きたいと思う。まさかまたインフルエンザじゃないでしょうね?娘のお友達で、A型とB型と、インフルエンザに二回かかった子がいるので油断ならない。オットが風邪をこじらせた場合、子供への感染防止にまた私の部屋に閉じ込めるしかない。するとですねー、また新たにお人形が増えてるのがバレてしまうんですねっ。きゃ〜、ぜひともそれだけは避けたいですぅ。


娘的、お雛様の真似。おちゃめ。
2003年2月14日(金)
 アメリカから、マイシーンバービーのマディソンちゃん到着。予想以上に、可愛い、可愛い!バレンタインに素敵な贈り物も頂いて、今日はホクホク。
 オットも毎年、会社の方々からチョコを頂いてくるが、息子も今年はチョコを頂いた。毎日、娘の幼稚園にお伴していて知り合った、同じお伴組みの女の子からである。ああ、チョコをもらうってこんなに嬉しいことだったのネ!たとえ義理でも華やぐものだと、初めて実感した私だった。当の息子はまだお腹を壊していて御機嫌が悪く、私に抱き着いてふんふん泣いている、という情けない様子だったのだけれど。
 娘はおとなしく、ほんよりしていて、芯が強い。最近完全主義者なのだなあと思えるようになった。字を書く練習をしていて、自分の字が下手だといって泣き出すのだ。絵を描いていてもうまく描けないと泣く。私から見ると十分上手なんだけどな。でも今日はおおおっと唸ることがあった。
いつも娘の工作をみるのが楽しみなのだが、今日の作品は「ノアの箱舟のフリーチケット」だった。先生が青い画用紙で作ってくれたチケットに、好きな動物の絵を描きこんだらしい。帰る時、皆が手に青いチケットをひらひらさせて母親に得意げに見せていた。ノアの箱舟は、地上のあらゆる生き物をノアが選んで船に乗せたというお話で、だからどんな動物でもいいのだろう。女の子はウサギが多くて、あとは猫とか鳥、羊とか犬だったように思う。私の娘も目をキラキラさせてそのチケットを渡してくれたのだけど。見た瞬間、うっ!なんとそこにはカッパが描かれていたのだ…。味があり、伸びやかなタッチで描かれた可愛い中にも見間違い様のないカッパらしいカッパの絵だった。なんか、ひらめいたらしい…。ノアもびっくりだと思うよ。本人は思い通りに描けて御満悦だった。
そういえば前も、皆が柿の実を写生して張り出してるなあと教室で眺めていたら、一つだけ妙にポップなタッチのお花の絵があって、それが娘の絵だったんだよね。一年前には異様にリアルなだんご虫の絵を描いて私を悩ませていた(前に住んでいたい家の庭にはダンゴ虫がやたらにたくさんいたせいだ)。そのあと、大きなタコがでてくる話に感銘を受けて、大ダコの絵ばかり描いていたこともあった。先週の幼稚園の作品展を見に行く時、私もオットも内心、例のダンゴ虫や大ダコの絵がどどーん!!とあったら嫌だね、と言ってたんだけど幸い作品はどれも可愛かった…。子供を育てるって面白い。また面白いことしてね、って感じだ。


我が家のお雛様は木目込みです。
選んでくれたのも買ってくれたのもオットの父。
結婚7年目にして授かった私達の娘への、深い愛情を感じます。
2003年2月13日(木)
 やや、ややではあるが元気がない息子。顔色はそう悪くないし、あやすとコロコロ笑い転げるけど、悪戯にいつものキレがない。瞬発力がない。楽だけどそれはそれで心配なこと。本当は家からださず、養生に努めたいけれど、娘の幼稚園を休ませるふんぎりがつかず、辛そうだったら抱いて歩こうと悲壮な決意をして出る。案の定、抱いて往復した。歩きたがらないのはいつものことで、でも体調が本当に悪いのかもしれないし、と抱き上げてしまう。帰宅すると私がぐったり。まあ、これはいつものことなのだけど。
 娘ももうあと4ヶ月で6才。来年は小学生だ。けれど今だ、お使いはおろか御留守番もできない。実は私の方が子離れが全くできないのだけど、努力はすべきかと思って、娘に「ママ、ちょっと買い物してくるからお留守番しててくれる?」と聞くと、彼女は慌てて首を降り、私を止めた。「ダメ!オオカミがきて食べられちゃう!」…おおかみと7ひきのこやぎの絵本を読み聞かせしすぎたか。ぷぷっ、でも可愛いので許す。怯える子を無理強いすることもないよね。
 絵本と言えば、神戸の母が段ボール一箱の絵本を送ってきた。みな、私が今の娘の年頃に読んでもらったものばかり。高畠華宵などの美しい絵のものがあって、今では貴重なものかも。でもでも、置く所がないよ、おかあさーん!!
 気にしていたアメリカのお店から手紙が来た。送料がいくらになるか書いてある。私の要望には2月3日に郵便で答えた、ってこれかい!モノはどうなってるのよ〜?こんなのメールでいいじゃん、すぐじゃん。改めてこの送料でいいから発送して、と頼んで首を長くして待つことになるのか、と思うと気が挫けてきた。実は風邪もひいたような気がする。関節がだるいし、急に声がでなくなってきたの。ヤバイ、気合いが足りないみたい。テンションあげて、風邪を振り切らなくちゃ。


娘のお弁当セット。キュート♪
2003年2月12日(水)
 どんより曇っていて、なおかつ雨さえばらついているのに、「本日のお天気は晴です!」とTVで断言しているのを見ると、ひどく不条理な気がする。まあ天気予報だって人間のすることだから間違いくらいあるんでしょう。にしてもねえ、な、お天気の中を息子を連れて病院に行く。そこは風邪ひき患者で満員だった。息子は軽めの嘔吐下痢症のようで。整腸剤と嘔吐止めの薬をもらった。でも今日は本当にケロっとしている。急に寒くなったのでなければ外で遊ばせてあげたいくらいだった。病院で風邪を感染されていなければいいけれど、と心配。
 もうすぐバレンタインデー。オットはホワイトチョコレートが好物なのだけど、まだ何も準備していない。子供がいない頃はゆっくり手作りなんかして、プレゼントを添えていたけど、今では買ってきて感謝のココロを添えるだけ、ほほ♪娘がまわらない舌で「パパ、ちゅき(好き)よ」と言いながら渡すと、本当にトロけていた。今年は娘の発音もよくなり、その分色っぽくなったので(?)、また彼女におまかせしようと思うが、今年は娘も幼稚園のみんなで義理チョコを配ることになっており、なかなかに忙しいのだ。
 インフルエンザが猛威をふるっているのに被せるように、早くも花粉症の季節到来。今の所我が家はその害からは免れているんだけど、今年は平年の2倍の花粉が飛び交うときいて、なんだか心もとない気持ち。とどのつまり出不精の私は、なんのかんのとマイナスポイントをつっついて、外出したくないのである!なのに、なんで毎日出歩いてるの(涙)子供を持つってこういうことなのね。
 でも素敵なこともあって、にっこり。幸せは自分でつかむものだと思う。ほんのちょっとの努力で、ささやかな幸せ。これは理にかなってるんじゃないでしょうか。
 と、のんきにこの日記を書いていたら突然、安らかに眠っているはずの息子の悲痛な泣き声が。寝室に飛んで行ったらひどいことになっていた。やっぱり嘔吐下痢症って本当なんだ。できれば使いたくなかったけれど、座薬タイプの嘔吐止めの薬を使う。汚れたものを綺麗にし、さっぱりしてあげるうちにふと幼い頃を思い出す。病気ばかりしていた私を、よくこうやって両親が世話してくれて、それがとても嬉しくて、心慰められる思いだったことを。息子もじっと私を見て、ぴったり私に体をくっつけて、目を閉じた。子供が病気になると、愛おしい気持ちが倍増する。不憫になる。


ウェルカム・プランターその2。
ジュリアンは冬の花の王女様という感じ。
2003年2月11日(火)
 子供達の体調がすっきりしない。こういう時は当然ペースダウンして様子を見る。息子は元気ありそうなのだが、また吐いた。どうも本当に嘔吐下痢症という病気らしい。明日また病院に行かなくちゃ。娘の方はただぐったりと眠りがちだったのだけど、それも心配だった。大好きな『モンスターズ・インク』のDVDを観ているうちに調子が上がってきたので、一応予定通り、英語教室の体験レッスンに行った。楽しんでくれたけど、体調が心配なのでそそくさと帰る。
 私がお雛様を出している間に、オットが数カ月分ためた写真を整理してアルバムに貼ってくれたのを機会に、娘が生まれた時からのアルバムを見返してみる。我が家のアルバムはちょっとしたものである。とにかく量が半端ではない。でもどれも撮っておいて良かったと思う写真ばかり。子供が成長していく姿を見ると、やはり奇跡を目にした気持ちになり、ふと不思議になってくる。人の出合い、巡り合わせってなんなのだろう。やっぱり神様っているのかな、なんて。まあ、普通に職場結婚と言ってしまえばなんでもないんだけど、小さな出合いのひとつひとつがすごい運命なんだと思える瞬間がある。
 私とオットは神奈川県と兵庫県というそこそこ遠い距離を隔てて生まれ育ち、大阪の会社で巡り会うまで当然のことながら全く知らない存在だった訳だ。けれど、私はその出合いの何年か前にオットを見ているはずなのである。というのも、オットがTVにでたことがあり、私はそれを観た記憶があるのだ。ただ、その時注目していたのは松坂慶子さんという女優さんであり、オットはその後ろで踊っていたにすぎないので、姿形は覚えていない…。
つまり、オットは大学時代、合唱をやっていて、その部にはよくフジテレビからバイトの声がかかったそうなのである。特にいいバイトは当時大変人気があった「夜のヒットスタジオ」という歌番組で、オットとその友人達はよくバックコーラスを努めた。それどころか、時には振り付けを覚えて踊ったりもしたそうで、松坂慶子さんがマンスリーというゲストとして、「飾りじゃないのよ、涙は」を歌った時、不良の格好をして後ろを飛び跳ねていたそうだ。当時高校生だった私はそれをしっかり観た記憶がある。まさか、そこに未来のオットの姿が現れてるなんて知る由もなく。(その頃、My Birthdayという雑誌に、夜中の2時に櫛を口にくわえて鏡を見ると、未来のオットの姿が見えるなんて書いてあって、試してみたい気がしたりしていた。そんなことする必要なかったってことですね)
 その後、オットと出会って、おつきあいして、結婚して、子供に恵まれた。ごく平凡なことだけど、私にとっては大きな奇跡だし、その証明がアルバムという感じ。娘が生まれた時、母は初孫が愛おしいあまり興奮して言った。「もうあんたは、何回生まれ変わっても○○さんと結婚しなくちゃいけないよ。そうじゃないとこの子に会えないもの!」本当にそうだと思う。
 ちなみにそのTV番組は母も妹もみた記憶があるらしい。「あの時、婿をみてたのか〜」「お義兄ちゃんがいたんだねえ」と2人とも感心している。さらに結婚後、また不思議な気がすることがあった。実は少しだけテレビ局でバイトしたことがあるのだが、その時の上司達にこの話をした所、口々に言われたのだ。「俺、その時ADやってたな」「俺、音声やってたぞ」「俺、カメラまわしてたよ」「つまり俺達全員、キミの御亭主に会ってるね」…世間は狭い。
 人が誕生し、生きて行くことって出合いの積み重ねの結果なんだね。なんてことを私はアルバムをめくる度に、感じてしまうのだった。


ずっと子供達のお椀を探していて、
やっと我が家にうってつけのものを見つけることができました♪
2003年2月10日(月)
 昨日の代休で娘が幼稚園お休み、オットも休暇を取っており、ゆったりとした休日を楽しんでいる。のだが、息子がどうもロタウイルスに感染したらしい。夕方になって2回の嘔吐、おなかもこわしてる…。まあプリンの食べ過ぎ、ともかんがえられるのだが、我が家の子供達はごくごく小さい赤ちゃんの時さえ滅多に吐く、ということがなかったので、夫婦で大変に焦り、21:00すぎにかかりつけの小児科の先生に電話してしまった。
本当にすごくいいお医者さまに巡り合えてよかったと思う。先生は嫌がらず、症状を聞いて、大丈夫だと思うと言ってくださった。この先生と、娘のバレエ教室の先生と、息子の幼児教室の先生とお別れしたくなくて、家を探す時に今の土地に執着したのだが、その甲斐があったと思う。
 今日は税務署から、固定資産税を算出するための調査の人がきた。少しでも安くしてくださいと泣きついたのだけど、全部ポイント制になってるから感情的に裁量することはできないって、言われちった。まあ、それならそれで大して高くもならないでしょうよ。何しろ、コストはうんと抑えてつくったもんね。
 アメリカから人形を買うなんて慣れないことをしたから、届くまで落ち着かない。向こうのお店はあなたの要求は2月3日に果たしたとのメールをよこしたのだが、今現在、私の手元にモノは届かない。っていうことは、私が頼んだEMSでは送ってくれなかったと言うことなのではないのかしら。それともアメリカの郵便事情?うーん(汗)
なんでこんなに気苦労して家計を切り詰めてまで人形を欲しがるのかと自分でも思う。ほんと、もういい加減にしなきゃ、と思う。病気ってこういうことを言うのかなあ。
 悩みつつ、また庭仕事。今日は、白いスタンドを買ってきて小さな鉢を並べた。それで随分見栄えがよくなった。小さな鉢をなにもない平らな地面に置いておくと映えないのだもの。¥100だったので、小さなジュリアンとシクラメンをまた彩りよく何鉢か買った。正直、シクラメンはそんなに好きな花ではないけれど、確かに独特の趣があるのは認めない訳にはいかない。
 昨日も今日も暖かかった。本当に春の気配を感じる。でも明日は雨なのねー。


ミニバラのひとつ。愛らしいピンク。
2003年2月9日(日)
 娘の幼稚園の作品展を見学に行く。余りにも意外なことに娘がちゃんと工作していて、その作品についての説明もできることに「こんなに!」と感嘆するほどの成長を感じて嬉しかった。幼稚園を3つも転々として、可哀想に思っているのだが、娘は娘なりにたくましさを身につけていってくれているようで嬉しい。
 息子にはブームがある。2才の前半は狂ったようにロールパンをむさぼり食っていた。その後、バームクーヘンの時代が訪れ、さらに後には取りつかれたかのようにバナナを食べていた。そして現在、怒濤のようにプリン、である。高級な焼きプリンなどよりは、コンビニでも手軽に買えるお安い「プッチンプリン」が好みだ。これは通常3個一セットで売られている。息子の現在のプリン消費量は一日4個。それも私が死にものぐるいで体を張って止めて、である。止めなきゃ、6個7個は軽いようだ。おじゃる丸だってそんなに食べていない。スプーンですくって食べるというよりはお皿に口をつけて吸い込んでるような有り様なのだ!その迫力にはオットさえ呆気にとられている。
 オットが今日、実感してくれたのは息子の食べっぷりだけでなく、普通に外出のために連れ歩くことの大変さである。好奇心のアンテナを張り巡らし、ピピっときたら何が何でも執着し、探究しなくては気がすまないものすごさ。理屈を言っても判るものではなく、思い通りにならないと泣き妖怪真っ青のすさまじい雄叫びをあげる。大抵の人から白い目で見られる辛さ、悲しさ。娘の幼稚園でたっぷりその悲哀を経験し、オットは日頃の私の苦労を思いやってくれたようだ。やれやれ、これでちょっとくらい(?)人形にのめりこんだって許してくれるでしょう(←甘い)
 帰宅後、またちょこっと庭仕事。今日はピンクのデージーと淡い朱色のゼラニウム、紫のロベリアの苗を買ってきて植える。暖かい日だったので庭にいるのは苦痛ではなく、子供達はブランコで遊び、オットはつるばら用の茶色いトレリスに白いペンキを塗ってくれた。園芸にはなにか心癒されるものがある。
 早朝、家族が起きだしてくる前に写真を撮って、夕方サイト更新。今日はマテルのミニドールをアップ。誰の為でもない、自分の楽しみのための仕事。これも幸せ。


本日のランチコースの中の一品。美味!
2003年2月8日(土)
 子供美容室にて、息子人生初の本格的なカット。「とっちゃん坊やな髪型は嫌なんです。アメカジ服を着せてるんでそれに合う髪にしてください」と言ってみた。ら、見事に応えてくれた。息子はあっと驚く男前に。なんというか…人間やっぱり髪型って大切だ〜、プロの美容師さんの腕ってさすがだ〜!と夫婦で唸ってしまった。
 またまた二子玉川高島屋に入っている「m.i.x!」で散財。大好きなバンビがお弁当箱シリーズを多発していたのである。娘のために買い漁った。萌え〜。自分の為にもどさくさで一品、ティンカーベルの携帯ストラップ。我が家はオットのおかげで35%オフで購入できるので、ものすごくお得感が高い。
 パスタとピザのお店でランチ。子連れなので特当席を用意してもらって、パスタの大盛りも無料だし、コーヒーも飲み放題だし、なんでも美味しいし、言うこと無しの超お気に入りとなった。何かと言うと通うことになりそう。
 ガーデニングショップで、先週からの約束通り、娘にスミレの花の鉢植えを買う。娘は幼稚園でスミレ組なのだ。今までそれがなんなのか分かっていなかったのだが、それは花の名前でこれがそのスミレだよ、と教えたらとても喜んだ。
 帰りの車中で子供達が眠ってしまったので、オットと気ままにドライブしてみる。数カ月前まで住んでいた所をためしに走ってみたら、大きな空き地がすごくたくさんの宅地として整備され分譲計画地になっていてびっくり。さして便利なところではなかったのだけど、ほんの数カ月でこれほどに町並みが変わるとは思わなかった。
 我が家が住んでいた借家には息子の友達家族が引っ越した。私が苦手だった隣人のことを「なんか不思議な人」と評していて笑えた。その人はお国元の流儀を貫いているだけなのだろうか、単に常識外に生きている人なのか判らない。いつも自分と自分の子供の事を自分でほめちぎっていて、他人のことは口が裂けても褒めない人だ。うちのオットの職業と年収とか知りたがるので、その点だけとっても嫌だった。昔、ある地方に転勤で住んでいた時、派遣社員として仕事にでた初日のお昼休みに、女の子達によってたかって同じ質問をされ閉口したことがある。勤め先を聞くくらいはまあ仕方ない好奇心としても、年収まで聞こうとするのは浅ましいこと、品がないことなのではないか、と思う私がおかしいのだろうか。かつての隣人はその地方あたりの出身。彼女の幼い娘さんいわく、春休みや夏休みは朝御飯とお昼御飯が一緒で、食事はつまり一日二回とのことだった。また同じくその地方出身のある奥さんは朝御飯をつくらず、ご主人にクラッカーをさしだすだけだとご主人は嘆いていた。なんか不思議な土地柄ってあるのね、と私は納得することにした。でも息子の嫁にはいらん!(怒)


めざまし時計。針も水色で可愛い。
2003年2月7日(金)
 お天気がいい、ただそれだけのことが幸せ。子供と気ままにぶらぶら街中を散歩するのが楽しいから。もっとも最近の息子は手に余ることもおおいんだけれど、冬晴れの空が好き。
 アメリカのドールショップで人形を買った、と思う。向こうからお買い上げありがとう、みたいなメールがきたし。でもこちらがEMSで送ってね、送料はいくら?、いつ発送してくれる?と問い合わせたことに関して全然返事をくれないまま1週間経っているので不安〜(><)やっぱり私には英語の取り引きは無理!オットに言ったら叱られるし、黙って気をもんでいる。辛い…。
 オットがかぎりなく脱色した髪になって帰ってきた。彼は顔が小さくて、首が長く、頭の形がとても良いので、短い髪を脱色するのがよく似合う。春、息子が入園したら私も明るめの色に髪を染めてみようかと思う。今までしたことがないので、興味あり。今は色気もなんもない、ただ短いだけの髪型なんだけど、息子が成長してくれたら少しは伸ばしたい気もしている。その前にダイエット…。冬についた肉をごっそり搾り取らねば。夜、ワインを飲むのも太る素な気がする。すごくする。でもこの楽しみをやめるのはいかにも残念だなあ。かくて、主婦雑誌に乗っているやせる体操なるものを、見苦しくドッタンバッタンやる羽目になるのだった。


ちょっとハマっている食玩。
全部で10種類あるのだけど、コンプリートしようかどうしようか。
2003年2月6日(木)
 すっごく久しぶりにe-bayでお人形を落札してしまった。オットに海外取り引きを禁じられて2年。やっと渋々お許しをもらったのだけど、もうイーベイジャパンじゃないので、本当に英語だらけでドキドキ。Paypalも初めて登録したのだけど、本当に冷や汗だった。セラーさんと気持ちよくメールのやり取りをすることはできたけど、本当にうまく取り引き終了できるのだろうか。アメリカ国内にしか商品を送らないということだったので、大変申し訳ないながら、義妹に引受人になってもらう。今月はもうお人形を買うまいと思う。自信はないけど(キッパリ)
 昨日は疲れ果てたので、今日は比較的のんびり過ごした。毎日早寝早起き、ちょっぴり昼寝するのが健康のコツかな。でもこれ、人形者には向かないようで、昨夜も欲しかったお人形服の販売に出遅れてしまひました。かなりがっかり。


我が家のウェルカムプランターその1。
冬はジュリアンという花が好きなので、
色違いを3苗寄せ植えしました。
リスのウォーターポットは子供達のお気に入り。
2003年2月5日(水)
 ここのところ息子の活躍がめざましすぎる。今日は娘の幼稚園の保護者会やバレエレッスンがある日だったけれど、大変な大暴れぶりに私は終始周りの人に謝りっぱなし。普通に連れて歩くだけでも大人しく付いてきてくれないで大変なのだ。なぜだろう、この間までほよ〜っとしたおっとり型だったのに。と悩んでいてふと思い当たった。平均より6ヶ月ほど遅れて反抗期に突入したようだ。攻撃的ではないけれど、へそ曲がりにはなってる。そう思うと面白い。私はくたくたで、そのせいかまた怪我をしてしまった。子供を抱き上げて遊んでいたら勢い余って足を柱に強くぶつけ、ねんざしたようなのだ。一瞬、骨折したかと思う程痛かった…。でも子供達は無傷だから良かった。
 今5才8ヶ月の娘がすごく可愛いことを言ったりしたりするのに、息子に振り回されてゆっくり見つめている暇がないのが残念でたまらない。でも考えてみると、娘が今の息子くらいの頃、娘に振り回されて乳児の息子にゆっくりかまっている暇がなかったのだ。これも順序というものかしらね。
 娘はバレエ教室に111回通っている。おかげで形も様になるようになってきた。でも行く前は面倒がって出かけたくないと言い張る。実は私も出無精なので、午後から夕方にかけての外出はひどく億劫なのだ。しかしながら、バレエを続けることで身につくかな、と期待される姿勢やプロポーションの良さや所作の美しさを諦めることはできない。歯を食いしばって頑張るのみ。結構、根性あるじゃん、私。自分への御褒美にやっぱり人形買っちゃうよ。


可愛い窓辺その2。
娘が並べたお気に入りの雑貨。
2003年2月4日(火)
 「上野介の忠臣蔵」という清水義憲先生の本を読む。吉良側から語る忠臣蔵だ。なるほど、と思う。昔、あの吉良上野介は名君として領民には慕われていたときいたことがあり、ほかにも色々釈然としないことが忠臣蔵にはあったのだが、作者はスマートにつじつまを合わせてくれている。忠臣蔵はあまりにも一方的に語られれすぎた話だと今さらのように気付き、新しい局面に目が開かれる思いがしてそういう意味でも面白かった。浅野側からみても吉良側からみても悪いやつと私が感じるのは将軍綱吉である。とにかく、これは一読の価値ある本で、買って見てよかった。
 最近息子の自我が強くなり、それは成長過程では当たり前の事で一つの進歩なのだが、とにかく連れて歩くと疲れる。彼の命をまもるために必死で手を握ってあるいているのだが、彼は精一杯手をもぎはなそうともがき、歩く方向に逆らうように体を斜に、あるいは力を抜いてぶら下がり、私は力づくでひきずるように歩く。大変力がいる。思い通りにならないとすごい声で絶叫するので、道行く人がふりかえるほどだ。パパ譲りの豊かな声量に感心する、とほほ。そんなこんなで、寒い中身をすくめて疲れきって帰宅すると床暖房が心地よくて、うとうとしてしまった。息子も私に体をぴったり寄せて、丸まって眠ってしまった。寝顔は天使そのもの。娘の存在にも心癒される。たぶん、長い人生の中で幼い子供を育てるのなんて一瞬の出来事にすぎないのだろう。いつかこの瞬間の事をたまらなく懐かしく思うのかもな〜、と予感めいた思いを抱くこともあるのだ。


息子の新しいお弁当グッズ。
明るい空色が気持ちいい。
息子はずっと前から食器類をダンボで固めているのでこのセット発売は嬉しい。
お弁当袋とコップ袋、ランチョンマットもお揃いで購入。
ちなみにやむを得ない時にはクマのプーさんを選ぶ。
2003年2月3日(月)
 オットはのんきに子供達を節分の豆まきをして楽しんだが、私はそれをする気にもならないくらい疲れた。
 道をあるくときに、息子がつないでいる手をふりほどこうとすることとか、ふりほどいたら車道にとびだすこととか(3回ほど恐い経験済み)、ちょっとした買い物でも思い通りに動き回り人に迷惑をかけ、とんでもない大声をだすことで身も縮む思いをすることとか、そういう小さな疲れが蓄積されて大きなストレスになる。自分でこまめに解消して笑い話ですませるように心がけているのだが、今日はちょっと痛かった(-_-#)
いつも11:30に昼食をとる息子にとって、幼児教室の11:20〜12:20という時間は辛いものがある。だから事前にドーナツを2個食べさせ、さらにレッスン終了後には娘を幼稚園に迎えに行くまでの小1時間でハンバーガーなど食べさせるつもりでいた。が、レッスンが13:00すぎにズレこんだ。それでそそくさと娘を迎えに直行することになり、息子が空腹なのはわかりきっていたのだ。その帰り道にスーパーに寄りたがったのは息子である。2人がそれぞれ食玩目当てでお菓子を買い、レジで精算している時に、息子がお気に入りの車タイプのショッピングカートから飛び出した。あっ!と思ったけれどお金のやりとりをしている最中であるし、なんといってもスーパーの中に車もバイクも通らないはずだ。一瞬、やむなく一瞬目を放した。次の瞬間、緊張感がピピピ!と空気を通して伝わってきた。オープンタイプのパン屋さんから発せられた信号で、そこには売り物のパンをむさぼり食らう息子の姿があった…。
パン屋さんは笑って許してくれた。お金を受け取ってもくれなかった。おりしも現場には娘の幼稚園の同級生とそのお母さんが居合わせていた。とっても恥ずかしかったし、身の置きどころがない決まりの悪さを味わったよ…。人形、2体くらい買ってもいいですか?という心境だ。こういう日にはちょっと一人になれる時間が欲しいなあと思う。
帰宅してからも家の中でとは言え息子はさまざまに悪行三昧で、私はがっくりぐったり。1週間が始まったばかりなのに、いいのか、こんなことで。


自宅近くを流れる川でのんびり泳ぐ鴨。
子供達は大喜び。
2003年2月2日(日)
 二子玉川のガーデンアイランドに薔薇の苗を買いに行った。オットの熟考の末、中ぶりの赤い薔薇とピンクのつる薔薇、6鉢の色とりどりのミニ薔薇を持ち帰った。ミニバラの方は、今が盛りと咲き誇っていて、可愛い、綺麗。大きな薔薇の苗がつぼみをつけ、花開くのはいつ頃だろう。何年もかかるのかもしれない。友人は3年前に植えた苗がまだ蕾もつけないと言ってるしね。ネモフィラの苗が欲しかったけれど、まだなかった。来週は息子の髪を切りに高島屋に入っている子供美容室にいくので、また花の苗を買おうと思う。我が家の庭は猫の額ほど。ちまちま花で埋めて行くのがまた楽しい。
 それにしてもデパートは楽しい。オットとは本当によく趣味があう。いいと思うものがいつもぴたりと一致する。今日は息子の入園用にお弁当グッズを買った。息子はソニープラザでビーニーズに一目惚れ。それはピンクのユニコーンなんだけど、放そうとすると絶叫するので、結局お買い上げ。私はマドレーヌという着せ替え人形をまじまじと見ていたら、「そんなものにまで手をださないようにな」とオットに釘を刺された。トボけた顔が可愛いのに…。
帰宅後、オットとガーデニング三昧。薔薇、好き〜♪よくバラ色っていうけれど、それって何色なんだろう?


可愛い窓辺その1。
たわわに実るイチゴ。
2003年2月1日(土)
 息子と娘も食玩にハマっている。息子はトミーのミニミニプラレール。娘は東京ミュウミュウのピンバッジ集め。オットは子供達に甘いので(昔は私に甘かったのに〜)協力的。息子のプラレールがあとひとつでコンプリートというので、今日はムキになってあちこちのコンビニやスーパーをめぐり、捜しまわった。そのついでに私も自分の食玩をゲットできてウハウハである。今日はバービーのガシャポンも届いたし、タイムスリップグリコのくらしシリーズも譲って頂けたし、とても贅沢な気持ちになった。
 ランチは家から徒歩一分の所にある素敵なイタリアンレストランで食べてみる。子供に対しても優しくて親切だし、いいお店だった。引っ越してきて2ヶ月、近場のお店などに少しずつ詳しくなってきて、生活が楽しくなる。
いよいよ庭に薔薇の花を植えようとオットと計画。お隣のお宅も庭にアーチをこしらえて、黄色い薔薇の苗を植えたそうだ。娘が赤い薔薇を欲しがったことがあるので、最初は赤い薔薇かなと思う。明日、近くのガーデニングセンターに行く予定。楽しみ楽しみ♪
 今日は頑張って、お人形2体をアップした。月初めはトップやこの日記、掲示板の背景を変えて気分転換できるから好き。