2004年2月10日(火)
息子、娘を幼稚園に送って行くと9時すぎ。いつもはさっさと帰るのだけど、お友達のお母さんにピンキング鋏を貸してほしいと数日前から頼まれていて、すれ違いでずっと渡し損ねていたのが心残りだったので、その方を待つために、私もしばらく園庭に残ってみる。なるほどなるほど、皆さん談笑していらっしゃる。こうやって親交を深めているんだなあと改めて思う。私がマッサージに行ったり歯医者に行ったり、買い物したり、図書館に行ったり、郵便局や銀行に行ったり、はたまた家に戻って掃除したり、庭仕事したり…という費やし方をもっと「社交」に振り向けるべきなのかもしれない。立ち話しているのもそれなりに楽しかった。意外なお話をきける。たとえば娘のことを好きだと言っていつも遊んでくれる2つ年下のMくんのお母さまは、作曲家だったのだ。お父さまはサキソフォン奏者だと言う。びっくりした。お母さまが有名音大の作曲科出身なのは知っていたのだけど。聞くとやはり音楽が日々の糧になると楽しい、というより苦しい事が多く、育児に十分向き合えない事が、母親としての最大のコンプレックスになっているという。そんなことない、とってもとってもいいお母さまなんだけどな。
趣味として、生涯、音楽を楽しんでいる人が羨ましいとのこと。
たぶん、それは私のオットのような人のことだろうなあ。普通の大学の経済学部で学んで、でもずっと合唱部で歌っていて、結局音楽関係の会社に就職(これは合唱部仲間に今でも羨望されている)。今も男声合唱団に入り、テノールとして週1回は練習に参加している。見かけはブリティッシュロック?って感じでそれも嫌いではないけど、基本はクラシック。
今年、我が家はピアノを買う予定なので、オットも私も数十年ぶりに、子供達と一緒にピアノを始めようと思っている。お友達の小学校1年生の息子さんが、自分の意志でヴァイオリンを習いたいと言い出してがんばっている、というお話にも心が動く。息子の幼稚園では実はソルフェージュ教室にも場を提供しているので、娘を通わせてみたいとも思う。子供達はパパ譲りのいい声と音感、リズム感をしているので、その方面の才能はどうか試してみたいなと思ったり。
そういえばオットと付き合い始めた頃、なんでもないちょっとした音が全部音階に聞こえる、というのでものすごく驚いた。それも自分でうんざりなので、普段はその方面の耳を閉じる事にしているけれど、聞こうと思えばすべての音を言うことができるという。
色んな才能を持った人がいて、デザイナーの方は色を分解して捕らえるそうだ。シアン何%、マゼンダが何%とかいう風に。数学者のお父さまは、息子さんとプラレールで遊んでいる時に、線路のカーブを見て思わず数式が頭に浮かぶ、という。
作曲家の人はふとした瞬間に妙なるメロディが頭に浮かび、我を忘れるという。
すごい。
わたしなんかへ理屈ばっかり考えてるだけなのに。(>_<)
娘の英語教室で先生と面談。英語好きな娘は先生から見て幼児クラスではもうレベルがかなり高く、発音は完璧だという。そうなの、最近話しかけても英語で返事されて、私ついていけませんのよ。ハリー・ポッターのDVDもディズニーアニメのDVDも英語音声で観るというしね。
英語教室はいいけど、算数はさっぱり。3+5は?と聞かれて途方に暮れ、先生の指を借りてまともに数えて答えていた。ひえ〜!そっちの遺伝は私だよぉ、まずい。小学生になると幼児教室では100マス計算をするという。英語教室も一気に宿題が増える。それってつまり親にも一緒にやれっていうことなのだ。…そうか、でもまた勉強するのって楽しいかもしれないな。
夕方、娘が風邪を再発。微熱をだして愚図る。わたしもぐずる。息子が2時間も寝てくれなかったので、このサイトの更新作業がはかどらなかったのだ。
すっかりぷりぷりしていたらオットが、私の永遠のスターさまのライブビデオを持って帰って来てくれた。一気にごきげんです。
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