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2004年9月29日(水) 新しい携帯電話の教育に夢中になる。電話帳の移植にむきになって昨夜はすっかり夜更かししてしまい、眠くて仕方ないのだけれど、朝になるといろんな人に番号変更のメールを打たなくてはならない。案外わたしは携帯電話のメールでたくさんの人とやりとりさせてもらってるんだなあと自分でも意外に思った。 2巡目の冬のソナタのビデオを返しに駅をはさんだ反対側の街に行く途中でも結局3人の知り合いに会い、二人の人にメールが届かなくなったと文句を言われ、謝りながらアドレスを伝える。レンタルビデオ屋に着く頃には義妹とも連絡がついてビデオ店の前のファミレスでお茶することにした。 2歳の甥のアレルギー検査の結果が、アーモンドと卵白に関しては生命の危機が懸念されるほどの強い反応、との予想以上に深刻な結果だったときいて驚いた。叔母としてちゃんときいておいてよかった。一緒に食事を楽しみたいときに間違いを犯さないようにしなくては。 アナフィラキシーショック…食べ物などに寄るアレルギー反応による呼吸困難などの状態を起こした人を一度でも見ると、心から怖くなるものである。私も見たことがあるし、友人も何人かあるという。その経験があると初めての食事の前には確認せずにはいられない。思えば昔はこんなことはなかったと思う。せいぜい卵アレルギーっていうのがあるんだって。へえ。アトピーだってさ。という程度の会話を物珍しくかわしていたくらいだろうか。 乳酸菌にたいするアレルギーは、乳児期に多く、幼児期が進むにつれ改善されることが多い。娘のお友達も小1になった今では普通に給食の牛乳も飲んでいる。甥もきっと大丈夫だと信じる。 午後から雨が降り始め、それがどんどん強くなっていった。神戸の友人からメールが届いて、台風がすごくて会社からも帰宅命令がおりたのでまだ午後2時にもならないけれど帰るとのこと。明日は息子の運動会である。帰り際に先生に「明日は…ないですよね?」とお伺いしたら「いや、あきらめないつもりです」とキッパリ言われた。熱血〜♪(この先生に限っては熱血が好きな私) 冷血な私はすっかり外出がおっくうになり、息子の幼児教室に電話をいれる。が担当の先生がたまたま電話に出られて断りづらくなり、しぶしぶスゴスゴでかける。その後はバスに揺られて隣の街で娘のバレエ教室。かなり激しく降っている雨の中、娘がレッスンをしている間に息子とふたりで買い物をし、Mr.ドーナツでしばし熱いコーヒーを飲む。 バレエレッスン終了後には本格的な大雨となっており、タクシー乗り場は長蛇の列、そしてバスは…40分来なかった…………。 帰宅後の私が機嫌悪かったのは言うまでもなく、そこへのんきに趣味の合唱の練習に参加して帰宅したオットに優しい気持ちには全くなれない。脱ぎっぱなしの服、次から次に,私をあごでこきつかおうとする横柄な態度。あげくにメールで買い忘れたものをコンビニにさっとよって(駅から家までの間にちゃんとコンビニは存在する)買ってきてと頼んだものまで、電車に乗っている間に忘れたと言う。キレました。 明日の息子の運動会に午前中だけ付き添うというのを冷たく拒否。すごくいて欲しい時には大変つまらない理由でおらず(妻子が台風の雨に打たれているであろうことを予測しながらのうのうと歌の練習に参加し、貴重なテノールだともてはやされてはいい気になっていた、ということを思うとどうにも同情の余地がない)別にいなくても大丈夫、っていうかオットがいない方が私もほかの友達と話しやすいのに〜!という時にいてくれるというのが、また許せない。そういうツボのずれたマッサージのような親切はいらないっちゅうの! |
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2004年9月28日(火) 昨日ほどではないけれど,今日もまあまあ涼しい。そうすると本当に体がよく動く気がする。本当に私は熱いのが苦手なんだと今年は思い知った(-_-) 午前中、息子の幼稚園の秋のお祭りの準備でお母さん方で集まる。幼稚園近くの公園の中に町の集会所があり、そこの一室を借り切る。ゲームコーナー担当クラスの中でいくつかのチームに別れて,私が受け持ったのは銀モールで雪の結晶の飾りを作るところ。これが楽しくてハマる。いいなあ,小学校とか幼稚園でこういうちょっとした手作りを教えてもらえる機会があって。役員さんのはからいで手芸好きばかり集めたグループになっていたため、みんな手際が良くてすいすい作業がはかどるからそれだけでもかなり気分が良い。他のチームのお手伝いもして正午に解散。一瞬家に帰って有り合わせのもので昼食を済ませてすぐ,幼稚園にとって返す。息子を迎えて一旦帰宅。ゆっくりお茶を味わう暇はないが、絵の具と泥で朝のパリッとした姿は見る影も無い息子の服を着替えさせることはできる。また外出。娘とそのお友達を拾って英語教室へ送る。またまた一旦帰宅。洗濯物をとりこんでたたんでまたまた娘を迎えに行く。帰る。やっと本日の予定終了。 へとへとに疲れていたらオットが少し悲しいお知らせがあると帰ってきた。あれほど頼んだのに、オットの新しい携帯電話は番号を変えないでは変えなかったらしい。しかし、ヨドバシカメラのポイントをたくさん集めていたので大変安くゲットできたと、なんと私の分まで買ってきていた。悲しいお知らせとは,夫婦で共に携帯電話の番号とメールアドレスが変わってしまうことになり、したがってこれから数日内に電話帳を登録しなおさないといけないし、友人たちなどに連絡してまわる手間がかかる、とのことである。 でも実はうれしい。最新型FOMAの一つ前のタイプでカスタムジャケット交換ができるのだ。つまり携帯電話も着せ替えができるということ。ええ,私,着せ替えられるものは何でもすきみたいです…虫以外なら。 オットには関係ないけれど私的にショックだったことはボークスのお知らせ。新作の中に琥珀というのがあってその名前がショックなのだ。あと1ヶ月くらいで到着するであろうアナイス2には琥珀という名前をつけようと、ドルパの前から決めていたのに…。まあそのままでもいいか。それにしても琥珀と翡翠というお人形はどんなお顔をしているのでしょう。 生産中止になるお人形のラインナップを見てもあせる。買っておきたいものがいくつかある。でもお金がな〜〜〜〜〜い!!! これが一番悲しいお知らせってもんじゃないかしら? |
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2004年9月27日(月) 本当なら運動会の後で代休のはずだったのに…と思いながら息子を幼稚園に連れて行く。空気がひんやりしてとても気持ちいい。生き返ったような気分である。やっとやっと夏が終わったのね!…本当に終わったのかしら?あまりにも苦しめられたので,猜疑心が強くなっている私である。またあの蒸し込むような夏がぶり返してくるかもしれない。いやいやもう10月も目の前なのだし…。 家族がいない午前中の貴重な数時間を、ためこんだアイロンかけで費やしてしまった。それでもあまり汗をかかなくなったのは嬉しい。コーヒーの豆を挽くところまではいけず残念。やっぱりインスタントコーヒーはあった方がいい。美味しいインスタントコーヒー…我が家が気に入っているのはネスカフェのプレジデントさんである。わりとどこにでも売っていて、なおかつ美味しい。ま、基本的には忙しい主婦は、飲めさえすればコーヒーの銘柄なんてどうでもいいわよ!というのが本音ではありますが。 息子の園からお手紙で、運動会は急遽今週の木曜日に行うことになった。心優しい先生方は近隣の小学校の予定を調べ合わせ,協議して、せいいっぱいの気遣いをしてくださったのである。ほとんどのお父さんは来られないでしょうがそれもオーケー。でもね、テレビの週間天気予報だと,木曜日もだめっぽいのですけれど…。 |
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2004年9月26日(日) 暗い空にうなだれる。うなだれながらも一応、早朝に起きてゆっくりコーヒーを飲む。当たり前だけれど豆を挽いて、引き立ての豆で入れたコーヒーはとびきり美味しい。手間をかけただけのことはあるなあと思う。早朝の雨雲とコーヒーはやけによく似合う感じがする。 そう思っていたら電話の音が。連絡網である。「中止です」「でしょうねえ」「ねえ、あはは」「アハハハは,お疲れさまでした〜、じゃあまた明日」 というわけで寝直そうと思うけれど、それももったいないのでPCに向かい、サーバー引っ越し作業をする。あ〜、面倒くさい。 本来ならお弁当になるはずだった品々を朝食に仕立て直してテーブルに並べると、家族がその豪華さをかなり喜ぶので,逆に腐る私。すみませんねえ、いつも質素で! それからオットがどうしてもリビング用の新しいゴミ箱を買いたい,古い、ふたが壊れてはずれた(息子が踏み台代わりに乗って壊した)ゴミ箱をみつめる生活にもう限界を感じるという。見つめ泣きゃあよさそうなものだがそうもいかないらしい。私への気配りはあちこちボロボロぬけおちるくせに、日常生活の家庭内のことは潔癖性を盾にかざして色々と小うるさい。低血圧まるだしですっかり出不精モードになっている私だが、仕方なくなくでかけることにしたのは、オットにはゴミ箱を,息子には新しい水筒を、娘には新しいバレエタイツを、私には新しいスケジュール帳を買う必要性を見いだしたからだった。 雨空の下で似合うもの…それは愛する大澤さんの歌でもある。in-fin-tyという曲が好きで,雨の日には聞きたくなる。首都高を車を走らせながら聞くのは格別の味なので、こういう機会をくれたオットに、まあ感謝することにする。買い物は無事成功。どれも望み通りのものを見つけて満足。 |
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2004年9月25日(土) 早朝に目をさまし、すっきりしない空を見上げながらどうか、どうか今日運動会をしてくれますように、と祈った。しかしながら息子の園は用心深い。おにぎりを握りながら心配していたらやっぱり連絡網がまわってきて中止が決定。が〜っかり。だが、しかし。本当はこれでいいのだと思い直す。娘も息子もオットも、どうにも風邪をまだ引きずっているのは明らかなのが、起きてきて判ったからだ。私だけが元気である。ええ,私が寝込むと悲惨なことになるからね。最近はうまく気分転換もして、あまり落ち込まないようにしているのもいいのかも。気のせいか,お財布の中がいつもスカスカだけれど、多少の買い物依存症で家庭が平和に保たれるならオーケーでしょう(いや、かなり危ないからよくないです。) 娘は本気で具合がよくないので、幼児教室も休ませて家でのんびり過ごす。冬のソナタにますますハマっている娘は,借りてきたビデオに夢中である。やはりヨン様が好きなようだ。私は『スキャンダル』を観て以来、かなり本気でペ・ヨンジュン氏に惚れ込んでいる。そもそもずっとスルーしてきた冬のソナタに関心を持ったのは、テレビで映画「スキャンダル」についてとりあげられていたのを観て,ぱっと見た瞬間の映像、舞台背景や衣装の美しさに魅せられた。何より、主役の男性の顔が良い。それが、どうもひしひしと身辺に迫る巷の流行りもの、冬のソナタのヒーロー、ヨン様だと気付いたのはかなり後である。その後タイムリーに幼稚園のお母様方の熱気に当てられ、おつきあいもあって観てみることになったのだが、なにぶん泣けなかった。私の周りにも数人そういう人がいて皆こっそりとブームの行方を見守っている。夫婦で心を入れ替えて,もう一度観てみようとしているこのドラマ、冷静に観ると突っ込みどころの多さが楽しくもある。それにやっぱり見逃していた小さい演出とか,違う解釈に気付いたりもする。ちなみに、冬ソナで泣かなかった私の周りの人に共通していたのは血液型だった。そう、あの型です…。きっと関係ないんだろう.多分,類は友を呼ぶ、という以外にはね。。。 |
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2004年9月24日(金) オットが休みの平日をいかに有効に使うか,夫婦でさんざん悩んだあげく壁にぶちあたった。なんと運動会をあさってに控えた息子の幼稚園が,本日は午前保育であることをうかつにも失念していたのである。11時お迎えというのはいかにも早い。8時45分の開門と同時に息子を預けてどこへかけつけたところで、おしゃれな町のお店というのはほとんど11時以降回転なのである。いっそ整骨院にマッサージに行ってそのあと安めのコーヒーショップでもお茶でもしようかという思いが心をよぎるが、そんな中年丸出しのコースに甘んじるのは嫌ダ(>_<)考えた末、等々力渓谷をそぞろ歩こうと決めて車を走らせた。と、途中で小雨がぱらつきはじめる。雨の中を渓谷散歩も気がすすまないねえということになり、進路を二子玉川に変更。高島屋が開店するまでのんびり周囲をお散歩。普段、子連れで来てもそそくさと用があるところにしか行けないので、目的も無くただ歩くと言う行為すら贅沢に感じる。息子のお迎えに戻る道を、混雑時で30分と見ても店内にいられるのは30分だけなので、迷わずまっすぐAfternoon Tea Roomにはいり、オットはチャイ、私はパンケーキセットとアールグレイを頼んだ。このパンケーキがおいしくてうっとり。 私は灰色の雲がたれ込める空も嫌いではない。美味しいお茶の味と香り、温度に酔いながらしばし空のグレイを楽しむ。 息子を拾って今度は焼き肉屋さんへ車を走らせる。お肉嫌いの娘がいると普段行けないところである。美味しいお肉に舌鼓を打ちながら家族で満腹になるまで食べる。そのお店のとなりがポルシェの販売店で我が家には珍しく車の鑑賞などもした。走ればいいや、という考えの私と、こだわりはじめるとキリがないからそうこだわらないことに決めているというオットと二人して好きな車はポルシェである。でもあの嫌味さはどうでしょう。まあそこがいいとも思っている訳で、本当に眺めて楽しい車。でも乗り心地が抜群だというのも実感している。昔,友人のお友達の車に同乗させていただいたことがあり、その快適さに唸ったものだ。もうこの車以外は乗れないよ、と言っておられたけれど,今もポルシェにお乗りでしょうかねえ。お、いいな、と思ったのはファミリータイプのカイエン。あの独特の流線型の美しさは,ファミリータイプになってもちゃんと息づいてるのね。実際のところ、車の買い換えを検討する段階にはいりつつ我が家だけれど、いよいよの時はきっと国産車にするでしょう。嫌味が無いやつね(笑)…でも嫌みなほどに美形、っていうのは車に限らず決して嫌いではないのだけれど。 娘を拾って帰宅。家族そろって猛烈な睡魔に襲われる。子供達が急に眠りだしたのに驚いたけれど、どうやら風邪をこじらせてきたみたいだ。特に娘の顔色が悪い。心配なので体操教室は休むことにする。寝る時間がもったいない私は、家族が置きだしてくるまでこつこつとサーバー移転の作業を繰り返して夕方を過ごしました。ああ,早くこれ終わりたい。 |
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2004年9月23日(木) 明日も休みをとっているオットは連休だと浮かれている。彼の場合,浮かれるととにかく家を綺麗にする!と宣言するのが私にはうっとうしくてならない。途中で気付くまで、オットはずっと勘違いしている。家というのは動かないものだと。いいえ,家は生き物です。じっとしていてはくれないのです,特に育ちつつある子供がいるとね。片付ける端から息子がブロックを持ってきて散らかす。娘ははさみとのりとセロハンテープを駆使して色紙などを使って作品をつくりあげる。そのカスが散らばる。どれが娘にとって「作品」でどれが「ゴミ」なのか、正直判別がつかないものが多数あり、それを聞き分けているだけでもとっぷりと時間は立つ。それでオットも辟易しているうちは私も小気味よく見ているのだが、いかんせん彼は炊事など家事を一切しない。しない人というのはそのための段取りが判らず、それがどのような労力の元にこなされているものか理解しない。関知しないことによって気持ちよく責任逃れをし、ふと気付いたように「さあ、そろそろ飯を食おうか」とつぶやくのだ。誘っているような言い方だけれどそれは実質命令である。 彼はなぜ、いつも家が散らかっているのか理解できない。私と言う専業主婦がいればとにかくいつも家は万全にかたづいているはずなのに、と納得していないのだ。自分が身につけているものすべてが、自然に汚れが落ち,しわが伸ばされ,区別されて収納されていると思っている。食料は自然に家の中にあり、常に食べ物が用意されていると思っている。チリも積もらず、床にも壁にもテーブルの上にもエアコンフィルターにも汚れは付かないと信じている。子供は手間をかけること無く自然に小ぎれいな清潔感と知性と教養を身につけた可憐な青少年に育ち、故に私には時間があるはずだと思っているフシがある。 と、このような嫌味を私に言われるまで気付かないところが嫌なのよ、オット。彼が「さあ、この休みのうちに家を綺麗にしよう。俺もいっしょに手伝うからさ、ね?」と明るく爽やかに言い出すたびに私は陰湿に目を光らせる。「わたしがいつもどおり、洗濯して掃除して洗濯物を干して、ご飯を作る支度をして、庭の花に水をやってる間にあなたがそれをやってくれると助かるわ〜」と答える。かくてオットは悲壮感を漂わせながら好きなように片付けをし、1時間後にそれが雲散霧消している事実を嘆くことになる。彼の欠点は記憶力がないことで、反省してもそれが次回に生かされないのだ。おかげで私は同じ嫌味を年に6回はいうことになる。毎日毎日、家を維持することと子育てに尽力しぬいている人間が、休日にまたさらなる深い片付けものをして、本当に幸せな気分になれると思っているのだろうか。面倒くさいので,その点について聞いてみたことが無い。きっと何をどう返事されても私の気にはいらないでしょうしね。 好き放題に子供とオットが蹂躙した家の中がやっと静まった頃、ワインを飲みながら映画を見る。今日はまた韓国映画のビデオを借りてきた。話題のヨン様初主演映画「スキャンダル」である。これが私にはすごくよかった!あのグレン・クローズとジョン・マルコヴィッチの「危険な関係」よりずっとずっとよかった。美しい官能の世界だったわ。まR18指定なので、ご家族ではご覧にならないようにおすすめします。でも人の恋情というものはいい年をした今になってもまだ謎なので、こういう映画も興味深くて。私はやっとふっきれて、ペ・ヨンジュンが好きだとはっきり思えた。 |