大人になってから初めての、本当に最初の１体です。
娘が生まれてドールブックに出会って、自分のためにお人形を一体買おうと決めた時、胸がどきどきしました。
私の頭の中はかつて遊んだレディリカとニューリカちゃんトリオくらいで止まってしまっているのです。
この髪遊びジェニーを見つけてなつかしくてたまらなくなりました。
髪遊び…それは私が一番好きなお人形との遊び方だったのです。

御存じのように、レディリカは大変長くて美しいワンレングスへアのお人形です。
私は彼女が好きで好きで、特にその髪に憧れて、着せ替えをしてはさまざまに髪を結って遊びました。
母から「髪が切れたり、抜けたりするよ」と注意されてもやめられませんでした。
その結果、美しかったレディリカの髪は薄くなり、生え際にはごまかしようのないハゲができてしまったのです。
後悔先立たず、ということわざをその時母に教えられました…

そんな記憶が一気にわーっと蘇ってきて、きっとこのジェニーは思いっきり髪で遊んでも、そう簡単にはハゲないのねっ、と嬉しくなったのです。金髪も珍しかった。私が持っていたお人形は茶色い髪でしたから…。さらに彼女にぴったりのくしと手鏡も、髪飾りもついています。
完全に童心にかえった私は、そう安くもない彼女を第２のお人形人生の最初のパートナーとして選んだのでした。

付属品

今の私なら、このジェニーを買わなかったかも知れません。でも愛おしい、大切な存在です。ずっと大切にしていきたいと思っています。