2000年２月末に、夫の転勤で初めて九州は博多に移り住むことになりました。
引越してきてすぐの３月３日に松屋レディースというデパート限定でこの「博多美人リカちゃん」が売り出されました。
「記念だから買えば？」という夫の優しい申し出を有り難く感じながら、まだ見なれぬ福岡の町中へと彼女を迎えに行き、その夜は娘のお雛様と一緒に写真を撮りました。
というわけで良い思い出の一つとなった大切なリカちゃんです。が、それでもなお不満を感じずにはいられません。
福岡県の県花である梅の模様をあしらった赤い着物、沖縄サミット開催を記念してということなので、サミット参加国の国旗を染め抜いた帯…デザイン的にイマイチなのは理由があるから仕方ないと認められても、素材の安っぽさは堪え難いものがあります。
一万円もするのに！？という思いを感じられた方はたくさんいらっしゃることでしょう。一万円ってすごく重い金額だと思うのですよ。
例えばマテル社のバービーなら、一万円のお人形って衣装から小物からすごいクオリティの高い、素晴らしい製品です。それと比べたらはっきりひけをとります。大変残念です。
これからはよく考えて購入を決めましょう、と私に教えてくれたリカです。
