’04 ドールズパーティ−11限定 アナイス2

数年前から、アナイスに恋をしていました。
2004年8月、もしかして彼女をお迎えできるなら、と
初めてドールズパーティーに足を運びました。
その場では買えなかったけれど予約生産されることになり、早速申し込み。
そして11月、落ち葉が舞い始めた頃,彼女はやってきたのです。

  
箱はシンプルにいつものボークスらしいもの。
貼られた写真を見るだけでときめきます。
そっと開けてみました。
白いドレスとブーツとウィッグが、彼女と一緒におさめられていました。


ドレスにはこんな注意書きまでありました。丁寧で感心しました。

                  

 
けだるげに、麗しい人は立ち上がります…。


その口元の笑みはごく微かなのに、

     まるで淡い色のバラの花が開くように、
不思議に華やいで見えるのです。

 
「私を呼んだのは、あなた?」
もの柔らかに、彼女は問いかけるようです。


言葉もなく、ただ見とれるばかり。


見つめる瞳の色は、なんて懐かしさに満ちた緑なのでしょう。

            
見上げた空から、また視線を落として。
彼女は納得したようです。


自分が選ばれてきた場所を。


そして、出会った意味を。


私はずっと1stアナイスにこだわっていました。
その容姿に固執していました。
だから彼女、アナイス2の登場に素直に歓喜できなかったのです。
瞳の色もウィッグもメイクもデフォルトのドレスも、
1stと変えることなく再販して欲しかった、と不満を感じていました。
でもそれは浅はかだったと、今、悟りました。
このアナイスがとても好きです。

名前は、琥珀。

長い時をかけて、不思議な力で生まれる美しいもの。

(2004.11.10)