ゴシック・ローズ

初めてSDを手にしたのはもう3年もまえのこと。
この薔子ことキラは初代も初代で、まだヘッドにプレートもうめこまれておらず、
ボディも反り返った形です。
スリップも着ていなくて急いでドレスを用意してあげようと焦っていたとき、
オークションにてこのドレスをお譲りいただきました。
当時はまだゴスロリなる言葉が今ほど浸透してなかったと記憶しているのですが、
私が流行に鈍感だっただけかもしれません。
でも薔子を手にした時からイメージはゴシックでしたので、
このドレスは運命的でした。
お値段¥4000せずだったので、それも幸運だったと思います。

 
ドレス、ヘッドドレス、ペティコート、ストッキングの4点セット。


 


私にとってボークスのスーパードルフィーは、見た瞬間から「薔薇」のイメージでした。

 
その完璧な造形、憂いある美しさ。
華やかなたたずまいのすべてが、こんなに美しいのに孤高、という薔薇の花を連想させるのです。

 
優しい眠りに誘う夜の闇と美しく咲く薔薇の花と。
このドレスはそんなイメージが私の中でぴったり重なりました。

 


朝の光を思わせるブロンドの巻き毛のウィッグを合わせて。
大切な薔子には、私が好きなすべてのものをまとわせてあげたい気がするのです。

 


薔子のために…

(2004.11.21)