2003年リカちゃんキャッスルのシオン



2003年の秋だったでしょうか、リカちゃんキャッスルのネット通販で購入したシオンです。


おなじみ、キャッスルのプラケースに入れて送られてきます。
お値段は髪型にどれくらい手間がかかっているかで違うようですが(私の推測)
ストレートヘアのお人形だと5千円前後かな、と。
いかにも熟練の技が必要そうな,美しい巻き毛のお人形はやはり高価です。
着せてこられる服は適当〜、な感じ。
蓋の上にはモデルNo.なるものがありました。

 
前に着物シオンとして出ていた和風シオンが心に残っていて、
ある時から急に,黒髪で姫カットの、
桜の木の下に立たせたいようなシオンが欲しいと思うようになっていました。

まさに,私が思い描いた通りのシオンの登場に、喜んで通販を申し込みました。

 
黒髪って写真に撮るのが難しいです。
白い肌に黒くて長いまっすぐな髪、赤い唇…というのは想像するだに美しいのに、
写真が下手だと,怖い女性に見えてしまいます。
優しく美しく…と祈りながら写真を撮っていると、
彼女が人魚のように見えてきました。
アンデルセンではなく、小川未明の「赤い蝋燭と人魚」のようなイメージ。
momokoから借りた,淡い珊瑚色のニットを裾にあしらった生成りのドレスと
このシオンの持つ雰囲気がそう想わせるようです。

 
この美しい姫カットも、巻き毛ほどではないにしても美しく保つのは大変そうです。

 
ところで、キャッスルが一時しのぎに間に合わせで着せてくれたデフォルトのドレスですが、
今回はまあまあ、と言ったところです。
他のお人形で,イメージに合う着こなしが出来る子がいることでしょう。

靴は好きなタイプだし、このクロスペンダントもいい雰囲気です。

彼女にだって似合わないことはありません。
なんとなく、あっというまに人間界に馴染んだ人魚風…(^_^;)
 
もう蝋燭に辛気くさい絵なんか描かないワ!,なんて言って街に飛び出す若い娘風、というか。
(ああ、未明の童話のイメージが…!)

 
もちろん、アジアンテイストなドレスもお任せ。


オールマイティではなさそうなところが魅力…そんなシオンがいてもいいですよね。

(2005.4.2)